スパイス料理に合うライスが作りたかった話
ライスが推しです
「スパイスとめし しま香」ではライスを味わっていただきたい。このカレー弁当は、ライスがうまいんです。もちろんカレー自体も副菜もおいしい。ただこのライスは、本当においしいんです。特にカレーや副菜と合わせた時に、すごく美味しくなります。
ジャポニカ米とバスマティライスをブレンド
このライス、ジャポニカ米(いわゆる普通に購入できる日本のお米)とバスマティライスを混ぜてます。バスマティライスは細長いお米で、ジャポニカ米とは香りが全然違います。食べた時の感覚もかなり違います。どちらかだけでももちろんおいしいんですが、ジャポニカ米の甘さもバスマティライスの香りもどちらも欲しくてブレンドすることにしました。バランスは色々試して今の形に落ち着いてます。今後また変わるかもしれません。
そこにアーモンドと昆布が入って
そしてさらに、アーモンドと昆布を炊く前に加えています。バスマティライス独特の香りに、アーモンドの香ばしさ、昆布の旨味と香りが混じり合ってこのライス独自の風味を作り上げてます。試食段階では、このライスだけでもおいしく感じられるレベルを目指しました。ちょっとした水加減の変化でも食べた時の印象が変わるので、少しづつ調整をしながら今のバランスになってます。アーモンドも昆布も水加減も、これからまだまだ洗練する余地があるとは思いますが、現時点でもカレーとの相性はかなりいいと思ってます。
ガス火×鍋で炊いてます
店名に「スパイスとめし」と付けたのは「カレー屋」と言うよりも、「スパイス料理のごはん屋」みたいなイメージががあったからです。カレーに限らず、スパイスのおいしさ、面白さが楽しめる場所にしたくて、そのためのライスってどんなものになるかなと試行錯誤しました。スパイスの奥深さはしれば知るほどその底知れなさを思い知るんですが、このライスはそれを伴走してくれる相手という感じもあります。そのクオリティを保つため、今はガス火と鍋で炊いてます。他にもっとおいしく炊ける方法がないか、さらに試行錯誤は続けていきます。
JR筑前前原駅から徒歩7分ほどのところで営業中
一度食べていただくと、この感じを共感していただけるかもしれません。どうかな…。
ぜひJR筑前前原駅から徒歩7分ほどの「スパイスとめし しま香(こう)」に足をお運びください。その時はぜひ、しま香から徒歩2分の「郷土文具のお店 小富士」、そこから徒歩1分の「アートブックのお店 虚屯出版」にもお立ち寄りください!