【緊急】2度目のコロナ融資 銀行は企業のココを見る!
昨日1/7、首都圏の1都3県に緊急事態宣言が出ました。
関西の1府2県も追随し、政府に要求するようで、
来週にも関西にも出そうです。
一方で、やはり経済の冷え込みが心配されます。
経営者の皆様におかれましても、
今後の自社の業績にどう影響するのか注視されていることと存じます。
その中で、
・コロナ禍の長期化で、売上が思うように戻らない
・今後の先行き不透明な中、手元資金を厚くしておきたい
ということで、
「2度目のコロナ融資の依頼」
を検討されている方もおられると思います。
では、
金融機関は、
2度目のコロナ融資の検討の際、
企業のどこを見ているのでしょうか?
本日はその点について解説させていただきます。
今回の記事は、下記より引用しております。
引用元:
・㈱近代セールス社『近代セールス 2021年1月15日号』
・「一般社団法人融資コンサルタント協会」https://fc-a.jp/
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◆過去の視点
①売上高/販管費の状況
・月次の試算表の確認
累計ではなく直近までの月次で必要
BS、PLの両方が必要
・落ち込んだ売上は回復しているのか?
減少した売上は一過性のものか
減少した売上は取引先の売上減少によるものか
減少した売上を改善すべく、新たな取り組みをしているのか
新しい販路、顧客、エリアなど
・経費の見直しを行っているのか?
役員報酬や賞与の引下げ
駐車場の解約
本社や営業所の移転・縮小
交通費の削減
保険料の見直し
交際費の削減
固定資産の売却
保険金の解約
・補助金、助成金などの活用はできているのか?
国の補助金、助成金
その企業の地方自治体独自の補助金、助成金
②資金繰りの状況
・資金繰り表をもとに、最悪の事態を想定してどこまで資金が持つのか?
現預金や売掛債権、棚卸資産が減少していないか
借入金などの負債が増加していないか
預り金が増加していないか(税金や社会保険料の未納が発生していないか)
③初回のコロナ融資の状況
・その際に調達した資金を他の用途で流出させていないか?
(資金使途違反していないか)
・その際に作成した事業計画書の進捗が計画通りに行っているのか?
◆将来の視点
④将来の返済を見据えた利益計画
・据置期間終了後の返済金額を把握しているのか?
・そのための必要利益を把握しているのか?
・そのための必要売上を把握しているのか?
・そのための具体策を計画/実行しているのか?
◆2度目のコロナ融資依頼時
⑤セーフティネット、危機関連保証の枠はどれだけ残っているのか?(民間金融機関の場合)
初回のコロナ融資を借りた金融機関の担当者に確認
⑥資金を何に使うのか?(使用使途)
運転資金(販管費の半年分~1年程度)
⑦ちゃんと返済できるのか(返済可能性)
上記④に同じ
資金繰り表にて確認
◆必要書類
(必須)
・①と③を示すための「月次の試算表」
・⑥と⑦を示すための「融資依頼書」
・②を示すための「資金繰り表」
(あると良い)
・④を示すための「事業計画書」
以上となります。
もちろん他にもあると思いますが、
大事な部分は抑えていると思います。
従って、
2度目のコロナ融資を検討される場合は、
まず、⑤です。
その後に、
月次の試算表を、
税理士さんに依頼し、
①、②、③を確認します。
そして、
④、⑥、⑦の検討に移ってください。
(もしご自身で検討されても分からないという場合には、
専門家に依頼されるのが賢明です。)
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■動画もご覧ください!
「2回目のコロナ融資を受ける方法(1)」 https://youtu.be/RJzIdrN8Z5o
① 2回目のコロナ融資は、1回目に比べて格段にハードルが高くなる!
② 焦って申し込んではだめ!1度融資を申し込んで断られると…
「2回目のコロナ融資を受ける方法(2)」 https://youtu.be/1dCx8X9ELbk
③ 2回目のコロナ融資で、かならず聞かれる2項目とは?
④ 2回目のコロナ融資の際に、準備しておくべき資料とは?
※撮影時期が11月ごろとなり、上記noteの内容と異なることもございます
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