遠又 圭佑
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めぐる屋久島めぐる旅とその後
5月中旬、仲間と屋久島に行ってきたのでその振り返り。
屋久島では、水が大地に染み込み、地下から湧き出し、小さな水の流れが何本も生まれ、いずれ川となり、海に注ぐ。そのめぐりを感じることができる。その一連を辿ろう、というのが旅のテーマ。
僕は水が好きで、大地から湧き出ているところを見つけた時のアガる感じも、川の流れを見て心がすすがれる爽やかな感じも、海を見て、包み込まれるような感じも、原風景にある
デザインの会社がなぜ組織学習を扱うのか?
MIMIGURIが運営しているオンラインの学びの場CULTIBASE Labで、6/18(土)、組織学習をテーマにした講座を開催しました。会員の方限定にはなりますが、アーカイブ動画も公開されています。
このnoteでは、「組織が学習するってどういうこと?」「研修と何が違うの?」「なんで、MIMIGURI(デザイン会社)が組織学習を扱うの?」という疑問を持たれた方に、講座の背景をお伝えしていきます
ハイパーコネクティッドな世界で
社会のサステナビリティに多様な立場で関わる仲間と、毎年恒例の清里合宿に行ってきた。今年はオンラインとオフラインのハイブリッド開催。僕は清里現地で参加だったけど、赤ちゃんをあやしたり、子供の受験の送り迎えをしながらのオンラインでの参加の人もいて。お互いへの暖かい配慮に溢れる素敵な時間だった。振り返りのnoteです。
つながるとは、何か?「もっと目の前の世界と、よく繋がれないだろうか?」
仕事で、
アジャイル型チームと進化思考
僕の所属しているMIMIGURIでは、以前から組織のアジャイル化を志向しており、その試行錯誤の一部をCULTIBASE RADIOでもご紹介しています。
アジャイルに関して言えば、恥ずかしながら僕も以前は「ミーティングを定期的に行ってその日/その週に取り組む課題とタスクを決めることで、臨機応変なプロジェクト運営を可能にすること」程度に思っていました。その本質を学んでいくと、手法に踊らされていたこ
ワークショップを活用した変革プロジェクトを設計する際の3つのポイント
都市部の緊急事態宣言の1ヶ月目処の延長が発表されました。今は、医療の第一線に立ち続けられる方に感謝しながら、多くの人が「自粛」など間接的に貢献出来ることに向き合っているのではないでしょうか。
一方、生命に関わる社会的な危機を乗り越えたあとは、これからの社会や自組織のあり方を再構築するタイミングが訪れることを、私たちは震災などから学んできました。
やがて訪れる「次のフェーズ」を構想する一つの技術
「階層型の組織」「偏差値型の教育」一度は中指を立てたことがある人へ
答えがない時代と言われて久しい。
多くの人が、その時代の到来を予感させる自由な働き方や創造的な学びの場を喝采し、その対極にある、画一的な価値観だったり、偏差値型の教育だったり、階層型の組織だったり、年功序列だったりに、中指を立てたことがあるのではないだろうか。
けど、本当に僕たちは「答えのない時代」のことを知っていたのだろうか。
ウィルスが収束の気配を見せず、心と頭に霧がかかったような状況が続
学習設計者という仕事
ワークショップは学習を生み出す技術の一つと位置付けるられるため、設計する際は「何を学ぶ場なのか」を精緻に考える。「学習」の定義については以前書いたが、
ゼロ学習・・全く試行錯誤がない状態
学習I・・・所定の文脈でのみ正しい条件反射の獲得
学習II・・・条件反射を生み出している文脈の深い理解
学習III・・・現在の文脈を捉え直し、新たに文脈を構築する過程
ワークショップはこれまでのやり方では上手
「あなたは何をファシリテートしていますか?」という問いへの暫定解
先日、あるクライアントの方々とファシリテーション研修をご一緒した。
ファシリテーションを学ぶ切り口は様々あり課題に応じてカスタマイズして提供している。この研修では「ファシリテーションのノウハウを学ぶのは勿論重要だが、その前提となる『私たちは何をファシリテートしたいのか』という問いを大事にしませんか?」と最初に呼び掛けた。
ともすると、ファシリテーションは、客観的にクールに場をまとめる役割を担う
「北欧の教育は創造的である」を少し科学する
僕は人並み以上に「学習」という言葉と向き合っているが、ワークショップを通して学習と変化の場に携わる中で「学習とは何か」が分からなくなり、オフィスにある本を読み漁ったり、ボスを捕まえてあれこれ聞いていた。
ある研究者によると、学習は、いくつかの類型に分かれる、という整理がある。
詳しくは割愛するが、「ゼロ学習:全く試行錯誤がない状態」「学習I:所定の文脈でのみ正しい条件反射の獲得」「学習II:条
システムは変えられることを学ぶ
仲間や奥さんが企画したイベントが土曜日にあり、その様子を翌日、朝食を食べながら家で聞いていた。昨年12月、オランダやデンマークの教育現場の視察に行き、そのメンバーが共同で主宰。ツアーの報告が行われた。サイボウズさんの日本橋のオフィスに集まった参加者は200名にも上り、大盛況だったとのこと。
日曜朝の寝ぼけた頭をコーヒーで覚ましながらの理解だが、イベントの中心には「教育は何のために存在するのか?」