はじめに

絵が出来上がる途中の様子(work in progress)に観る思いとは。

絵が出来上がる途中の様子(work in progress)にも、実はたくさんの魅力があふれています。

真っ白な紙に最初の一筆が入り、その筆に含ませていた絵の具の色が紙一面にがサッと拡がる瞬間。
筆を動かすことで絵の具と絵の具が自然に混じりあう結果、生まれる色の絶妙なコントラスト、などなど。

作者の意図の範囲を超えたところで行われるそれらはまさに創造の力や自然の摂理が働いている奇跡的な瞬間は、まさにその瞬間しか見ることが出来ないものです。

または、描いている最中の絵が、まさにそれにならんとするその途中の様子は、まるで絵そのものが生命を宿していくプロセスを目の当たりにしているかのよう、なある種の真実味に迫るなにかを見る者に感じさせるものがあります。

その魅力に触れたときの感動や恍惚感にも似た感情をもしもほかの人とも共有できたら、、。そのような想いで綴っています。

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