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【読書記録】人生って面白い。『幸せジャンクション』

人生の転機のきっかけってなんでしょうか?進学、就職、引っ越し、起業、など分かりやすい環境の変化もあれば、時に全く知らない人たちとの出会いが思わぬ道を示してくれたりするものです。

今回は『幸せジャンクション──キャンピングカーが運んだ小さな奇跡』を紹介します。

人生の分岐点は、突然やってきた。

訳あり主人公の人生を変えた、三泊四日のキャンピングカーの旅


勤務先の運送会社が突然倒産し、途方に暮れる主人公・浜浦遼二は

社長の計らいで、退職金代わりにキャンピングカーを手に入れる。

そして、不思議な縁に導かれ、キャンピングカーを使った人助けの旅が始まることに。

困難を切り抜けていく浜浦だが、実は過去に秘密を抱えていて……。

Amazonより


全く違う境遇の人たちが1台のキャンピングカー (通称キャンカー)を通して出会い、交流し、目的地で別れる、そんな物語。

キャンピングカーだけに、人生の分かれ道のことを「ジャンクション」という名前にしているのが洒落ていますね。

学校や職場、旅行先など、人との出会い方は千差万別、様々ですが、キャンピングカーを通しての出会いは非常にユニークです。主人公・浜浦が運転するキャンピングカーの中で繰り広げられる会話や、ゆとりある空間を生み出すアメニティたち。

本を読んでいて、頭の中で自分もその中にいるような、そんな錯覚に陥らせてくれる、そんな作品でした。

「人生の岐路」というと大それたものに感じてしまいますが、キャンピングカーというある意味包み込んでくれる存在が、登場人物たちの人生を後押ししてくれるようで頼もしいです。


それでは。



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