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森おじの大槌移住ライフ【2024年10月活動報告】

あれっ?
もう10月終わった・・・
充実し過ぎていたからなのか、はたまた忙殺されてただ脳が働いていなかっただけなのか分からないが、あっという間に1ヵ月が過ぎ去ってしまった。
『光陰矢の如し』とは正にこのことである。
誰にとっても時間は平等に訪れるが、有意義な時間を過ごせているかどうかは、その人の考え方や行動によって大きく左右される。
その時その瞬間が、自分の人生にとって最大限価値あるものとなるよう、よく考えて有限な時間を使っていきたい。

それでは今からこの記事を読んでいただく方々にとって、この時間が是非とも有意義な時間となることを願って今月の報告をどうぞ。

1.緩衝帯整備事業@大槌町内

10月は大槌町内の様々な場所で緩衝帯整備を行なった。
現場ごとに状況が異なるため、使う道具や重機もその都度適正なものを選定するように心がけている。
今月の町内広報にも、緩衝帯整備により熊出没の頻度が大幅に減少したという記事が掲載されていた。
この取り組みが、人にとっても野生動物にとっても、お互いに安心できる住環境が作ることができていれば幸いなことである。

吉里吉里地区の線路沿いに位置する現場
小屋の上に覆いかぶさるように木が伸びている
高所作業車に乗って少しずつ剪定していく
高所作業車で届かないところは高枝鋸で枝を切る
これがかなりの重労働
吉里吉里保育園近くの現場
草刈り作業の休憩中、鹿の親子が様子を見に来た
大槌学園下の現場
残材の搬出に時間がかかる現場のため、チッパー(木材を粉砕する機械)を使って処理することになった
威力は抜群だが巻き込まれないよう細心の注意が必要

2.吉里吉里地区運動会@吉里吉里小学校

10/6は去年に引き続き、吉里吉里地区の運動会に夫婦で参加させていただいた。
この運動会では、各地区の住民が4つの自治会に別れて競うものとなっている。
去年は私たちが属する「越郷会」は惜しくも3位という結果だったが、今年は去年の雪辱を晴らすべく一致団結して各競技に臨んだ。
その結果、見事17年ぶりの優勝を飾ることができた。
自治会長にも喜んでいただき、とても誇らしかった。
そして何より、町内の人々みんなでこのイベントを盛り上げることで、良い交流が生まれていることがとても嬉しかった。
来年も優勝を目指して、必ず出場しようと思う。

妻に運ばれる夫
夫婦二人三脚
懸命に走り切った
優勝トロフィーが燦然と輝いている

3.薪まつり@吉里吉里国

10/12.13は「第12回薪まつり」の運営スタッフとして参加させていただいた。
この催しは、事前準備のほか、当日お手伝いいただいたスタッフの方々、来場者の方々の温かいご支援のおかげで成り立っている。
みんなが何かしらの役割をもって参加しているため、全員が主役であり応援者となり得る。
それ故に、参加者は例外なくこのイベントに対する愛着が深いと感じる。
このイベントが、今後も吉里吉里という土地にいつまでも根付いていってくれることを願う。

1日目のツリークライミングはほとんど予約に空きが無いほど人気だった
満面の笑みをお届けできないのは残念だが、親子でとても楽しそうにツリークライミングをされていた
2日目に私が担当したのは、「丸太で遊ぼう」ブース
丸太を輪切りにしたものをただ並べただけなのだが、子どもたちは延々その上を飛び跳ねて遊んでいた
丸太を積み重ねただけのシーソー
お金をかけなくても十分楽しい遊具は作れる
子供の興味は大人の予想を軽く超えてくることがよくある
この子はひたすら丸太を木鎚で叩いて遊んでいた
叩く場所によって音が違うのが面白かったらしい
長年連れ添ったご夫婦にも、童心に戻ってシーソーで遊んでいただいた
とても良い笑顔だった
毎年来てくれるお馬さん
今年もありがとう
来年もよろしく

4.産業祭り@海づくり記念公園

10/14は海づくり記念公園で開催された産業祭りに商工会青年部として出店させていただいた。
メニューは鹿挽肉焼きそば、焼き鳥、ラムネ、ビールなどを販売した。
売り子の声掛けの成果もあってか、想像以上の売り上げを上げることができた。
また、地域おこし協力隊として3年目にして改めて実感したのは、とても多くの顔見知りができていたことだった。
出店ブースに来ていただいた多くのお客様が「この前はどうもね」とか「いつも頑張ってるね」とお声をかけてくださり、とてもありがたい気持ちになった。
今後も自分にできることから、地道に地域活動に参加していこうと思った。

鉄板の焼き鳥
いつも気持ちよく受け入れてくれる青年部の仲間たち
これからもよろしくお願いします

5.ツリークライミング体験@旧考古園

10/15.16は2日続けて、地域の子どもたちに向けてツリークライミング体験を開催した。
ツリークライミングの受け入れをすると毎回感じるのは、木に登っている時の子どもたちは本当に生き生きとした表情をするということだ。
普段は引っ込み思案でおとなしい子でも、木に登り始めると急に目の色が変わるのはとても興味深いと同時に、自然の偉大さを感じさせられる瞬間でもある。
私たち人間は非常に複雑な進化を遂げてきた生き物ではあるけれども、やはり自然と共に生きてきた記憶はDNAのどこかに刻み込まれているのかもしれない。

みんなで輪になって木にまつわるお話や登る前の準備体操をした
子どもたちの方が体が軽いからなのか、コツを掴むとみんなスイスイと登っていく

6.薪作り@吉里吉里国

10/18.29は毎年恒例の薪作りを行なった。
寒くなり始め、そろそろ薪の注文が入るだろうということで、杉、広葉樹、杉の細割の在庫を準備している。
去年は暖冬のせいもあり、薪の出荷数は非常に少なかったのだが、今年はどうなることだろうと今から気を病む日が続いている。
最近のニュースでもあったが、世界的に温暖化が進んでおり、世界平均気温は上がり続けているという現状にある。
温暖化が進む要因や説は様々だが、少なくとも人間が地球環境に及ぼす影響が主な要因の一つであることは間違い無いだろう。
ツリークライミングジャパン代表のジョン・ギャスライト氏が提唱しているように、我々人間は『地球を大きな貯金箱』として認識しなければならない。
過去に蓄積したものを消費してばかりでは、いつか限界が来るのは誰が考えても明白な事実なのだ。

7.テントサウナイベント@花ホテルはまぎく

10/19は「2024いわて秋旅キャンペーン」の特別企画として開催しているテントサウナイベントの第1回目の受け入れを行った。
開催期間は10/19〜12/21までの毎週土曜日に、花ホテルはまぎくさんの敷地の一角をお借りしてやっている。
新しいサウナテントの他、丸太で作ったテーブルや保管用の倉庫など新しい備品も少しずつ揃えながら、徐々にではあるが受け入れ態勢を拡充していっている。
町外に限らず町内の人たちにも、ぜひこの機会に豊かな自然の中でやるテントサウナの魅力を味わっていただきたい。
お問い合わせ、ご予約は下記のホームページにて。

1組5名まで
1日3組、最大15名まで受け入れが可能になった
海岸沿いのバーカウンターっぽくしてみた
サウナ中はアルコールを飲むことはできないが、ノンアルカクテルなんかは提供してみても良いかもしれない
今後の展望として、テントサウナ婚活とかのイベントを開催してみても面白いかも

8.ミニ四駆イベント@シーサイドタウンマスト

10/20は大槌町コンテンツビジネス戦略事業部会、通称「シン・コンビジ会」のサポーターとしてシーサイドタウンマスト主催のミニ四駆イベントに参加した。
ミニ四駆を知らない人はあまりいないと思っているが、念のため知らないという人のために少しだけ説明を入れておこうと思う。

ミニ四駆は、タミヤが発売している小型の動力付き自動車模型である。小型電動機(モーター)を搭載した四輪駆動の模型で、単3型乾電池2本を動力源として走行する。2度のブームにより日本で一番売れた自動車模型のシリーズである。発売30周年を迎えた2012年(平成24年)時点で、累計約420種以上の車種を発売し、販売台数は1億7000万台。

引用:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ミニ四駆  

今回ここまで大規模なイベントとして開催できたのは、大手家電量販店であるコジマさんのご助力があったことと、そもそもプラモデルメーカーTAMIYAさんと大槌町の関係性が深いことに由来している。
というのは、私もコンビジ会に所属してから知ったのだが、あの有名なミニ四駆漫画『爆走兄弟レッツ&ゴー』の作者「こしたてつひろ」さんの出身地が大槌町吉里吉里で、大槌町はある意味ミニ四駆の聖地だと言えるのである。
そういう意味でも、町おこし資源として非常に有用なコンテンツになり得ると思っている。
今後も子どもに限らず、大人も楽しめる大槌町の名物イベントとなっていくように、継続開催を目指して体制を整えていきたい。

シーサイドタウンマスト1階のセンターコートにミニ四駆コースを設置して開催した
マストカップの大会用コースは優勝候補の参加者も次々とコースアウトするほどのテクニカルコースだった
私もサポーター兼参加者としてレースに出場させていただいた
知り合いの方曰く、「子供よりも良い笑顔で楽しんでいたよ」とのことだった
自分で苦労して組んだマシンはなぜかとてもカッコよく見える

9.いす-1GP in大槌@大槌駅前

10/27は商工会青年部主催の『いす-1GP in大槌』に運営スタッフ兼競技者として参加した。
いす-1GPを知らないという人は一定数いそうなので補足を少しだけ入れておく。

いす-1GP とは ・・・
日本事務いすレース協会( JORA )が監修する、 2 時間の間に事務いすを使ってコースを何周走れるかを競う耐久レース。
誕生は 2010 年京都府京田辺市のキララ商店街で、現在では日本国内 20 か所以上で開催され、海外 SNS メディアをはじめ 、世界が注目する大会となっている。
一度見たら忘れる事ができないインパクトのある光景が見所。

引用:https://isu1gp.com/index.html

大槌町でのいす-1GP開催は2回目で、去年に引き続きイベントの2ヶ月ほど前から準備を進めた。今回も有難いことに、町内外から多くの協賛をいただき開催にこぎつけることができた。
参加者は町内外から全17チームのエントリーがあり、最も遠方からの参加者は九州の大分県からお越しいただいた。
かくいう我々商工会青年部からも『椅子人間』というチーム名で参加した。(純文学に詳しい人には元ネタがわかるかも)
私は今年が初参加だったので、正直このレースがどれほど過酷なものか知らないということもあり甘くみていたが、ゆるい雰囲気のポスターとは相反して、今までの人生で経験した体験の中でもトップクラスにハードなものだったと思う。
それでも、仲間と協力して走り切った後の達成感や爽快感はなかなか経験できない体験だった。
お祭りやイベントは、自分が参加者になって初めてその本当の楽しさや奥深さというものがわかってくると思う。
まだこういった催し物に参加したことがないという人がいれば、是非勇気を出して一歩踏み込んでみてほしい。

今年も大槌駅前で熱い戦いが繰り広げられた
大漁旗が風にはためいている
大槌町の魅力をこれでもかと盛り込んだ
大会の宣誓を仰せつかった
緊張したが、貴重な経験になった
私とは打って変わって笑顔で出走していく同僚
やはり若さとは素晴らしい
アラフォーのおじさんにはキツかった
終盤は両脚が攣った状態で走っていた
なんとか最後まで走り切った
応援してくれた方々も、チームのみんなもありがとう
この笑顔が楽しかったことの証
言葉はいらないだろう

10.浜っこ交流会木工体験@大槌学園

10/30は大槌学園にて木工体験学習を行なった。
木を輪切りにしたものや松ぼっくりなどを自由に組み合わせて、生徒たちの創造性にまかせて自由に製作してもらった。
出来上がったものを観察していて興味深かったのは、男の子は立体的な造形になる傾向が多いのに対して、女の子は平面に絵を描いたり色にこだわったものが多い作品が多かったことである。
性別によってこのような傾向が現れるというのは面白い発見だったと思う。
生徒たちが目をキラキラさせながら一心不乱に創作に取り組む姿をみて、この体験会を続けることの重要性を実感した。

部材を選ぶ時もそれぞれの感性が現れる
子どもたちの想像力にはいつも感心させられる
自分では思いつかないような部材の使い方をみると発見が多い
ハロウィンが近いということもあり、お化けみたいな作品もあった
とてもよくできている

11.個人的活動(生き物図鑑編)

最後は恒例となっている生き物たちの紹介をして今月の報告を終えようと思う。
後ろにいくにつれて虫などが増えてくるので、苦手な方は2枚目の写真ぐらいでご退出願いたい。
それでは、また来月の報告をお楽しみに。
グッドバイ👋

ガマ レア度D
ガマは多年生の抽水性水草で、地下には太い根茎を走らせる。円柱状の穂は蒲の穂と呼ばれる。昔から、若葉を食用、花粉を傷薬、葉や茎はむしろや簾の材料として使われてきた。「蒲の穂」はかまぼこ(蒲鉾)の語源である。昔のかまぼこは板に盛られた現在の形とは異なり、細い竹にすり身を付けて焼いた食べ物を指していた。これは現在のちくわにあたる。ちくわと蒲の穂は色と形が似ていて、矛のように見えるガマの穂先は「がまほこ」と言われている。蒲焼きも、昔はウナギを開かずに、筒切りにして棒に差して焼いていたので、その形がガマの穂に似ていたことから「蒲」の字が当てられている。
アキヤマタケ レア度?
アキヤマタケ(秋山茸)は、ヌメリガサ科アカヤマタケ属の小型のキノコ。日本、北アメリカ、ヨーロッパなどに分布する。秋になると、広葉樹や針葉樹の林内、公園林下、草地、牧場などの地上に、並んでまばらに群落を作って発生する。生活型については、いまだ不明とされる。食用には適さない。きのこ全体が鮮やかな黄色で薄暗い林の中でもよく目立つ。
イチモンジセセリ レア度D
イチモンジセセリはチョウ目セセリチョウ科に属するチョウの1種。特徴として後翅裏の銀紋が一文字状に並んでいるためこの名前がある。人家周辺から里山にかけて見られ、羽音を立てて敏速に飛ぶ。幼虫の食草は、イネやススキ等のイネ科やカヤツリグサ科の植物である。そのためイネの害虫とされ、イネツキムシ、イネツトムシなどと呼ばれている。

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