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藤田さんちのステーショナリー、そしてインク沼

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集めている文房具、画材、インクをご紹介しています。 様々な色合いのものから、相手をイメージして選んでいくのがインクの一番好きな楽しみかたです。
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#四季織

羚羊 四季織:山水 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 四季織シリーズの新色、第4弾。 SAILOR 四季織ー山水ー『羚羊』四季織の新色は『山水』というシリーズ名を打たれ、 春夏秋冬の動植物をモチーフとした色合いが揃っています。 山水シリーズの締めは冬のインク『羚羊』です。 『羚羊』って、すぐには読めない漢字ですよね。 ボトル写真にしっかり書かれていますが「かもしか」と読みます。 このインクでは、主にニホンカモシカを指しているのかなと。 こちらも冬の季語となっています

撫子 四季織:山水 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 四季織シリーズの新色、第3弾。 SAILOR 四季織ー山水ー『撫子』四季織の新色は『山水』というシリーズ名を打たれ、 春夏秋冬の動植物をモチーフとした色合いが揃っています。 3色めは秋のインク『撫子』です。 『撫子』は、ナデシコ科の多年草で、秋の七草にも数えられます。 大和撫子という言葉もあるとおり、日本人なら誰でも聞き覚えのある花ですね。でも、実物って見る機会、あまりないかも? 自分だけでしょうか? 秋(初秋)

駒草 四季織:山水 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 四季織シリーズの新色、第2弾。 SAILOR 四季織ー山水ー『駒草』四季織の新色は『山水』というシリーズ名を打たれ、 春夏秋冬の動植物をモチーフとした色合いが揃っています。 2色めは夏のインク『駒草』です。 『駒草』は、ケシ科の多年草で、夏を代表する高山植物です。タコさんウィンナーのようなかわいらしい花弁が特徴的。 夏(晩夏)を表す季語としても使われています。 色合いはこんな感じ。 印象的なピンクの花ではなく

夕燕 四季織:山水 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 遅れ馳せながら、四季織シリーズの新色を見ていきたいと思います。 SAILOR 四季織ー山水ー『夕燕』四季織の新色は『山水』というシリーズ名を打たれ、 春夏秋冬の動植物をモチーフとした色合いが揃っています。 まずは春のインク『夕燕』から。 『夕燕』は、響きそのまま「夕暮れに飛び回る燕」を指す言葉で、春の季語として使われています。 燕ってなんとなく初夏のイメージ、 かつ春の夕方というあまり着目していなかった情景が合わ

四季織 風切羽 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は四季織の新色から最後の1色。 風切羽風切羽は「鶴の恩返し」をモチーフにした「冬」の1色。 助けた鶴が雪のしんしんと降る夜、人に姿を変えて訪ねてくる。 そんな情景がすぐに浮かびますね。 こちらは渋めな紫色のラベルが貼られています。 早速試し書き! シリーズを通して、黒に近い濃い色をしていますが、この風切羽は、比較的紫が分かりやすい色合いをしています。 水で薄めると、鈍い紫がお目見え。雪の夜を思わせる神秘的な

四季織 垂髪 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は四季織の新色、3色め! 垂髪垂髪は「竹取物語(かぐや姫)」をモチーフにした「秋」の1色。 にしても、このタイトル読めないですよね…。 (自分が不勉強なだけかも?) 垂髪と書いて「すべらかし」と読むそうです。 こちらは海松茶のような濃い黄緑のラベルが貼られています。 早速試し書き! 前の2色と同様に、普通に書くと黒に近い色をしています。 水で薄めると、ラベルのような鈍い緑茶がお目見え。 やや緑がかったグレ

四季織 鵲 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は四季織の新色、2色め! 鵲四季織は「春夏秋冬」で色を表すインクで、 今回の鵲は「織姫と彦星の伝説(七夕)」に由来するインクなので、「夏」に属する1色です。 こちらも青系のラベルが貼られたインク瓶。 早速試し書きです! こちらも普通に書くと、ほんのりターコイズが見える黒という感じの色彩です。 最後の「織姫と彦星」の文字色の変化が楽しいですね。 水に溶かすと、チラチラ見えていた色がよく分かるように。 夏の夜空

四季織 玉手箱 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は発売日に店頭でゲットできなかった四季織の新色が手元に届いたので、色を見て行きたいと思います。 玉手箱四季織は「春夏秋冬」で色を表すインクで、 今回の玉手箱は「春」に属する1色です。 青系のラベルが貼られたインク瓶。 どんな色なのかわくわくしますね。 早速試し書き! 文字としては、ほぼ黒に見えるほど濃い色をしています。 ほんのり青っぽくも見えるし、茶っぽくも見える不思議な色合い。 深海のゆらめく色彩のようで

SAILOR四季織 囲炉裏 -藤田さんちのインク沼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は寒さを和らげる暖かい赤色をご紹介。 SAILOR 四季織 囲炉裏四季織の中で、冬をモチーフとしたインクの1つ『囲炉裏』。 前回の雪明りとはうって変わって、しみじみとした暖かさを感じる濃い赤になっています。 今回から、最近はまっている「なんちゃってハンドレタリング」で色みの確認を。 赤らしい赤という印象。 クリスマスシーズンにも使いやすい色彩ですね。 グレー・ブラックと使うと火のイメージが増しそう。 寒い

SAILOR四季織 雪明 -藤田さんちのインク沼-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は冷え込んだ冬に使いたいインクをご紹介。 SAILOR 四季織 雪明四季織の中で、冬をモチーフとしたインクの1つ『雪明』。 渋い色彩が多い冬シリーズの中で、キラキラと輝く明るい一色です。 色の具合はこんな感じ。 明るい色なので、白を強くすると消えちゃう…。 すっきりとした水色がキレイですね。 冬っぽいインクと一筆箋が集まったので、組み合わせを考えて一筆したためてみました。 SAILORの四季織から雪明、

藤田さんちのインク沼 -SAILOR 四季織 海松藍-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は深海に揺らめく緑のインクをご紹介。 SAILOR 四季織 -海松藍-先日紹介した『仲秋』と一緒に買った「春」のインク。 シリーズの中ではそういう位置づけですが、結構渋い色なので、今の時期にも使えるなと。 色のイメージはこんな感じ。 まさに海藻の色! 濃淡での移ろいも美しくて好きなインクになりました。 はじめて「美味しそう」と感じた色かも。 海松色については、以前まとめたのでよければ合わせてご覧ください

藤田さんちのインク沼 -SAILOR 四季織 仲秋-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日は秋の夜を静かに彩るインクのご紹介。 SAILOR 四季織 -仲秋-シリーズの中で「秋」に属する仲秋のインク。 季節的にはとっくに過ぎてしまいましたが、仲秋の名月はよく聞く言葉ですよね。 色の雰囲気はこんな感じ。 キレイなグレー! 水で溶くと青よりの紫が顔を覗かせて、霞みがかった夜空を感じます。 秋の色は、どれも穏やかでいいですね。 PILOT色彩雫の『冬将軍』も似たような雰囲気のカラーなので、また書き比

藤田さんちのインク沼 -四季織 金木犀-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 最近街中で香るようになってきた花のインクをご紹介。 秋を告げる金木犀買い物がてら外を歩いていると、ふわっと甘い香りが漂ってきます。 黄みがかったオレンジの小さな花弁が可愛らしい、 秋の訪れを知らせる金木犀。 香りは豊かなのに、嫌みな感じがない。 金木犀が好きという方は多いのではないかなと思います。 自分もその内の1人。 さて、今日はそんな金木犀の名を冠した、 SAILOR 四季織さんの『金木犀』について書きたい

藤田さんちのインク沼 -四季織 山鳥-

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。 今日も秋にちなんだインクをご紹介。 SAILOR 四季織 山鳥SAILOR 四季織シリーズで、秋にカテゴライズされている『山鳥』。 深いながらも鮮やかなターコイズのインクです。 色の感想はいつもの形式で。 青にも緑にも見える色彩は、ターコイズ好きとして楽しい1色でした。 PILOTさんの孔雀も似た色なので、今度似た色比較とかしても面白いかもですね。