体調で変わる着たい色
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は体調によって着たい・使いたいと思う色が変わるお話。
気候が変化がめまぐるしい
春先なのもあって、なかなか気候が安定しない日々が続いてますね。
急に暖かくなったり、寒くなったり、雨が降ったり。
体調崩さないように気を配ってはいますが、
休むほどではないけど、ちょっと怠いなぁ~みたいな日々を送っています。
体調と気分は当たり前のように連動していて、
その日の状態で本能的に「使いたい色、使いたくない」色が出てきます。
疲れている時
疲れたなぁ、体がちょっと重いなぁと感じる時は、
いわゆるビタミンカラーを取り入れたくなります。
鮮やかなオレンジ、黄色、黄緑、緑、ターコイズ。
赤は疲れてる時には、ちょっと強いので、使うなら少しトーンを落として使います。
風邪っぽい時
頭痛がするなぁとか、ちょっと熱っぽいなぁという時は、
落ち着いたトーンのターコイズを使うことが多いですね。
続いて、体を温める優しい風合いの赤やオレンジ、茶色。
ただ夏場は体感温度が上がるので、
熱がこもらないように、青系に寄ります。
気分が乗らない時
なんか気分が乗らないなぁ~という時は、
色相関係なく、鮮やかなものを使いたくなる傾向があります。
テンション上げるなら暖色、
集中力を高めたいなら寒色、
持久力を必要とする時は緑、
創作にエネルギーを使いたい時は紫という感じですね。
全般的に
こうして振り返ると、
やや彩度高めの中明度~高明度の色彩が多いですね。
食欲は落としたくないので、オレンジ系を使う事が多いかも。
緑や茶色は「癒し、安心」の色なので、よく使います。
強い元気な色は、逆に気疲れするので遠慮しがち。
低彩度のトーンは、ネガティブな方向に引っ張られるので使いたくない。
そんな傾向が見て取れます。
あくまで個人的な取り入れ方なので、
「強い赤で一気に回復!」とか「彩度低めでゆったり癒す」みたいな考え方もあると思います。
大事なのは、把握をすること
大事なのは「何色を使うか」ではなくて、
自分の体調が変化した時に
「何を使いたい/使いたくない(見たい / 見たくない、触れたい/触れたくない)」
を把握しておく事かなと思います。
元気な時は意識しない事だと思うので、なかなか難しいお話ですが…。
体調が悪い時は、何も考えずに普段使っているものを何となく…で身に付ける事が多いと思います。
弱ってる時の心理状態を知って、その「なんとなく普段使っている、すぐ取り出せるもの」を、心地よく過ごせる色にしておけば、少しは治りも早くなるはず。
健康にはぼちぼち気を使いながら、
やりたい事が多すぎて睡眠を削るという本末転倒な色彩好きの体調管理法でした。