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「だし」の体験型学習会を開催しました

コープあいちの「だしパック」でお馴染みの<節辰商店>さんと学習会を行いました。何よりも「だし」を味わっていただくこと、匂ってもらい、触ってもらう、まさに五感に響く体験の会でした。


<だしの飲み比べ>


水に醤油:かつお節の”だし” に醤油で味付けし、飲み比べ。
  削る前のかつお節を触って匂いをかぐ。
② 煮干しの”浸けだし”を味わい、”たつくり”と”煮干し”の違いを聞き触る。
  たつくり→生の片口いわしを干したもの、目玉が黒い
  煮干し →煮た片口いわし(他の魚種の場合もある)を干したもの、
       目玉が白い(煮てあるので)
       お腹の部分が”く”の字に曲がっているものが新鮮
③ 水にグルタミン酸(化学調味料):昆布の”浸けだし” 飲み比べ。
  利尻昆布を触って匂いをかぐ。
④ ”昆布だし”:”昆布とかつお節のだし” 飲み比べ。
  昆布のうま味(アミノ酸の一種のグルタミン酸とアスパラギン酸)
  かつお節のうま味(核酸の一種のイノシン酸)の相乗効果の話。

<最高級の本枯節ができるまで>


資料を見ながら説明を聞きました。

まず、一般のかつお節” 荒節”ができるまでの話を聞きました。
そこから”カビ付け”をして、約20日かけて熟成させ、天日干しを行い、これを2回繰り返して”枯節”ができ上がります。
さらにカビ付けと天日干しを繰り返し、半年以上かけて”本枯節”が完成します。長い時間かけて発酵と熟成を行うことで、魚臭さが弱まり風味が増した仕上がりになります。

<だし汁を使って料理>


節辰商店の工場長のお話の後、だし汁で炊いた「おかゆ」を提供、かつお節の”ふりかけ”も添えました。
「だし巻き卵」の作り方が知りたいという参加者のために、その場で温かい作りたてを食べていただきました。

その他、だし汁を使った料理レシピを配り、「作ってみます!」の声を聞いて、私達”コープサポータ”も嬉しくなりました。
       

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