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地方拠点の責任者になった

こんにちは、東原です。
はじめてのnoteですが、自己紹介は別のタイミングにするとして、いきなり本題についてしゃべりたいと思います。いきなりめちゃくちゃニッチなテーマです。

はじめての地方拠点進出って、みなさん悩みますよね。どんなひとに任せたらいいのか、どこにオフィスをかまえるのがいいのか、オフィスの家賃相場ってどれくらいなのか、どんなタイミングに出すべきなのか…。

もちろん会社ごとに価値観はそれぞれなので、0ベースで考えればいいとは思うんですが、僕が地方拠点を立ち上げる際に参考になる情報がインターネットに落ちていなくて苦労したので、「これから地方拠点を立ち上げるぞ!」というひと向けに情報をまとめておきたいと思います。

▼こんなひとのためになりそう
・バーティカルSaaSベンチャーの役員で、はじめての地方拠点を考えている
・今は東京で働いているが、地方拠点へUターン転職したいと考えている
・薬剤師/薬学生で将来資格を活かして一般企業への転職を考えている

①どんなメンバーに任せるべきか

これは完全に自分の場合の話になってしまうんですが、私は2018年7月に入社して2019年2月に大阪オフィスの立上げ1人目として東京オフィスから異動してきました(入社後7か月目)。

仕事のロール文脈で言うと、東京オフィスでの6か月間はカスタマーサクセスとして働いていて、大阪オフィス立上げ後は完全にセールスにピボットした形になります(今は関西エリアのセールス、アライアンス、オフラインマーケ、採用などを担当しています)。

大阪オフィス立上げ前のステータス(2018年7月~)
 仕事のロール:カスタマーサクセス
 担当エリア :全国

大阪オフィス立上げ後のステータス(2019年2月~)
 仕事のロール:セールス、アライアンス、オフラインマーケ、採用
 担当エリア :関西

ここで「なんでそもそも大阪オフィス立上げたんだっけ?」という問いが浮かんでくると思うんですが、ここに弊社らしさが一番出てると思っておりまして、「僕が結婚を機に関西で仕事がしたくなったから」が一番大きな理由です。

で、自分を棚に上げて言うのもあれなんですが、客観的に見てこういう「プライベートな理由で会社に大きな意思決定をさせようとする無礼なメンバー」に大きな仕事を任せるのって個人的にすごくいいと思っています。

ある種の「逃げられない環境」を会社から提供することで、本人も会社にご恩を返すためにがんばるしかないし、それが「成果を出すアクセル」になるんじゃないかなあと思っています(僕が成果を出してるかどうかは置いておいて)。

②場所はどこに出すのがいいのか

これ、ここで大きなことを語れる身分ではないのですが、というのも弊社大阪オフィスはすでに2回の移転(=3拠点)を経験しています。1年以内に3拠点なので、まあまあな数ですね(なんば→北新地→梅田)。

ただ、ここの移転背景にも一貫した戦略があって、2つのポイントを大切にしています。

1.お客様(薬剤師さん)がアクセスしやすいか
2.私が通勤しやすいか
3.ブランディング上、納得感があるか

1.お客様(薬剤師さん)がアクセスしやすいか
これについてですが、弊社は東京でもオフィスでお客様向けのセミナーを月に2回かならず開催しています(※いまは自粛中/オンラインで開催中)。狙いとしては当然サービスの導入につながればいいなと思っているのですが、日常的にもっともっとお客様と交流したいという想いがあります。

オフラインの接点を少しでも多く持ちたいと考えていて、たくさんの薬剤師さんに来ていただくためには駅チカだったり、雨にぬれずにお越しいただける場所かどうか、などは大切な選定ポイントとしていました。

2.私(たち)が通勤しやすいか
今後自分以外のメンバーが増えたときのことも考えたのですが、実際は1人目の自分の通勤しやすさを考慮して、ごりごり仕事に集中できる環境を優先しました。あとは東京から関西エリアに出張に来るメンバーも一定数いるため、メンバーが空き時間に立ち寄って仕事がしやすい場所かどうかも大切にしました。

3.ブランディング上、納得感につながるか
これも結構大切で、当初弊社でも「ひとりだけだし家でよくない?」という意見もありました。
ただ、採用の際に「働くオフィスは、メインの意思決定ポイントにはならないとも最後の決め手になり得る」点や、将来人材紹介会社向けの説明会を実施する際にもエージェント個人への印象を良くするためにも、「オフィスを訪れた際の感動」は譲れないポイントとして重視しました。
薬局業界でも同じで、採用に力を入れていらっしゃる会社ほどオフィスが綺麗で整理整頓されてたりしますよね。

③オフィスの家賃はどう決めればいいのか?

ここまでに挙げた以外にもいくつか選定基準はあったのですが、いくつか実際に見学をし、結論から言うと自分のなかでは「WeWork」一択でした。

とは言えWeWorkの家賃は高いで有名ですし、大阪の一般的なシェアオフィスの3~4倍はします(当時僕が検討したオフィスと比較して)。でも、弊社は上にも書きましたが事業戦略特性と照らし合わせて妥当性がある点と、「東京オフィスの家賃/従業員数(当時)=大阪オフィスひとり分の家賃」という計算がうまくハマったため、無事にWeWorkに入居することが決まりました。

WeWork入居後はセミナーを通じてサービスの契約が決まったり、当時同じWeWorkの拠点(御堂筋フロンティア)で出会ったSmartHRさんと一緒に100名規模の採用イベントを企画したりもしました。

また、最近は薬学生さんを招いて自社サービスのデモを見ていただき、交流するイベントなども実施していて、「WeWorkに入居していて本当によかった」と思っています。

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以上、初回noteでしたが少し力が入ってしまいました。
今後も「SaaSベンチャー×地方拠点」についてのニッチなお話をまとめていきたいと思いますので、ご興味ある方はご覧いただければと。

最後に、KAKEHASHIでは採用活動を行っておりますので、ご興味ある方はぜひ。関西の方は、外出自粛が解禁された日にはぜひWeWorkビールで乾杯しましょうね。では。



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