土木デザイン賞巡り3 ログロード代官山
2016年、土木デザイン賞 優秀商を受賞したログロード代官山へ行ってきた。
ログロード代官山は、全長220mの東急東横線の地下化に伴う線路跡地に商業施設を設置した散策路である。
緩やかな勾配で蛇行しながら渋谷側へ向かう散策路は、かつて線路で分断されていた東西をつないでいて、人々の通り抜けが可能となっている。訪れた際も、幅広い年代の方が利用していた。
5つの商業施設が配置されている。どれも建物外壁のレッドシダー材によりお洒落で、テラスやベンチも多くあり気軽に立ち寄れるような開放感がある。
建物外壁のレッドシダー材、花や緑はこの歩行者空間を彩り、自然を感じる。
かつて線路に使われていたであろう枕木があり、変遷を感じた。
東急東横線の線路地下化により、景観の再構築につながった
内部景観は上記の通り、緑豊かな自然を感じる散策路である。
外部景観は、周りの住宅地との調和というより、線路跡地に形成された特別な空間のように思えた。
あの限られた場所に素晴らしい空間が実現されたことそのものに大きな価値を感じる。