書籍紹介: エディージョーンズ 異端の指揮官
こんにちわ!
社会人ラグビーチームでS&CコーチをしているKeithです。
このnoteでは毎週日曜日に
・スポーツ現場で働きたい学生
・スポーツ現場で働いている専門家
向けに記事を書いています!
このnoteでは前提として『自分が書きたい事』を書いています(笑)。
今日は書籍の紹介
エディージョーンズ 異端の指揮官
マイク・コールマン 著 髙橋紹子 訳
ラグビー日本代表監督の半生
本著が出版されたのは2019年10月。
その時期はちょうど2019年ワールドカップ日本大会の直前。表紙にある通り、その時エディーさんは『イングランド代表HC (ヘッドコーチ)』でした。
私が本著を購入したのはそこからしばらく経ってからだったのですが、
家では積読状態になっていました。。。
今回、読むきっかけとなったのはエディーさんが『オーストラリア代表HC』としてワールドカップ2023を戦って、その後に『日本代表監督』に就任されたからでした♪
本著はエディーさんの子供の頃の話から始まるのですが、
そこから選手時代、教師、ラグビーコーチとして、
時には周りとぶつかり、挫折と栄光を味わいながらもキャリアを築いていく様子が書かれています。
正直な感想として、子どもの頃の話などは退屈なのでパラパラ飛ばして(笑)読んでいたのですが、
コーチとしてスーパーラグビーチームでどの様に働いていたのか、
オーストラリア代表HCとしてワールドカップで準優勝、
南アフリカ代表のアドバイザーとしてワールドカップで優勝した所などはとても興味深く、
読み終えた今でも『続編が読みたい!』と思ってしまっています♪
というのも、
エディーさんは本著が出版されたあとの2019年ワールドカップでは南アフリカに決勝で負けてイングランドHCとして準優勝(ちなみにオーストラリア代表HCで準優勝だった時に負けた相手はイングランド!)、
紆余曲折を経て2023年の1月にオーストラリア代表HCに就任して2023年のワールドカップを戦い、
オーストラリア代表が初めてグループリーグを突破できず。。。
そして、2023年の12月には日本代表監督に就任しています。
改めて文章にしてみても激動のコーチ人生という感じがしますよね(笑)。
プロフェッショナルとしての生き方と難しさ
私が個人的にとても印象に残っているのが、
一緒に働いたスタッフや選手からのコメントで
如何にエディーさんがハードワークをして、周りにもそれを求めるか、
という部分でした。
これはラグビー界ではよく知られている事ではあるのですが、
改めて本著を読んでいて
・世の中にはこんな人がいるんだな、面白い!
と思う反面、
・ただ、自分は絶対に一緒には働けないな
と思ってしまいました(苦笑)。
これは自分がそこまでハードワークできないだろう。。。
というのも正直な所『ある』のですが、
それ以上に自分とは『価値観が違いすぎる』と感じているからです。
本著の後半にも少し出てきますが、エディーさんの人生の中心にはいつでも『ラグビー(仕事)』があるように感じてしまいます。
そして、周りにもそれを求める。
私の人生の中心にも仕事はありますが、それだけではありません。
そして、多くの選手やスタッフがそうでしょう。
ただ、その仕事に対してプロフェッショナルではある。
プロであるならば必要な事であればやらなければならない。
この折り合いをどうつけるのか?が難しいポイントだなぁと本著を読んでいて感じました。
まとめ
今回は書籍の紹介として
エディージョーンズ 異端の指揮官
の感想をつらつらと書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
ラグビーの歴史が学べたり、
他の国ではどういった状況なのかを知れたり、
ロッカールームではどんな事が起こっているのかを垣間見れる本著。
ラグビーに関わっている方、リーダー職の方は是非チェックしてみて下さい!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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編集後記:
スーパーラグビーチームのクルセイダーズを救世軍と訳したり、
私の元同僚のウィル・ゲニアをジェニアと訳していたのが、
少しだけ残念でした。