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競技力向上のためのウェイトトレーニングの考え方

皆さん、こんにちわ。

社会人ラグビーチームと大学野球部1部リーグでコンディショニングコーチをしている寺田です。

今回は久しぶりに書籍の紹介をしたいと思います!

競技力向上のためのウェイトトレーニングの考え方
河森直紀著

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書籍紹介①考え方がポイント

Twitterでの発信も有名な博士号を持ったS&Cコーチである河森さんの新刊である本著。

とても本質的な内容を分かりやすく書かれているものになっています!

タイトルにもありますが、本著のポイントは『考え方』。

ちなみに先日、私がセミナーをさせていただいた時に受講者の方々にお伝えさせて頂いた事もこの『考え方』が大切という部分でした。


インターネットで様々な情報が溢れる今の世の中では色々な『新しいエクササイズ』を見ることがあります。

ただ、それをそのままモノマネすることは全く意味がない事。。。

インターネットでみた新しいエクササイズをどういった意図で、
どのタイミングで、
どれぐらいの量やるのか?
もしくはやらせないのか?

といった考え方がとても大切で、逆にいうとそこで差がつく世の中になっているのです。

書籍紹介②何のためにトレーニングをするのか?

前置きが長くなりましたが、本著で改めて感じたのは

『何の為にトレーニングをするのか?』

というシンプルな事を深堀して、
そこからぶれない様にすることの大切さ。

河森さんは本著の中で最近SNSなどでもよく見かける

競技の動きに負荷をかける(例: 重りを持ってシャドーボクシングなどをする)『誤った競技特異的トレーニング』は何故ダメなのかについて論理的に説明をされているのですが、

『何となく良くない』と思っていたことの『何となく』の部分が読んでいて明確になり、とてもスッキリする感覚がありました。

"練習だけをやるよりもウェイトトレーニングを実施した方が、
より健康的に、
より効率的に、
より高いレベルで、
練習とは異なる形で体力を向上させることができる。"

本質が詰まった秀逸な表現です。

何故そうなのかを詳しく知りたい方は是非、本著を購入して読んでみてください。

身体やトレーニングの専門家でなくても、
例えば技術コーチの方でも選手でも、しっかり読めば理解できるわかりやすい内容になっています。

書籍紹介③新たに得た気づき

他にも本著を読んで今まで選手に伝えられていなかったと感じた事があるのですが、それが

『体力レベルが向上したら、それを使いこなすために練習をしないといけない』

という事。

簡単にいうとトレーニングをして筋力やパワーが上がると出せる力が増えるわけですが、

それは、今までよりも簡単に力が出せる様になったという事です。

そうすると『選手の身体の感覚』というのは当たり前ですが変わりますよね?

・その感覚のずれが起こる可能性がある事。
・それに慣れるまでは技術が落ちる可能性がある事。
・ただ、長期的な視点でみればより大きな力が簡単に出せる様になる事。

などを事前に伝えておかないといけないと

『トレーニングのせいで下手になった』

となり、長期的にみれば有益なトレーニングだとしても継続してくれない可能性があります。。。

私は今まで担当したことは無いのですが、

技術レベルが高く、ウェイトトレーニングをあまりしなくてもトップアスリートとしてやってきた選手程こういう事を事前に伝えておかないといけないのだろうと本著を読んでいて感じました。

他には成長期の子供などにも当てはまることかもしれませんね。

トレーニング云々では無いですが、

成長期の子供の背が短期間で大きくなり、
身体が変わっていっているのにそのスピードに感覚が追い付かず、
動きがぎこちなくなってしまう。
技術レベルが落ちてしまう。

そんなこともあるのだろうなぁと読んでいて感じました。

まとめ

競技力向上のためにはどういった考え方をしてウェイトトレーニングをすれば良いのかがわかる本著。

身体やトレーニングの専門家でなくてもスポーツに関わる方にはオススメの本なのでぜひチェックしてみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

宜しければスキやフォローをお願い致します。

編集後記:

ちなみにこの『編集後記』も河森さんがブログでされているのが良いなぁと思ってマネをしています。カンブリア宮殿も少し入ってますが(笑)
そんな河森さんのブログはこちら。



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寺田京太”Keith(キース)”@スポーツ現場の専門家
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