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Paddington in Peru /映画パディントン3
映画パディントンのシリーズ3作目が、11月8日からイギリスとアイルランドで上映されています。年明け1月には北米で公開。
日本では来年の春頃の予定だそうです。
インスタグラムでいくつかイギリスの記事をシェアしたのですが、こちらnoteでまとめました。
1.🐻まずはこちらキャスティングについて
3作目のパディントン・イン・ペルーでは、過去2作でメアリー・ブラウン(ブラウン夫人)役を演じたサリー・ホーキンスさんが、3作目ではこの役を再演しないと決めたため、ロンドン出身の俳優・脚本家のエミリー・モーティマーさんがこの役を引き継ぎました。
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HUFFPOSTの記事によると、この役を引き受ける前はインポスター症候群に悩まされていて、ブラウン夫人を演じることに不安を感じていたことを明かしています。
「(前2作品の)サリーが披露した最高のパフォーマンスを真似することは期待できないので、偽物のように感じてしまうのではないかと心配でした。」とエミリーさんは語る。
復帰しないと決めたサリーさんは、「私にとっては、今が他の人に指揮権を渡すのに適切な時期だと感じました。(次の)エミリーほど素晴らしい人はいません。彼女は並外れて特別な存在です。」と話していました。
そして、役を引き継いだエミリーさんは、自分らしく演じてそれが半分でも良いものになることを願い、撮影現場では最高に優しくて思いやりがあって、愛らしいセットで
「パディントンの精神には、すべてをうまくやってくれる何かがあると思います。」と、意気込みを語っています。
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ちなみに、エミリー・モーティマーさんは、『ハウルの動く城』の英語吹き替えで、ヒロインのソフィーを演じているんですね。原作はご存じ倍賞千恵子さん。
2.🐻次は短い記事
新作のパディントン3に故エリザベス女王が写真でカメオ出演するという記事でした。
「王室の同意と合意を得て」実現したんだそうです。
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3.🐻次も面白い記事でした
シリーズ3作目となる最新作は、パディントンがルーシーおばさんを訪ねて故国ペルーを旅するというストーリー。
移民(元々は不法入国)であるパディントン・ブラウンが、ペルーを訪問するためにパスポートを取得します。
そこで、共同プロデューサーが、実際に英国内務省に手紙を書いて「パスポートのレプリカをもらえないか?」と尋ねたところ、内務省はパディントンに正式なパスポートを発給してくれたというユーモア😄
☝︎こちらはパディントンのインスタグラムから。ルーシーおばさん🐻(これは1作目のシーンかな?)
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パディントン駅でブラウン夫妻が、はじめてパデイントンに出会った時に、首からかけていた札。🏷️『このクマをよろしくお願いします。』と書かれていて、ここから物語は始まります。
🐻🧳
パディントンは原作者のマイケル・ボンドが子供だった第二次世界大戦の頃、イギリスに疎開してきた子どもたちが名札を首からぶら下げて、スーツケースを持ってたたずんでいる姿をニュース映像で見た時に、難民の子供たちの窮状に触発されて1958年に創作されました。
4.🐻シリーズ3作目は監督が代わったというBBCの記事。最高傑作だった2を超えれるのか?
監督は1作2作のポール・キングさんから代わって、3作目はダガル・ウィルソンさんが長編映画監督デビューします。(※Wikipediaがまだ英語版しかなかったです)
ただ、シリーズ2が最高の作品となっていてその壁は高いんじゃないか?と一部で言われているそうです。
例えば、シリーズ1は、移民を差別するレイシストに対して、ユーモアで痛烈に批判しました。不法移民のクマを受け入れて歓迎するブラウン一家を善良な市民として描き、一方懐疑的で外国人嫌いである隣人のカリー氏は紛れもない悪役である。といった感じの内容でした。(この映画に対してイギリスの極右政党が怒って酷評してました😓)
そしてその2017年の2作目はさらに過激で、当時のトランプ大統領の初当選を受けて、厳しい反移民感情が特徴づけられた時期でしたが、クマのパディントンは多文化主義と移民の擁護を主張し続けました。さらに、刑事司法制度がいかにマイノリティに対して偏見を持っているかを強調し、刑務所改革を強く主張した映画となっていました。(パディントンの囚人服可愛かったですよね☺️)
そんなシリーズ2はイギリスの映画レビューサイトRetten Tomatoesで、常に映画史の最高傑作として称賛されているあの『市民ケーン』よりも好意的なレビューを獲得し、2021年にベスト・ムービーに輝きました✨
もちろんシリーズは成長していきます。なので物語が進むにつれて、3作目ではバディントンはロンドンにすっかり馴染み、ブラウン一家の一員として描かれるようになり、そのため、移民としての彼の視点は薄れ、より普遍的な物語にシフトしていくのは当然です。
(※ただし現実社会での移民を排除する先進国の動きは、日本も含めどこを見ても深刻化してますよね🙁)
最新作のPaddington in Peruでは故郷のペルーが舞台で、自身のルーツを探る物語になるため、アイデンティティや家族の絆といったテーマになっているんだと思います。
ペルーの引退クマのホームで暮らしているはずのルーシーおばさんが行方不明に。その叔母を探すために、ジャングルの奥地へと向かうストーリーです。
🐻💬もしかしたらと少し想像すると..
例えば実際のペルーでは干ばつ、豪雨、洪水など、多発する自然災害が大きな被害をもたらしていることから、故郷の危機で環境問題について触れたりするのかなあ?とか、ペルーは異文化に対する適応力が高いことも特徴的で、その多様な文化が共存する国を舞台にすることで、パディントンのキャラクター性から、「多様性や共存」といったテーマがあったりしたり?まぁ考えすぎで、そんな内容は無くただのアドベンチャームービーになっているのかもしれないけど...😅
ルーシーおばさんのことが気になって、来年日本での公開が今からめちゃくちゃ楽しみです。(5月頃の予定らしいです)