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14歳からのアンチワーク哲学:なぜ僕らは働きたくないのか? 書評

「勉強は大切」「働くのは当たり前」「お金を稼ぐことは偉い」

知らず知らずのうちに刷り込まれた常識。

しかし、本書では"常識"を鋭く疑い、新しい視点を提供してくれます。

将来に悩む14歳の少年と、労働廃絶を訴える50歳の哲学者による対話形式で、労働の本質や社会の仕組みを改めて考える絶好のきっかけとなる一冊です。

常識を疑い、自分の道を探す
「働くだけの人生に意味はあるのか?」自問自答しながら悩んでいる人は少なくありません。本書の中では、労働を「他者より強制される不愉快な営み」と定義し、働くことが本当に必要なのかを考え直します。

たとえば「みんなで社畜になればいい?」というエピソードでは、過度な自己犠牲や周囲との同調圧力がどれほど個人の幸福感を損ねるかが描かれています。見過ごしていた視点に気づくことで、あなたの働き方や価値観に変化が生まれるはずです。

お金に振り回されない生き方
「お金がないと生きられない」と感じている人も多いです。本書では「お金は暴力に代わる支配ツール」という見解を提示します。

さらに「お金を配れば解決」という章では、ベーシックインカムの可能性について具体的に議論されています。ただお金を配るだけなのではないかという視点から、自分の価値観を優先する生き方を模索できるかもしれないという新しい視点が手に入りました。

学歴の意味を問い直す
驚かされたのは「学歴は金儲けの許可証」というフレーズです。本書は、学歴社会に埋もれてしまった学びの価値を問い直します。社会のためになっているのか、読者にとって新たな視点を与えます。

まとめ
本書を通じて、労働やお金、学歴といった常識がどれほど人生に影響を及ぼしているかに気づくことができます。

常識から解放されることで、自分らしく楽しい人生を歩むきっかけになりますよ。

読後には「自分を起点に変化を起こす」と前向きな気持ちが湧き上がるはずです。

ぜひ手に取り、あなた自身の非常識な選択肢を見つけてください。


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