書籍紹介: 思考の穴
こんにちわ!
社会人ラグビーチームでS&CコーチをしているKeithです。
このnoteでは毎週日曜日に
・スポーツ現場で働きたい学生
・スポーツ現場で働いている専門家
向けに記事を書いていますが、
このnoteでは前提として『自分が書きたい事』を書いています(笑)。
今回は1ヶ月ぶりに書籍の紹介。
思考の穴 わかっていても間違える全人類のための思考法
アン・ウーキョン著 花塚恵 訳
イエール大学の心理学講義
本著は副題にもある様に名門大学であるイエール大学の学生が熱心に受けている『シンキング』という講義を行っているアン・ウーキョン氏が著者。
彼女は心理学の教授で認知心理学について研究をしており、
思わず落ちてしまうバイアス(偏見)という『穴』への対処法を紹介しているのですが、
この『穴』を理解したり、対処できるようになれば物事をありのままに捉えられるようになるので、
論理的思考能力を高められるという事になります。
個人的に『論理的思考能力』というのはスポーツ現場でもビジネスでもとても大切なことだと感じているので、
本著は読んでいてとても面白い本でした。
わかっていても避けられない事への理解と対処
本著は様々な事例を紹介しながら色々なバイアスについて書かれているのですが、
特に印象に残っているのはバイアスとその対処法は
・頭で浮かんだ原因がその結果を引き起こす『十分条件』を満たせば他の原因は除外される (十分条件が分からない方はこちら)
→ 他の可能性を消しているかも知れないと認識しておくと気付ける!
・反芻は問題を有効的に解決するための妨げになる
→ 問題から距離をとって他人の目で観察してみると有効的に考えられる
などでした。
他にも『子供のスポーツ』についての例で
・子供がサッカーや野球が得意で無くても、子供がスポーツ音痴、運動音痴な訳では無い。沢山あるスポーツの種類の中でたった2,3個をやってみただけでスポーツの得意、不得意などは測れない。
という部分は確かにそうだなぁと目から鱗の様な感じでした♪
論理的思考力は必要
本著やイエール大学での講義で高め様としている
『論理的思考力』はビジネスの世界だけで無く、
めちゃくちゃ高くなくても良いからスポーツ現場でも必要な能力。
様々な専門家と一緒に働くスポーツ現場ではお互いの専門領域を完全に理解することは無理でも歩み寄る事は大切です。
そのお互いの理解を助けるのが論理的思考力になると思うのです。
とても簡単な例で言えば、
・リハビリ中の選手が○○をできていないなら、それより強度の高い△△はできない。
・○週間で筋組織は回復するけど、筋力は落ちているのでいきなり走れる様にはならない
などというのはSCコーチやスポーツコーチがアスレティックリハビリテーションを理解していなくても、論理的に考えれば分かりますよね。
そこまで難しい話では無いですが、
とても大切な能力だと個人的には考えています。
まとめ
今回は『思考の穴』という書籍の紹介について書いてきましたが、如何だったでしょうか?
それぞれの章で違うテーマを扱っているので、
自分が読みたい章から読める本著。
とても面白いので、ぜひチェックしてみて下さい❗️
最後まで読んで頂きありがとうございました♪
宜しければスキやフォローをお願い致します🤲
編集後記:
本格的に朝が寒くなってきたので、
皆さま体調にお気をつけください!
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