【練習録音の話 第8報】今後の展望
オーケストラや吹奏楽での練習での録音について、いろいろとご紹介しているこのシリーズも、第8報。今回は、個人的な今後の展望について記します。
1. マイクの更新
現在は、TASCAMのPortacapture X6というポータブルリニアPCMレコーダーを使っています。もちろんマイクは、ポータブルレコーダーに搭載されているものをそのまま使用しています。
このマイクを、外付けマイクにすると、より良い録音ができて………より良い音楽へと繋がるのでしょうか?(^^;)
ただマイクというのも凄い世界で、高いものになると1本50万円とかになり、ステレオ録音のために2本買うと100万円という世界。
そんな中、なんとか頑張れば手の届く範囲ということで、私が気になっているマイクを紹介します。そうは言っても安い買い物ではないので、更新するとしてもだいぶ先の話になると思います。
1.1 audio technica AT4050
比較的安価にも関わらず、定評を得ているというマイクです。
1インチという大口径のデュアルダイアフラム(受音部)を搭載しています。またスイッチにより指向性(音を拾う範囲)を変更することができるので、様々なステレオ録音方式に対応することができます。
1.2 SONY C-100
高域用と低域用の2Wayマイクカプセルを備えたハイレゾ対応マイクです。
こちらもスイッチにより指向性(音を拾う範囲)を変更することができるので、様々なステレオ録音方式に対応することができます。
2. リニアPCMレコーダーの更新
更新したマイクは、現在使っているポータブルリニアPCMレコーダーTASCAM Portacapture X6に接続しても良いのですが、もし仮に他のリニアPCMレコーダーを準備するとしたらという前提で、気になっているリニアPCMレコーダーを紹介します。
2024年8月現在、ポータブルレコーダー/ハンディレコーダーは、既にTASCAMもZOOMも32bitフロート録音に対応した製品が出ているのですが、フィールドレコーダーはTASCAMが未対応で、ZOOMのみ対応となります。
またZOOMはマルチトラックレコーダーも製品としては持っているのですが、ハンディタイプのR4 MultiTrak以外は、32bitフロート録音には未対応。まだまだこれからかもしれません。
2.1 フィールドレコーダー ZOOM F8n Pro
フィールドレコーダーの決定版。32bitフロート録音にも対応。
必要となる機能は全て備えているので、これがあれば不足はないでしょう。ただ………それなりの値段がしますが(^^;)
3. 練習録音を聞いてくれる団員の割合
アマチュアのオーケストラや吹奏楽団へ参加している理由や動機は人それぞれ。もちろん、楽団としての目的やレベルもそれぞれです。
そんな中、私はどのような楽団、メンバーであったとしても、その楽団なりの良い音楽を目指せれば良いなと考えています。
一方、(求められてもいないのに)無理矢理、そっちの方向に持って行くのは、あまりスマートではないとも思っていて、それこそ練習録音とその共有化などを通して、楽団のメンバー内に、良い音楽を目指そうという流れが自然と醸成されれば良いと思っています。
そしてこれまで複数の楽団に関わらせて頂いた経験から「練習録音を聞いてくれる団員の割合」と「良い音楽」とは、(因果関係ではなく)相関関係があると感じています。
つまり「練習録音を聞いてくれる団員の割合」が多い楽団は、音楽に対する意識も高く「良い音楽」を目指す団員も多いものかと。言わば「練習録音を聞いてくれる団員の割合」は、「良い音楽」に対するバロメータのひとつとも捉えることができるかと(^-^)
なお、録音録画に関して、私はプロでもなく、また専門的な教育を受けた訳でもないので、もし、間違った解釈をしているところとか、なにかお気付きの点があったら、遠慮なくご指摘下さい(^-^)
また少しでも興味を持って頂きましたら、スキやコメントを頂けると嬉しいです(^O^)