見出し画像

#15 歩くこと(動くこと)と健康

はじめに

万歩計って分かりますか?ウエストの部分に付けて一歩ごとに歩数をカウントしていくデバイス・歩数計です。恐らく若い方は知らないのではないかと思いますが…

腰につける万歩計

今ではスマートフォンにも、歩数計の機能がついていますよね。

この歩数と健康は昔から関連付けて語られてきました。1日10,000歩歩いて健康になろう!みたいに。

最近よく言われるのは、この10,000歩は本当に意味のある数字・歩数なのか?という事です。

ハーバード大学のリーバーマン教授が、この一万歩という数字は日本の"万歩計"という商品から来ていると語られています。万歩計を売るのに、10,000歩というのが商品として売るのに聞こえがいいからとの話です。

健康になる為の歩数?

まず、心身の健康を向上させ、病気のリスクを下げ死亡率を下げるのにウォーキングや歩くというのはとてもいい事です。

ただし、健康になるのであれば、いろいろな研究から7,000歩から8,000歩が効果的ではないかとも言われています。

死亡のリスクの低下は、一日7,500歩で最大となり、それ以上では更なるメリットは得られないとも言われ、他の研究でも1日10,000歩以上を歩いたからといって、特別さらに死亡率を下げるわけではないとも言われています。

Better than Nothing!

10,000歩以上歩いても、それ以上の健康的な効果を望めないと言って、何もしないのは大きな間違いです。この座りがちな生活になってしまった今を考えると、何もしないよりかは少しでも動くことは健康にはとても大きなことです!

身体活動の重要さは多くのところで言われており、最低150分/週の中程度の有酸素運動または75分/週の高強度の有酸素運動と、週2回のストレングストレーニング(筋トレ)が必要と言われています。

歩行は人間の身体活動の最も基礎の部分であり、歩くということは多くの健康的な効果があり、色々と研究がされており、それらを見てみると4,000-12,000歩/日とも言われています…

その為、普段から活発に動かない、座っている時間が多い方であれば、少しでも動きましょう!7,000歩と言わず、今の歩数から少しでも多く動きましょう!

歩くことの良さは?

少しからでも動いていきましょうとお伝えしましたが、歩くことにはとてもいい効果があります。十分な歩数を確保することは、いろいろな面で良い効果があります。

心臓血管系の心臓や血管(血液循環)などにも良い効果があり、心臓病などのリスクを低減するとも言われています。

また、身体の代謝という面でも効果的です。血糖のコントロール糖尿病リスクを低減させます。

体を痩せたい、絞りたいという人にとっては一つの方法でもあります。

NEAT(Non-exercise activity thermogenesis(非運動性熱産生))とは、普段の活動によって消費するエネルギー(カロリー)です。

ジムでの運動以外にも活動量を上げるためにも、このように歩くという活動量を上げることは、代謝機能をよくするためにもとても重要です。

ジムで頑張ってトレーニングしているのに、痩せないという人はこのNEATが不足しているのかもしれません。ジムで頑張ってランニング2時間してカロリーを消費したのに、自宅ではソファーでゴロンとして(ジムのトレーニングで疲れたので尚更…)、いつも車で移動して、逆にジム行く前より消費カロリーが減っているなんて事もあります。

体を絞りたい、脂肪を落としたい人は日々の歩数をチェックしてみるのも一つの方法です!

他には?

外を歩くことでにはいろいろな刺激が入ります。

風、音、寒さ・暑さ、匂い、これらは脳にとってはとてもいいことです。また、地面も真っ平らではないので、足の裏の感覚を刺激してくれます。

これらは、脳の健康を保つ上でも重要になってきますし、足裏の感覚の増加などは、転倒予防にも繋がります。

歩くこと・ウォーキングなどを誰かと行うのもとても良いことです。家族友人などなど誰かと一緒に体を動かすことは体の健康にプラスして心の健康にもプラスに働きます!

最後に

是非、少しずつ歩く量を増やしてみてください。歩くことは筋トレや高強度の有酸素運動の代わりにはなりませんが、我々の身体を健康に保つにはとても素晴らしい運動・アクティビティーです。

座りっぱなしの生活からよりアクティブに!人間は動く為にデザインされています。毎日コツコツと継続して動いてください。

もちろん、どこかに痛みや違和感がある場合は、医療機関を受診したり、専門家の指導を受けてください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?