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初めてパニック症になった日、どんなことが起きていたかの話②


この記事は「初めてパニック症になった日、どんなことが起きていたかの話①」の続きです。


この記事にはパニック症状体験が記載されています。
あくまでも私の場合の症状にはなりますが、パニック症状が
どんな感じであるかをなんとか少しでもお伝えできるように
その時の状態を細かく記しています。

もし私と同じパニック症などお持ちの方など、
記事をお読みになることで体調など崩されるご不安がある場合は、
ぜひご自身のお体を最優先にされ、ご判断の上お願いします



症状は次の段階へ。ネットで調べ、病院(しかし一般の内科)の受診を決心をする。


前日の初めての謎の症状から一夜明け目覚めました。本当に辛かった。一体なんだったんだろう。そう思いながら次の日を過ごしていくことになりました。また昨日のようなことが起きたらどうしよう。

そのころの私の仕事は開始時間は午後2時からよる10時まで。仕事に行くまでの時間はゆっくりできる。友人も起きて帰って行ったと思います。いつまでも考えていても仕方ない、部屋の片づけやシャワーを浴びたり。そんなことをしながら、「やっぱり疲れだったのかな。寝たらなんだかスッキリしたし」。と色々考えながら時間になり車で仕事に向かいました。運転中も何事もなく仕事場につき仕事開始。仕事中は常にPCの前。そんな仕事でした。順調に仕事をこなしていき時間は過ぎていきました。昨日経験した症状など嘘のように元気でした。「やっぱりあいつが言っていた通り疲れ、なのかな」

でもやはり疲弊しているとかそういう自覚は全くなく、なにか嫌なことでもあれば遊んで発散していましたし。ただ当時、過度なダイエットをしていたのを覚えています。昼は食わず夕方はスナック菓子。夜は酒とキムチ、喉渇いて水ぐらい。どんどん痩せて、身長179センチ80キロの体重がみるみる落ちていきました。食う時はバカ食いして、また食わなくなってを繰り返し、体重は20キロ以上減り、57キロまで落ちました。ダイエットは結局自分にとって何かゴールがあったわけではなく、ただ痩せていくことに快感を感じるだけだったかと思います。今思えばとても後悔です。体に良いわけがありません。そして、案の定。。

例の発作のような前兆が来ました。マジでやばい、やばい、そわそわしてきました。大事にしたくなかった私は席を外し、少し空気のいい所にと場所を変えました。幸い前日のような激しい症状までにはなりませんでした。なんとか食い止めたとは思いましたが、やっぱりまた来たか。まずいな。。そこで先ほどのダイエットの話です。その時、「もしかしたら急なダイエットが原因かもしれない。栄養不足なのかも」。そう考えました。普通なら早く気付きそうなことのに。もう遅かったんです。知らないうちに過度な不摂生が自分の体をどんどん壊していったことに気づいてませんでした。

仕事が終わって、夜にラーメン屋に行きました。「もっとしっかり食べて栄養付けないと。食えばあの変な症状も収まるだろう。」そう考えた私はダイエット中はほとんど食べなかったこってりラーメンや餃子、たっぷりの野菜炒め、大好きなものをたくさん食べました。もともと食べるのは大好きで、食べるとなったら結構大食いです。あっというまに完食。店を出ました。昨夜きちんと寝て、翌日の今日、「たしかに兆候はあったが前日のような症状にまではならなかった。今日も寝よう」おそらくそんな風に考えたかと思います。腹いっぱい飯も食べたので眠くなり、その日はもう寝たかと思います。

それからほんの数日間、激しい症状は起きませんでした。「やっぱり栄養不足だったか?」そんな風に安堵していました。食べる量も少しづづ戻し、体重も少しずつ増えていきました。サプリも飲んだりしました。しかし、安心したのもつかの間でした。次に自分を襲った症状は。。

症状も落ち着き、とある日布団に入り眠るときでした。間もなくして急に背骨がすこしぶるぶる震える感じがしました。震えるだけで、何か胸が痛いとか息苦しいとかはありませんでした。風邪で背筋に寒気がするとかではなく、なんというか、背骨の中心がなんだかかぶるぶると痙攣しているような気がしました。それからだんだんと心臓がバクバクしだしたのです。どんどん早くなっていきました。すごい速さでした。びっくりしました。実際に手首で脈を感じ取ろうしましたがよくわからず、もうびっくりするだけで横たわったまま何もできませんでした。手にびっしょりの汗を握りながら。ただ最初に起きた症状とは少し違いました。変な息切れや理由のない恐怖心はなく、最初の症状とは大きく違った感覚でした。その日、次第に症状は落ち着きました。しかし。。

その日からです。毎日ではないのですが、夜寝る時です。心臓がもの凄い速さで動悸を繰り返し、落ち着いて、また別の日にそれが起きる。そんなことが続いていました。そして少し喉のつまり感が出てくるようになりました。とはいっても、喉に食べ物が詰まったという感じではなく、なんというか、ちょうど喉ぼとけのちょっと下あたりを指でツンと常に押されている感じです。胸の激しい鼓動も大きな息切れはなく、本当に動悸なのか?もしくは息切れに気づいてないのか?なんだかよくわからない症状。そしてその症状に続いて次第に、初めて味わったあのやばい発作の前兆を感じる日が少しずつ増えていき、結局また、初日に味わったような状態の寸前になってしまうまでを繰り返すようになってしまったのです。やはりこれが一番辛かったです。これには心が折れていくというより、自分ではどうすることもできない諦めというか苛立ちに近い感覚になっていきました。

やはり病院か。。

自分の中で「もうお医者様に診てもらうしかない」。ようやくそう考えはじめました。病院ってどんな病院に行けばいいんだろうか。風邪以外ほとんど病院にかかった事がなかった私は、とりあえず自分の症状からネットで調べてみることにしました。寝るときの「動悸」「汗」「不安」。あと「栄養の乱れ」「ホルモンのバランス」なども加えて検索してみました。当時どれくらいの検索結果が出てきたかよく覚えていませんが、その中に気になる病名「バセドウ病」とう病名を見つけました。いろいろ読んでみると、自分の症状と重なっていました。バセドウ病は甲状腺やホルモンに関係するそうです。甲状腺は喉の付近にあります。私は、「え?まさか、まさにこれか?」と思いました。まさに動悸、ホルモン、喉のつまり感。ただ、この病気は、特に女性に多いと記載がありました。しかし男性も発症することもあるらしく、この時の自分は、「この病気に間違いない」そう勝手に思い込み、病院を探すことにしました。そして一番近くにある大きな病院の「一般の内科」を受診することにしたのです。


初日の発作にもせまるような症状に加え、
激しい動悸まで感じるようになり、ようやく病院に行く決心をしました。

しかし一部のネットの情報しか見ず、
「バセドウ病」になってしまったと思い込んでしまった私は、内科を受診。

検査を受けることになりましたが、
やはり想像していた結果とはなりませんでした。


けいしし



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