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土木デザイン賞巡り5 大橋ジャンクション

2015年、土木デザイン賞 優秀賞を受賞した大橋ジャンクションに行ってきた。東京都目黒区にある。

大橋ジャンクションは、中央環状線と首都高速3 号渋谷線を高低差約70m を1週400mのループ2週でつなぐジャンクションである。
こういった設計を工学的に理解できるようにならなくてはと思う。(構造力学で学ぶ事項)

大気や騒音等による周辺環境への影響を低減のため、ジャンクションループ部、渋谷線に接続する高架部の一部に覆蓋を設け、外壁にはスリットやテクスチャーを入れることで、巨大感、圧迫感をやわらげ、街並みに馴染むように工夫されている。

首都高と再開発ビル、目黒天空公園が一体となる街づくりが実施され、実現されたと言える。再開発事業によって建設された2棟の再開発ビルには、以前から店舗や郵便局が入居され、スーパーマーケット等もあり、利便性の高い街となった。

目黒天空庭園は、ジャンクション屋上に位置し、ビルからのアクセスもできる。

下の道からは想像もできない、コンクリート構造物上の空間とは思えない自然豊かな、人と生物が共生する場所となっている。
それぞれエリアごとの名前がついている。一部は日本庭園のようなエリアもあった。
歩道も綺麗に整備され、手入れされている様子がわかった。
親子での散歩や児童達の軽いピクニックなど、様々な使い方ヲしていたのが印象的であった。

また、クロスエアタワーの「目黒天空庭園」と接続するフロアには、目黒区の図書館や公共公益施設が集約されている。

コンクリートに囲まれた中央部分の空間は、スポーツが行える場として交流が活性化する広場づくりとして実現した。
私が訪れた際は、少年達がサッカーをやっていた。

天空公園の1番高いところからは首都高、目黒区を見渡すことができる。目黒区の人々の生活と首都高の繋がりをこの天空公園で感じた。(更に景観工学的な話をできるようになりたい)

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