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【クラ吹きの話 第3報】練習環境の確保について

 オーケストラや吹奏楽など、趣味で楽器を続ける上で、個人練習の環境を確保することは大切です。

 個人で楽譜をしっかりとさらっておくことは、楽団の合奏練習でより音楽を楽しめることに繋がりますから、やはり初合わせまでに楽譜はさらい終えておきたいところ。

 ただそのためには、個人練習ができる環境の確保が必要となる訳です。

 そこで今回は、東京在住時と信州移住後、それぞれの私の練習環境の確保について、ご紹介したいと思います。

1. 東京在住時

 東京にいたときは、自宅に防音室を作り付けたという話を、楽器仲間からちらほら聞いたものです。しかし防音室は、結構な費用もかかります。

 そんな中、私は防音室とはまた別のアプローチにより、練習環境を確保していたので、ご紹介します。

 それは………元々、防音性の高いマンションを選ぶこと(^^)/

 私が選んだマンションは、以下の特徴がありました。

  1. 駅の真ん前で電車が頻繁に通る。

  2. 近くに自衛隊の基地があり、ヘリコプターが通る。

 そのため、私が選んだマンションは、鉄骨コンクリート製のしっかりとした構造のところに、通常よりも防音性の高いドアや窓のサッシ。さらに元々、作りの良いことを売りにしたブランドのマンションだったこともあり、内壁や床は、コンクリートの構造体から隙間をあけて設けられており、直接、振動が伝わらない構造となってました。

 そして、これらの構造により、電車の音やヘリコプターの音も、部屋の中ではほとんど聞こえませんでした。

 その結果!部屋の中でクラリネットを吹いても、廊下側もベランダ側も外には音が全く聞こえない!特に防音のための追加投資をすることなく、練習環境を手に入れることができました(^-^)

 部屋に作り付けの防音室と違い、部屋の中のドアや襖は開けっ放しで良いので、音がこもることもなく、快適な練習環境を確保できていました。

 なお、楽器の練習は20:00までというマンションのルールがあり、この範囲内で練習してました。

2. 信州移住後

 11年前に東京から信州へ移住したのですが、東京と比較すると土地があまりにも安いことに目がくらみ(w)、頑張って一軒家を建てました。

 しかし、一軒家になると、一般的にマンションよりも防音性は落ちてしまいます。

 そこで、練習環境の確保に留意した一軒家を建てたので、ご紹介します。

 まず居住地は山の中を選択。隣の家の建物までは、かなりゆとりがあります。

 そして、窓やドアは、全て木製サッシの3重ガラス。壁には分厚い断熱材を入れた超高気密超高断熱構造を取りました。移住先は、かなりの極寒冷地ということもあり、実用も兼ねて。

 これと関連して、全館空調としたことで、室温を保つため部屋の間のドアや襖を閉める必要は無く、広いまま使えるようにしました。

 そして練習に使う1Fリビングの天井は、2Fの天井まで続く斜天井に。これが予想以上に効果的で、広いまま部屋を使っていることと相まって、響きすぎず、かといって響かなすぎず、楽器の練習するにはちょうど良い残響となりました。<おまけで、テレビやオーディオの音も良くなりました。

 その結果、クラリネットを吹いても、外には全く聞こえない家とすることができました。ただ現在、子供たちは20:00就寝のため、練習はそれまでとなりますが。

 一点、予想外だったのが、そもそも音が漏れたとしても、それを聞くような住人自体、周りにいなかったこと(^^;)

 車はたまに通るものの、窓の外を歩く人を目にすることはほとんどなく、歩いている鹿を見る方が多いという土地でした。つまり………鹿のために防音したようなもの?(^^;;;

3. 練習環境の確保で大事なこと

 練習環境を確保する上で大事なことは、なんと言っても家族の理解だと思います。

 特に、私の場合、練習環境を確保していると言っても、家の外に対しては防音が考慮したものの、家の中に対しては全く配慮されていません(^^;)

 演奏活動を継続することも含めて、常に家族の理解と応援が得られるように、普段から良い関係性を保つことが、一番大事ですね(^-^)

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