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藤田さんちの本棚紹介 #17
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は変わった名前の色を集めた本をご紹介。
世界のふしぎな色の名前
土曜日にピーターラビット展を行った日のこと。
ワクワクしすぎて、あまりにも早く家を出過ぎてしまい、
入館予約時間の小一時間以上も前に現地に到着してしまう!という状況になっていました。
で、ちょっと時間を潰そうと本屋さんに入って、いつものごとくデザイン関連の棚の色彩コーナーをふらついていた時に見つけた一冊がこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1655731934973-OSBRkhSfXJ.png?width=1200)
著:城 一夫・カラーデザイン研究会 / 絵:kill disco
株式会社グラフィック社 発行
2022年6月25日 初版 / 1,800円+税
変わった色の説話と由来
もうなんと言いますか。
「色名」というよりかは「色みをイメージさせる言葉」の数々という編集で、
そんな色あるんかい!と楽しく突っ込みながら読める一冊です。
本を開くと、
詩的な色の名前
あやしげな色の名前
暮らしにまつわる色の名前
ファッション・文化の色怨名前
動物たちの色の名前
植物たちの色の名前
地名・人名の色の名前
という7章構成で、イラストも可愛く余白も多めで、サクサクっと読み進められます。
にしても、「詩的な色」「あやしげな色」とか、ちょっと読んでみたくなる導入ですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1655732830281-e9AUFXbhZi.png?width=1200)
色は、世界各地からピックアップされていて、その文化圏の考え方・捉え方が垣間見れるのも面白いポイント。
![](https://assets.st-note.com/img/1655733090602-ISFY92WZTj.png?width=1200)
巻末には色見本も
各ページの天地に、それぞれの色の色玉があしらわれ、
イラストにも使われていますが、特に情報はなく、
古い文献や口伝だけで伝わるものもあるから、具体的なデータ出しにくいのかなと思っていたら、巻末にまとまっていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1655733421901-TdncMKCwIH.png?width=1200)
逆引き的に、好きな色から遡って話を読むのも良いかもしれませんね。
ちょっと変わった色のことを知りたい時に最適ですし、
いままでにないコンセプトの本なので、
誰が読んでも楽しい一冊なのは間違いないと思います。
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![藤田さんちの色彩事情 - Kei's Factory](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59764112/profile_6abef1bd8455f5b3264723affa55258d.png?width=600&crop=1:1,smart)