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台湾旅行③街ブラの旅

旅先でなんとなくブラブラするのが好き。ある目的地まで行って、そこから適当に足を伸ばしてみたり、思いつくまま歩いてみたり。この街ではどんな人が、何を見て、何を食べて、何を話して、何を問題に感じて、何を楽しんでいるんだろう、と思う。それって、その場所に行かないとわからないというか、行って歩いているとなんか感じることがあるような気になってくる。

台北では目掛けていった飲食店やギャラリー以外にも、そうやって不意に訪れて面白かった場所がいくつかあった。といっても、結果的には有名な場所が多いんだけど。事前情報収集不足で知らなかっただけで。

この記事で特筆したいのは、超高層ビル「台北101」とその周辺とさらにその周辺、さらにその周辺の、あの感じのこと。台北101は2004年に当時世界一高いビルとして建ったらしい(今はドバイのビル)。文字通り101階建、Googleのオフィスも入ってる。その周辺には世界貿易センターとか、三越とか誠品書店とかあってすごく先進的、おしゃれな雰囲気が漂う。あーこれが台湾、台北が目指す未来なんだろうな、と感じた。

一方で台北駅近くの地下街とか、ちょっと外れに行くと狭い道にあらゆる商品が並べられた風景がある。世界でも引けを取らない先進性と、アジア的生活感の密度が濃い要素が、すぐそこで隣り合っているこの感じ、これがまさに台北ってことなんだろう。

だからどうということでもないんだけども、バカでかいGUCCIとかDiorとかがあって、同じ街に1畳くらいの店が延々と並ぶ夜市があって、街としての統一感とかそういう感じじゃないところに熱気というか面白さというか魅力を一番感じた。

食べ物が美味しかっただけではなくて、街のその感じがすごく面白くて、もう一度行ってもう少し掘り下げたいという気持ちが湧いてきた。3日しかいなかったし。そして同時に、台北がそうだとしたら、ここ福岡はどんな街なのか、東京は?ベルリンは?ニューヨークは?…という思いが湧く。台北もまた行きたいけど、他の街の今を見に行きたい。

ちなみに九份もいきました。

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