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2021.8.12【72限目】

17日間のオリンピックも終わり、祭りが終ったあとの気分です。期間中は、たくさんの競技を楽しませてもらい、気が付けば夏休みも半分過ぎています。このコロナ禍で、無観客ではありましたが、事故もなく、無事終えたのは、日本の誇りだと思いました。

競技後の選手のコメントの中で、皆さんが共通して言ったことは、このコロナ禍で、オリンピックを開催して頂いたことへの感謝の気持ちと、それを支えて下さった沢山の人々への感謝の言葉でした。

それぞれの国へ帰ってからも、お世話になった人たちやボランティアの人たちの優しいおもてなしへの感謝の言葉がありました。この大変な時期に無事オリンピックを終えたことは、世界中の人々の心が、より強く、よりつながったと、思いました。


高校野球もはじまりました

昨年は開催されなかった第103回全国高校野球選手権大会も始まりました。もしオリンピックが開催されていなかったら、夏休みに開催されるいろいろなスポーツの大会が開催されていたのかなあ、なんて、ふと思いました。

久しぶりに見た高校野球は、高校生の一生懸命さ、昨年出場できなかった先輩たちの分も頑張っているように見えました。毎日が熱戦で目が離せません。勝って泣く、負けて無く、その熱き心に感動です。

夢の甲子園に立って、悔いのない戦いを、そして最後まであきらめず、頑張れ!


昨日の横浜対広島新庄の試合

2対0と後がなくなった横浜でしたが、9回裏2アウト、1塁、3塁で、1番の1年生の緒方君の打ったボールは、逆転サヨナラホームランになり、初戦を突破しました。

最後の最後まであきらめない心が、ここ一番で大仕事をしたのだと思いました。ホームランを打った1年生は「3年生と1日でも長くやりたい。次につながって良かった。」と、言っていたそうです。一生忘れられない1打になったと思います。


パラリンピックが始まる

8月24日から、いよいよパラリンピックの開幕でパラアスリートたちの熱戦が始まります。 

パラリンピックでは、4つの価値を掲げています。
勇気・・・マイナスの感情に向き合い、乗り超えようとする精神力
強い意志・・・困難があっても、諦めず限界を突破しようとする力
インスピレーション・・・人の心を揺さぶり、駆りたてる力
公平・・・多様性を認め、創意工夫をすれば、誰もが同じスタートラインに立てることを気づかせる力です。

パラリンピックのシンボルマークの「スリーアギトス」は赤・青・緑の3色で表現されています。世界の国旗で最も多く使用されている色という事で選ばれました。

「アギト」は「私は動く」という意味で、困難なことがあってもあきらめずに限界に挑戦し続けるパラリンピアンを表現しています。

様々な障害のあるアスリートたちが限界に挑むパラリンピックは、誰もが個性や能力を発揮し、活躍する公正な場を与えられています。

パラリンピックを通して、社会の中にあるバリアを減らしていくことの必要性を考え、私たちの発想の転換のきっかけになると思います。


私も障がい者

私は、右足首の固定術と左膝人工関節置換術の手術をして、4級の障がい者になりました。

手術に踏み切ったのは、痛みから解放されたかったのと、好きなゴルフをまた続けてやりたいとの思いで、ふみきりました。

手術後は、歩くのも痛かった足首や膝が、リハビリや練習をして、1年半でゴルフができるようになりました。今でもゴルフをするときは、湿布・テーピング・サポーターをし、ラウンドが終ったら、アイシングをしています。自分の障害を知り、それを認め、諦めないで頑張ることも大切だと思っています。

この年になるまで、ゴルフを続けることが出来、打ちっぱなしの練習や、ラウンドを楽しむことが出来るのは、幸せなことだと思っています。先日の競技では、女子の部のベスト・グロス賞を頂きました。あの時、手術をしてよかったと思っています。


年をとるといずれかの障がい者になります

年をとると、耳が聞こえにくい、視力が落ちる、足腰が動きにくい、体に痛みがある、やる気がなくなる等、色々な障害が出てきます。

障害が、出てきたときは、それを認めて、困難なことがあってもあきらめずに、自分自身の生きがいに通じる目標を持って、限界に挑戦し、前向きに明るく生活し続けることが、幸せで豊かな老後につながると、パラリンピックの4つの価値を読んで、そう思いました。

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【編集担当より】
オリンピックも閉幕し、高校野球、パラリンピックと夏のイベントが続きます。ここのところ、デルタ株の影響がどこまで広がるのかが不透明で不安感は拭えませんが、ステイホームをベースにしながらも、感染対策をしながら日々の生活を楽しんでいくことが、大切だと思います。

お盆休みをいただき、久しぶりに高校野球を観戦しました。雨ばかりのお天気が続き、もういっそのこと中止にしてしまうのも一つではないか、個人的にはそう思っている部分もありました。しかしながら、いざ甲子園のグランドと球児のプレーを目にし、ブラスバンドの演奏を聴くと、「あぁ、夏だな」と心底思いました。野球ばかり注目されるのは、いかがなものかという思いはありますが、日本人の心の中に、夏の風物詩として、甲子園が根付いているのだなと思いました。

パラリンピックをしっかりと観戦したことはないですが、もう何回か先のパラリンピックでは、器具や補助具の革新、映像・IOT・AR/VRとの組み合わせ、eスポーツの興隆などで、オリンピックよりもエキサイティングな大会になるかもしれませんね。SFのような世界はもうすぐそこかもしれません。

温故知新とよく言われますが、歴史のあるものや続いている事柄には、かならず意味があり、そこに留まらずに、新しい一歩を踏み出していくことで、新たな地平が開かれるのかもしれません。"日に新た"の精神を少しでも取り入れて生活していきたいものです。

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