藤田さんちの本棚紹介 #17
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は変わった名前の色を集めた本をご紹介。
世界のふしぎな色の名前
土曜日にピーターラビット展を行った日のこと。
ワクワクしすぎて、あまりにも早く家を出過ぎてしまい、
入館予約時間の小一時間以上も前に現地に到着してしまう!という状況になっていました。
で、ちょっと時間を潰そうと本屋さんに入って、いつものごとくデザイン関連の棚の色彩コーナーをふらついていた時に見つけた一冊がこちら。
変わった色の説話と由来
もうなんと言いますか。
「色名」というよりかは「色みをイメージさせる言葉」の数々という編集で、
そんな色あるんかい!と楽しく突っ込みながら読める一冊です。
本を開くと、
詩的な色の名前
あやしげな色の名前
暮らしにまつわる色の名前
ファッション・文化の色怨名前
動物たちの色の名前
植物たちの色の名前
地名・人名の色の名前
という7章構成で、イラストも可愛く余白も多めで、サクサクっと読み進められます。
にしても、「詩的な色」「あやしげな色」とか、ちょっと読んでみたくなる導入ですよね。
色は、世界各地からピックアップされていて、その文化圏の考え方・捉え方が垣間見れるのも面白いポイント。
巻末には色見本も
各ページの天地に、それぞれの色の色玉があしらわれ、
イラストにも使われていますが、特に情報はなく、
古い文献や口伝だけで伝わるものもあるから、具体的なデータ出しにくいのかなと思っていたら、巻末にまとまっていました。
逆引き的に、好きな色から遡って話を読むのも良いかもしれませんね。
ちょっと変わった色のことを知りたい時に最適ですし、
いままでにないコンセプトの本なので、
誰が読んでも楽しい一冊なのは間違いないと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
実体験&勉強から得た色彩のお話を発信しています。
よろしければサポートいただけると嬉しいです。
心躍る色彩のご紹介に繋がる様々なアイテムの準備に活用させていただきます。