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【オケ再生の話 5年目】 団名の変更
(4年目からの続き)
オケ再生に向けて、規約を改正し、新たな指揮者とトレーナー陣を迎えるようになったオーケストラ。一気にオケ再生に向けた活動は加速する。
1 演奏会開催スパンの変更
それまで演奏会は、年1回のみ開催だったところ、指導陣が新体制に移行し、新しい先生の要望もあり、年2回に変更。
これにより、演奏会の準備をする係もこれまでの2倍、やらなければならなくなったが、各係ではマニュアルを作成。演奏会ごとにマニュアルに基づき計画し、演奏会終了ごとに活動結果をまとめて、必要に応じてマニュアルを改正する形として、できる限り分担できるようにして、大きな負担なく回せるように工夫。
クラリネットパートは1人団員の出入りがあったものの、4人体制を維持。上半期のシーズンでは、私は前プロの1stになり、メイントップを他のメンバーにも回すことができた。
下半期のシーズンでは、メインがチャイコフスキーの交響曲第5番で、こちらは私がメイントップを担当。
チャイコフスキーは、1年目の本番1週間前に決まった本番代吹きで交響曲4番に載ったものの、そのときはただただこなしただけ。一度、じっくりと取り組んでみたいと思っていたので、その機会を頂けたのは嬉しかった。
2 団名の変更
元々、このオーケストラは某大学のOBオーケストラであり、ずっとその大学名とOBが入った名前を掲げていた。
しかし、その大学とは縁を持たない団員も増えた結果、団員の半数以上が、そこの大学のOBではない、という状況に。
それを見た元々の大学OBの団員たちから、団の現状に合わせて、団名を変更したいという申し出があり、議案として総会に提出され、可決された。
団名について、様々な案が検討され、結果的に、ぱっと見は一般的な名称に見えるものの、実はオーケストラのベースとなった大学の所在地に由来するという、とても良い団名が提案され、臨時総会にて可決。
こうして、オケ再生の取り組みを始めて5年目下半期の定期演奏会は、新しい団名で初の演奏会となったのであった。
(6年目へと続く)