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御池神事 玉屋神社 英彦山
2021年7月12日 午前11時
御池神事
玉屋神社は般若窟と呼ばれ、法連上人が修行をした洞窟。
湧水は日本三大霊水の一つ。
御池神事に行くことになったのは、謎の女性の助言みたいなやつ(笑)
詳しくはこちら↓
その時に、最短ルートの地図をもらい、道を教えてもらったのだが、道が分からない。迷った。
英彦山大権現の広い駐車場が目印。
その前の道を上に登って行くと、細い道になり、大山祇神社の鳥居(上の写真)が見える。
鳥居をくぐり、上へと登って行くと…道がない。沢しかない…。
英彦山大権現の上に道があると思い、登ってしまったので、スタートの時点で一回道を間違っている。
「沢をまだ上に登れってこと?」
登ってみたらそれであっていた。
雨で増水して、なおさら道が分からなくなっていた。
来る途中に寄った道の駅を出ると、雨なんて降りそうになかったのに、バケツをひっくり返したような雨が降っていた。
たった数分で天気が変わったから驚いた。恐ろしい集中豪雨。
でも、英彦山に着いたら止むような気はしていた。
15分くらいで玉屋神社に着いた。
御池神事が始まった。
英彦山神宮の神主さんがいくつか祝詞を唱える。
その後、3人の山伏の方々が、錫杖を鳴らし、法螺貝を吹きながら、般若心経などを唱える。
「神主と山伏が一緒に凄い!これぞ神仏習合」
私は初めて見る神事にワクワクしながら、神仏習合に感動した。
拝殿は玉屋神社とは書いておらず、『般若窟』と書かれている。般若心経を聞いて、般若窟と呼ばれる理由が分かった。
山伏の方々が般若心経を唱え始めると、神主さんが後ろの戸を開け、奥へ入っていった。
覗くと、戸の奥は岩盤で暗闇だった。
すると、戸の奥から謎の祝詞(呪文?)のような声がして、暫くして「ウォーっ」と声がした。
この時、謎の祝詞と「ウォーっ」の声は、般若心経と一緒になった。
「凄い!」私はゾワゾワと身震いして、なぜか涙が出た。
そして、斜め後ろから風が2回吹き上げた。
戸の奥が気になる。般若窟というくらいだから、削られた洞穴のはず。
水が湧いているのか、岩清水なのかも気になる。
下の写真は、玉屋神社の横の洞穴。岩清水の水が下に溜まっている。戸の奥は、この洞穴の大きいバージョンだと思う。
おそらく、水を汲む前に謎の祝詞を唱え、汲み終えた後に「ウォーっ」と言ったのだと思う。
神主さんが水を汲み終えた後も、般若心経は続く。
神主さんから、参加者一人ずつの名前を呼ばれ、玉串を頂き、拝殿に上がり、玉串を捧げる。
これで神事は終了。
神主さんのお話
「この神事が終わると、皆様から『今年の水の色はどうだったか?』と問われます。昔は、汲み上げた水の色で、一年の吉凶を占っておりました。今年の色でございますが、濁っておりました。これをどう捉えるかは、皆様御自身での御判断となります」
汲み上げた水がみんなに振り分けられた。
神社の粥占いはよく当たると、毎年取り上げられる。
御池神事の水の色も、当たるんだろうな。
天災や疫病が流行っても、動じずに物怖じしない心を持った人が、幸せなのかもしれない。
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