商品が完成!何からやればいい?はじめに取り組むべきWebマーケティング施策
こんにちは!加賀です!
今回は、商品は完成したものの実際どうやって売ってくの?D2C編ということで簡単に解説をしていきたいと思います。
さて、いざ商品が完成しました!パッケージのデザインも可愛い!LPもデザイナーさんと打ち合わせして何とか完成!さあ!何をしますか?
意外とここで迷いがちですよね。そう。着手の優先順位。
広告もやりたい、リアル店舗にも置きたい、口コミも増やしたい、ASPに登録して記事を増やしたい。いろいろやりたいことはあります。
もちろん資金が潤沢にあれば、一気にいろんな施策を並行して進めることができます。しかし商品ができたばかりのフェースでは、そうではない方もおおくいらっしゃると思います。
そこで今回は、実体験も踏まえて着手すべき優先順位を考えていきたいと思います。
集客はトリプルメディアから考える
トリプルメディアとは、数あるマーケティング手段を3つに分類した考え方です。大きく3つに分類してそれぞれの役割や目的を整理することによって、メディア戦略を立てやすくなるメリットがあります。
オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社が所有するメディアです。WebサイトやSNSアカウント、ブログやカタログなど自社が保有するメディアで、自由に発信できるメディアです。
初期の段階では、オウンドメディアの発信をしてもなかなか人に見てもらうことができません。なのでブログやSNSを少し動かして折れる人が多いように思います。笑
アーンドメディア
アーンドメディアとは、生活者やメディア関係者など企業に直接関わりのない第三者が発信する媒体のことを指します。わかりやすいものだと、レビューサイト・口コミサイト・SNS・メディア・ブログなどがありますね!
拡散性が強く認知を一気に広げられる可能性を秘めていますし、第三者のレビューや口コミは信頼性が高いので、上手く利用できれば商品の売れ行きは加速します。
ペイドメディア
ペイドメディアとは広告費用を支払って情報やコンテンツを掲載できるメディアをさします。4マス媒体(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌)からWeb広告、交通広告などセールスプロモーションなど、有料掲載をするメディアです。
かける費用が多くなれば、多くのユーザーに届けることができ認知拡大を促すことができます。
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ここからは、これらの概念を念頭に置きながら着手すべき優先順位について解説したいと思います。
受け皿を整える(オウンドメディア)
受け皿とは、ホームページやLP、SNSアカウントなどのオウンドメディアです。※あえて受け皿と表現しているのはイメージしやすくなるからです。どれだけ広告や口コミで認知が広がっても、この受け皿が弱いとすべての施策効果が弱まってしまうので、まずは受け皿を整えることに注力します。
LPやホームページは問題ないか?
LPやホームページのコンテンツは充実しているか確認しましょう。オンラインのマーケティング施策を行う場合、LPやホームページあるいは自社ECサイトの良し悪しが、成果の大部分を占めます。
など、何度も改善を繰り返して練度を上げていきましょう。ここが弱かったらほんとにCVRが上がらず施策にかけた費用が無駄になります!
商品を検索すると自社サイトor商品情報が出るか
商品を検索した時に、しっかり商品情報が検索画面に出てくるかは、あらかじめ確認しておきましょう。
認知が広がってくると、ネット上で「商品名」を検索する人が増えてきます。そのときに、情報が何もなかったり、他社の商品が出てきたり、悪い口コミが出ている状態では、信頼を失いかねません。
これらの対策をすることで、検索をされてもしっかりと情報が出てくるため、購入を悩んでいる人の背中を後押しすることに繋がります。
SNSで検索してもしっかり情報が出るか
Googleやyahooなどの検索エンジンだけでなく、SNS内での検索結果もカバーしておく必要があります。
検索エンジンでの検索が主流ではありますが、SNSで検索する人も増えているため無視はできないです。SNS上の検索結果を抑えているかどうかは、商品の信頼を高める上でも非常に大切なので、お金を払ってもカバーしておきたい部分です。
お金がかからない方法で認知を広げる(アーンドメディア)
お金をかけたい人は、たくさんかけてもらって構わないのですが、これから売っていく!という人はなるべく節約しながら慎重に資金の配分を行ったほうが賢明です。なので、まずはなるべくお金をかけないで出来ることを積極的に行いましょう。
知り合いに使ってもらう・広めてもらう
車や住宅など高単価な商材以外ではあれば、まずは知り合いに使ってもらったり、広めてもらうなどしましょう。販売当初は、UGC(※)が自然に増えることはほぼありえません。レビューをしてもらえるよう働きかける必要があり、初手はお金もあまりかけたくないので、信頼できる友人や知り合いに商品を試してもらいレビューをしてもらいましょう。
Web上に情報を残す方法を探す
Web上に情報を残す方法はたくさんあります。いきなり大きなお金をかけて口コミサイトや外部メディアに掲載させるのではなく無料でできることから始めましょう。
自社サイトのブログやコラムも基本的には無料ですね。自分でライティングをすればライター費用もかかりません。このnoteも無料で記事を書くことができますね。noteは検索エンジンの検索結果にも出てきてくれるため、やらない手はないでしょう。
PRTIMESを有効に使う
PRTIMESは、プレスリリースの配信ができるサービスです。PRTIMESでプレスリリースを配信することにより、いろんなメディアがその配信を見て、さらに拡散されていきます。(内容によりますが)
商品を開発したばかりの状態は、拡散力や発信力が乏しいです。そんなスタートアップの味方であるPRTIMESは、「スタートアップチャレンジ」というものがあります。
会社設立から2年以内であれば、月1件、累計10件のプレスリリースを無料で配信することができるサービスです。活用しない手はないですよね。
相性が良い媒体で広告を出してみる(ペイドメディア)
相性の良さは、市場分析、顧客分析をしっかり行ったあとに見つけるのが良いでしょう。「女性がターゲットだからInstagram広告でしょう」などと軽いノリで決めるのではなく、しっかり戦略をもって媒体を選びましょう。
広げすぎず、絞りすぎずくらいが良い
ペイドメディアは、探せば無限に選択肢が出てきます。オンラインでもオフラインでも探せば広告はたくさんでてきますよね。あれ全部ペイドメディアだと思ってください。
バスにもあるし、タクシーにもあるし、駅にもあるし、携帯開けば右上に出てくるし、SNS見れば数分に1回は必ず広告見るし、生活のあらゆる部分に潜んでいます。
選択肢が多いため、いろいろ試したくなりますが初手はなるべく広げすぎないことをオススメします。まずは少額から出稿可能で、データをストックできる運用型広告などが良いでしょう。
チームを揃えて検証できる環境を整える
広告を出し始めると、成果の良し悪しが如実に出てきます。そして、結果に対する原因を掴んで「再現性を高める」「スジの良い改善活動を行う」ことが中期的にも大事になります。
しかし「売れる売れない」という結果を構築する変数は、無限にあります。広告配信の時間、ターゲティング、媒体、キャッチコピー、バナーのクリエイティブ、LP、時期、などなどこの他にも、結果に与える要因はたくさんあります。
そのため1人でこれらすべてを検証すると膨大な時間と労力がかかります。そうならないためにも、クリエイティブチーム、広告運用チーム、LPチームなどそれぞれのメンバーを用意するだけでもかなり楽になります。