身体に関わる専門家に大切な『見る力』
こんにちわ!
社会人ラグビーチームでヘッドS&CコーチをしているKeith(キース)です。
今週で3月も終わりですが、いかがお過ごしでしょうか?
今日は
身体に関わる専門家に大切な『見る力』
というタイトルで記事を書いていきたいと思います♪
正直、かっこわるい話はあまり書きたくは無いのですが、
読んでいただいている方の参考になれば幸いです。
米国で『最もやっておけば良かった事』
私は大学、大学院、マイナーリーグでのインターンで約6年半を(夏休みには帰国していたものの)アメリカで過ごしました。
私が6年半のアメリカ生活を振り返ってみて、
やっておけば良かったと今になって思う事は沢山あります。
解剖学をもっと勉強しておけば良かった。
人体を解剖しながら学べるクラスもあったのに。。
英語をもっと勉強しておけば早く話せる様になっていて色々な事を学べたのに。。。
選手のリハビリで『与えられたプログラムをやらせる』だけで無く、
自分でプログラムの意図をもっと考えたり、質問をすれば良かったなどなど。。。
ただ、その中でも一番は『もっと選手の動きを見るべきだった』という事です。
当時はAT学生として現場にいたので、ケガが起きないかとドキドキしながら練習や試合を見てるだけ。
フィールドで選手達が『どんな動きをしているのか』を意識して見ていなかったんですね。
そこから得られる情報は沢山あるのに。。。
インターンとしてマイナーリーグで働いている時は目の前に若いプロアスリートが沢山いるのに日々の業務でいっぱいになり、
それどころでは無かった。。。
その場にいる事だけで満足していた自分がいました。
それがいかに『もったいない事』だったかという事を最近、改めて感じています。
良い専門家は見てる
私が学んだり、一緒に働いたりした事がある身体に関わる専門家やコーチは例外なく選手をよく見ていますし、動きに違和感があれば気づきます。
例えばアメリカの有名なスピード&アジリティのコーチであるLee Taft氏の講義動画を見ていた時に『凄い!』と思った部分はドリルの内容や考え方だけでなく、
デモで動いているアシスタントの方の『動きのエラー』を見つけて修正する能力でした。
そんなTaft氏は昔は陸上やバスケットのビデオテープを何度、何度も見て動きを研究したとよく話しています。
また、腰痛研究の権威でもあるDr. McGillはシャーロックホームズの元ネタになった医者の話を著書で紹介したりしていますが、
それも患者をしっかり見ているからできる事ですよね。
日常から意識すると習慣になる
では、選手の動きを見れる様になるにはどうすれば良いのでしょうか?
やっぱり初めは『意識して見る事』が大切でしょう。
慣れてくれば勝手に目につくようにもなりますが、
それまでは日常から意識して動きを見る事が大切。
私は電車に乗っている時や駅で階段を上っている時などに周りにバレない様に見ています(笑)。
足首の角度、靴のカカトのすり減り方、膝の位置、お尻の筋肉の付き方、肩の高さ、頭の位置などなど。
見ている場所は色々ありますが、
学生カップルが目の前にいて男子の方が良いお尻をしているとガッカリしてしまうのは内緒です(笑)。
ジロジロ見るのはもちろんダメですが、
頭の中でその時みた身体を動かしてみたり、
同じ様な歩き方をした時にどこが動きにくいのか、
どこを使っているのかを考えてみるのは良い気付きにもなりますね。
まとめ
今回は身体やスポーツに関わる専門家は選手の身体を見る事が大切という事についてつらつら書いてきました。
とてもシンプルで基本的な事ではあるけれど、意外と学校では習わなかったりする事。
もちろん動きを見る事ですべてが分かる訳では無いですが、
選手の動きの違和感を感じられる様になり、それを選手に伝える事ができれば選手も『見てくれている』と感じるでしょうし、そんな専門家なら相談もしやすくなるかも知れませんね。
コミュニケーションテクニックの一つとしても見る事は大切だったりします♪
今まであまり見ていなかったという方はぜひ意識を向けてみてください♪
最後まで読んで頂きありがとうございました!
このnoteでは毎週水曜日に書籍の紹介、日曜日にトレーニングやスポーツ、身体に関わる専門家向けに考え方やトレーニングについての記事を
書いていきたいと思っています♪
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編集後記:
子供達が春休みになり、妻の実家に行ってしまったので寂しいです。。。
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