【旅行記】サバティカル英仏ツアー【5日目フランス①】
5日目まで来ました。
かなり来てます。とりあえずまだ書いてます。この調子で最後まで書こう。
張り切っていきましょう。終わらないと次にいけない気がする。
なんかnote公式マガジンというものに初回の記事を入れてもらいました。
よくわからんけどめでたい。愛でてください。僕を。
今回は、モン!サン!ミシェル!これに尽きる。
■未明、駆ける
この日は、旅行会社のプランとは別で、個別のツアーを申し込んでいた。
モンサンミシェルに行くバスツアーである。
https://www.emitravel.net/tour-top/tour-search-list/tour-detail?id=5&basedate=
↑こちらのツアーに申し込みました。
ツアーの集合は朝7時。
厳しい!また早起きや。旅行ぽいけど。
しかもこの日パリの地下鉄は終日工事で運行しない線があり、ホテル最寄りの地下鉄が正にそれで使えないという悲運。
考えまくった僕はレンタルサイクルを使用することに。
すんません。嘘つきました。考えたのはジーニアス同僚です。
6時台のパリは真っ暗で人もほとんどいない。
電動チャリで夜を駆ける。
動いている地下鉄も使って、集合場所に到着するも、まだ明るくならない。
■Dive Sur Mer村
今回のバスツアーは日本人ガイドが率いる日本人対象のツアーなので当然日本人ばかりが集まっている。
久しぶりに日本人が多いと安心する。
多分30人くらい乗る大型バスに10人ほどの参加者が乗り込む。
この辺は日本人というかなんというか、各自2人組で離れて座って、互いに会話はなかった。
ガイドが滑らかにツアーの説明やうんちくなどを話してくれる。
お手製のMAPや、お土産リストなどあって結構ためになる。
(うとうとしながら話を聞いていて、途中聞いてなかった、、)
まずはノルマンディのいなか村によって少し観光させてもらえるようだ。
Dive Sur Mer村というところで30分ほど観光。
え、30分?短くない?というのは思ったし実際短かったけど、小さい村なのでちょっと足りないくらいでちょうどよかったと思う。
この村は港町なのだが、歴史的イベントとかかわりが深い。
それはノルマンコンクエスト。
ノルマンディー公ギョーム2世が、イギリスにわたりイギリスの復活王朝を打ち倒し制服(コンクエスト)した出来事である。
ギョーム2世はへイスティングスの戦いに勝利しウィリアム征服王としてノルマン王朝を築くのだが、当時この村から出港し、戦いに出向いたそうだ。
そんな話を絵で表しているものが村の観光局で見られる、という触れ込みだったのだが閉まっていた。。
また、この村の名所としてノートルダム教会がある。
ノートルダムの名で有名なのはパリにある数年前に火事に遭ったノートルダム大聖堂だろう。
ノートルダムとは直訳で「われらが貴婦人」という意味で、聖母マリアを指す言葉なので、聖母マリアを称える場所に使われる名前なのだ。
大都市にある大聖堂などとくべると質素かもしれないが、素朴な荘厳さがかなり良かった。
■モン!サン!ミシェル!
村をお暇して、またしばらくバスで高速を走る。下道に降りてしばらく行くと遠くにモンサンミシェルが見えるようになる。
ちなみに、このバスの運転が結構荒い。
高速はそんななのだが、下道だとブレーキのかけ方やハンドルの切り方が性急なので、おいたわしや同僚が少し酔っていた。
モンサンミシェルのあたりは、平野が広がっており、建物も少ない。(牧草地なのかな?)
そこに聳えるモンサンミシェル。
かなり目立つ。このアンバランスさ。良いですねえ。
観光バスや自家用車で行けるのはモンサンミシェルの対岸まで。
そこでバスを下ろされる。
なによ、快晴じゃないのよ。
モンサンミシェルまでは歩いても行けるけど、無料のシャトルバスを利用する人が多い。
だんだん近づく巨大な城にすげーすげーと小声が漏れながら、
バスを降りると青い空に映えるモンサンミシェルが迎えてくれる!
こりゃあテンション上がりますわ。
ホグワーツみたい!
バシバシ写真を撮っていく。
■ミッシェルのお膝元へ潜入
モンサンミシェルは中心に修道院があり、その下に城下町のような町が広がっている。この通りがいい感じに狭く、店もいい感じにひしめき合っているのですごく楽しい。修道院以外は入場料などないので気軽にフラッと入れる。
店はレストランか土産物店。まあ観光地ですね。
修道院に入るにはチケットがいるのだが、ツアーの最初に配られているので心配ゴム用。
とりあえず昼過ぎになっているのでまずは腹ごしらえ。
ガイドさんがいくつか紹介していたお店のうちの一つに入る。
Le Tripotというお店。
どの店も繁盛しているが、イートインもテイクアウトもやっているこの店は特に繁盛しているように見える。
タイミングよくテーブルが空いたのでするりと入れたのはラッキーだった。
名物のガレットとオムレツをいただく。
こりゃ美味い。良い感じのランチだ。
小話。
モンサンミシェルがまだ観光地化していなかったころ、プラールさんという人が訪れる人をもてなす宿?レストラン?をはじめ、その時に有名になったのがオムレツなんだそうだ。
モンサンミシェルが有名になるにつれて、プラールさんの店も繁盛し、彼女のホスピタリティに多くの人が感動した。今日のこの場所ではプラールの名前を冠した店が複数あるし、定番お土産も「プラールおばさんのクッキー」なのだそうだ。
1つうんちくを足すと、モンサンミッシェルが有名になるきっかけを作ったのが、あの「レ・ミゼラブル」を書いたヴィクトル・ユゴーなのである。(詳細割愛)
ほかにもムール貝や羊の料理が有名らしいが食べる機会がなかった。
■いよいよ本丸へ
腹も落ち着いたところで、モンサンミシェル修道院へ踏み入れる。
モン・サン・ミシェルの歴史は深く、
(モンが岩山、サンが聖、ミシェルがミカエルのことらしい。)
そもそも信仰の深い岩山?だったのだが、大天使ミカエルのお告げを受けた司教オベールが聖堂を建てたことから始まり、
百年戦争の時代には不落の要塞となり
フランス革命期には監獄として使用されていた。
その後、荒廃していた時期もあるのだが
それを修道院として復活させることを促したのが先述のヴィクトル・ユゴーである。
中はすごく複雑で迷路のよう。一旦外側を登って、中に入って下っていくという大雑把な理解はするけど内部構造が全く分からん状態でフィニッシュ。
日本語のパンフレットもあるし、かなりの情報量が書いてあるので見ながらめぐると楽しい。
情報量の多いパンフレット大好き。
一通りめぐって、外に出ると城壁と広がる地平線のコントラストが美しい。快晴で素晴らしい。
帰りの道で土産を物色したけど、あまりそそられるものがない。
帰りの集合時間が迫っている。
一旦、シャトルバスで対岸に帰り、時間もないがそこにあるスーパー?で酒を買う。
ノルマンディー地方はリンゴが有名なので、リンゴのお酒が何種類かある。
ガイドさんの話では
アルコール5%前後のシードル
蒸留して40%くらいのカルヴァドス(リンゴのブランデー)
カルヴァドスにリンゴ果汁を加えて15%前後にしたポモー
狙いはカルヴァドス。
けど、フランス語で書かれるとマジでわからん。
集合時間も割と迫っている。値段もかなりバラバラ。
ええいままよ!とその中の一つを掴んでレジに並ぶ。
あとからみたらポモーのほうだった。
日本に帰ってから飲んだけど、梅酒のリンゴ版みたいで、水割りやソーダ割がうまい。
無事に買えた酒を抱きしめバスに乗って帰路へ。
サービスエリアに寄ったりして、パリに戻る。
■深夜の帰還ビストロ
高速で事故?渋滞があったので下道を経由したりして
パリに着いたのは23時。
夜飯を食ってなかったので、ガイドさんに勧めてもらったビストロへ。
深夜までやっていて感謝。
ちょっとフランス料理っぽいのをいただく。
ホテル帰ったら日付変わってたけど、滅多にいけないモンサンミシェルに行けてうまい料理食えてめっちゃよかった。
以上!