夏休みを振り返って
2023.8.24【178限目】
今日から2学期が始まる学校もあります。私が勤めていた市は、今週の金曜日から始まります。
昨日は、もうすぐ2学期が始まるので、夏休み中に会いましょうと、同勤していた先生たちが、遊びに来てくれました。
3人の先生は、もう2学期が始まるモードになっていて、話を聞いていると、懐かしくもあり、その話から忙しく働く姿を想像することができました。
今、開催されているブタペスト世界陸上のスタートダッシュ前のようにも思えました。まだまだ暑い中、熱中症などにも気を使いながらのスタートになります。
夏休みの宿題
私が6年生を担任している頃は(20年ほど前)、夏休みのドリル・読書感想文・生活体験文・理科や社会の自由研究・工作・貯金箱・日記など、山ほどの夏休みの宿題がありました。
子どもたちは大変でしたが、教師も宿題の点検・〇付けと、忙しい2学期の始まりでした。宿題が出来ていない子もいて、きっとしんどい2学期の始まりの子もいたと思います。
昨日先生たちに今年の夏休みの宿題の内容を聞くと、薄い計算・漢字ドリルと読書感想文・6年生は生活体験文と、あとは自由研究だと言っていました。
先生方は、コンクールに出品するために、2学期が始まるとすぐに、読書感想文・生活体験文を全部読んで、クラスで選び、学年で代表を選ぶという作業があります。
2学期も9月1日から始まるのではなく、8月下旬から始まり今までよりも短い夏休みです。最近では、夏休みの宿題は出来るだけ減らして、子どもたちが自ら調べたい、勉強したいと思うものが多く、少しゆとりのある宿題になっているようです。
先日、台風で、足止めに合った小学生が、インタビューで「どこに行くのですか?」と、聞かれて、「自由研究で、奈良の大仏を見学に行きます。」と、楽しそうに話していました。
自由な時間に、じっくりと好きなことが出来る夏休みもいいですね。
休みが明けて
2学期のスタートだ!と、クラスの仲間に会うのを楽しみに登校してくる子。心も体も逞しくなって充実した夏休みを送ってきたことが分かる子。活気に満ちた子どもたちです。2学期もこの調子で頑張ろうという気持ちになります。
しかし、子どもたちの中で、夏休みの生活のリズムの乱れから抜け切れなかったり、お友達と上手く付き合えなかったりして、活気や意欲を感じられない子もいます。
2学期のスタートは、教師としては忙しいのですが、クラスではゆっくりと、楽しい時間を過ごせるように、学校は楽しい所だと思えるような時間を多く計画します。
その中で、出来るだけ子ども一人一人のいい所や頑張っている所を見つけ、言葉で褒めるようにして、気持ちを伝えます。
2学期のスタートで、学校に行きたくないと登校を渋る子もいます。何が原因で学校に行けないのか分からない時は、先ず子どもの様子を見ます。
・学校の話を聞いても話したがらない。
・些細なことで、イライラする。
・食欲がない
などの様子が見られたら、子どもの話をゆっくり聞いて、無理やり学校へ連れて行くよりは、子どもの居場所を作り、学校や先生や専門家に相談し、何が原因なのかを見つけてあげることが大切です。
読み聞かせで学級づくり
学校生活を楽しく過ごす1つに、「読み聞かせ」をします。2学期の始めは楽しく短めの絵本を選びます。
絵本の読み聞かせは、読み手の声が耳から入り、絵を通して子どもたちはイメージを膨らませていきます。そしてお話の世界や楽しさを味わいます。
少しの時間でも毎日続けます。子どもたちは「読み聞かせ」が大好きです。子どもに本の魅力を伝えることが出来ます。
「読み聞かせ」のための時間は、朝の会・雨の日の休み時間・給食の後・図書の時間・授業が早く終わった時・帰りの会など、一日の内の少しの時間で続けていきます。
毎日続けることで、子どもたちは豊かな感性や優しさや思いやりなどを学びます。学級も読み聞かせを通して、落ち着いたクラスになっていきます。
2学期のスタートが、元気に楽しく充実したものになりますように。
7月の終わりに同勤した校長先生に頂いたカボチャ(ロロンかぼちゃ)です。お盆が過ぎたら食べごろと聞いています。今日までは仏壇に供えていました。そろそろ食べようかと楽しみにしています。
【今週のけい先生】*担当:夫(父)
春に絵画教室で出かけた和歌山県の加太で写生・デッサンをしました。その油絵(F8号 加太の小径)を仕上げていました。
【編集担当より】
お盆が過ぎ、夏の甲子園も終わり、そろそろ秋モードかと思いきや、ことしの残暑はかなり長いようですね。ここのところ天気が不安定で、昨日もそうでしたが局地的な豪雨に見舞われることがあります。
夏の風景と言えば、ギラギラ光る太陽やコバルトブルーの海など、象徴的な景色やモチーフがありますが、入道雲も夏らしいかと思います。また夕立というのも夏らしいものでしょうか。
「突然降り出した雨」といフレーズは、個人的にいろいろな情景が浮かびます。雨に濡れて歩く、慌てて軒下で雨宿りをする、ずぶ濡れになってお風呂を借りる。
小説や漫画、アニメなど、突然に夕立がくるものです。その時、その瞬間に起こった偶然というのが、大きく人生の岐路となることもあるのかもしれません。
『夕立ち』(スガシカオ)という歌をちょうど朝に聞いていて、夏っぽいなと思いながら、最近夕立に降られることもないなとふと思いました。外でもっと遊びたいものです。
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