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計225点、あの定番書も!【一挙に開始】【Amazon Kindle】

みなさんは電子書籍、使っていますか?
リーダーやスマホさえあれば、時と場所を選ばずに好きな本が読める電子書籍。

出版社に勤務していながらこのようなことを言うのは憚られますが、中の人は日々の読書の8割近くが電子書籍というくらいのヘビーユーザーです。携帯性に優れているため、飽きっぽく、ひとつの本をじっと通読するのが苦手な私にとって最適のツールです。(もちろん、それ以外にも読み上げ機能や誌面保存など電子書籍のよいところはたくさんあります。)

弊社が電子書籍の販売を本格的に開始してから数年が経とうとしており、今でこそ新刊をさまざまな電子書店で配信するようになっていますが、本格運用が始まる前に刊行された書籍については、その状況はまちまちです。

「この本、電子化してないの?」「この本、○○(某ストア)で欲しいんだけど、配信してないの?」というお問い合わせをいただくこともしばしば。

そんな声を受けてこのたび、弊社で刊行済みの225点が、新たにAmazon Kindle(プリントレプリカ形式)で配信されることになりました!
そのなかには、すでに品切れとなり、紙の本では手に入らないものも含まれています。

▼具体的にどんな本がKindleで配信されているかについては、下記URLよりご覧ください。

(なお、弊社ウェブサイトでの電子書籍の探し方については、こちらのnote記事にて詳しくご紹介しています)

いちユーザーとしてもうれしい今回のニュース。
このnoteでは、見どころ別に、配信開始となる電子書籍をいくつかご紹介いたします。

見どころその1

慶應義塾大学出版会のロングセラー「学習実用書」が仲間入り!

「学ぶ」「考える」「調べる」「読む」「書く」「話す」「究める」といった学びのスキルを紹介する本として、高校・大学のテキストのほか、調査・分析業務やレポート作成を行う社会人の方にも長年親しまれてきた本ラインナップ。

例えば…、

■『思考を鍛える大学の学び入門 第2版――論理的な考え方・書き方からキャリアデザインまで』(井下千以子 著)

ワークシート形式で大学での学びの基本的スキルが身につく好評解説書。

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大学での「学びの基本」を学びたい大学1、2年生を対象とした好評解説書。付属のワークシートを使いながら、学ぶとはどのようなことか、大学とはどのようなところかを考え、調査・取材・レポート作成・発表を通じて、学びの基本的スキルを身につける構成。
第2版では、自分が所属する学部(学群・学系)で4年間何をどのように学んでいったらいいのか、アカデミックプランニングについての内容を追加。

■『アカデミック・スキルズ(第3版)――大学生のための知的技法入門』(佐藤望 編著/湯川武・横山千晶・近藤明彦 著)

累計12万部を超える大学生向け学習指南書のベスト&ロングセラー!

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累計12万部を超える大学生向け学習指南書のベスト&ロングセラー。
ノートの取り方や情報の整理法など、大学生の学習の基本を押さえた構成はそのままに、第3版では最新の情報環境との付き合い方や活用法に関する内容を追加。文献表記の書式についても一新するとともに、既刊「アカデミック・スキルズ」シリーズのどの部分を参照したらよいかについても追記。

…など、実際に待望の声が多かった好評書を一挙配信開始いたしました。

見どころその2

研究書が手軽にKindleで読めるようになります!

冒頭で少し触れた通り、電子書籍の強みのひとつはその「携帯性」。
大学院などで研究に従事されている方のなかには、書籍の持ち運びに苦労されている方も多いのではないでしょうか。(特に、研究書はずっしりと重いものが多いので…。)

今回のラインナップでは、これまでKindleなどいわゆる個人向けの電子書籍ストアでは配信していない研究書を多く含んでいることも、見どころのひとつです。
例えば…、

■『醸造業の展開と地方の工業化――近世・近代日本の地域経済』(井奥成彦・中西聡 編著)

醸造業が日本独自の産業化・工業化に果たした役割を明らかにする。

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近世後期以降、石高制の矛盾と農民の努力から生まれた余剰の穀物を主原料とする醸造業が全国各地で満面開花し、日本の食文化の多様性をもたらしたとともに、地方からの工業化を支える厚い層を形成してきた。本書は、これまでの研究蓄積の少ない地域やテーマもカバーし、醸造業が日本独自の産業化・工業化に果たした役割を明らかにする。

■『科学技術と日本の経済成長――知的資本投資の効果測定』(黒田昌裕 著)

なぜ日本は、科学技術の進歩を社会の豊かさにつなげられないのか?

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経済成長の源泉が機械・設備投資からソフトウェアなど知的財産投資へとシフトする一方、日本にはそれらの源泉を成長へと結び付ける「経済構造」がまだつくられていない。
精緻で先端的な実証分析で現状を明らかにし、「豊かで平等な社会」に向け、科学技術振興政策と経済産業政策との戦略的統合を提唱する。

このほかにも新たに配信開始となった研究書は多数!
ぜひこの機会にご利用ください。

最後に…。


今回Amazon Kindleにて新たに配信開始となる225点のうち、中の人が独断で選んだ、特におすすめの5点をピックアップしてご紹介いたします。

■『民俗学の思考法――〈いま・ここ〉の日常と文化を捉える』(岩本通弥・門田岳久・及川祥平・田村和彦・川松あかり 編)

「いま」の成り立ちを明らかにするために。

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いま・ここにある人びとの生を、その生活や日常、文化を、ミクロな視点と同時代の世相や社会との絡みのなかで捉える民俗学。
だから、SNSも科学技術もグローバリゼーションだって扱う。
民俗学の基本的な考え方を初学者向けにわかりやすく解説する、決定版テキスト!
民俗学の重要な概念や人名、理論、事例などを丁寧に解説するキーワード集36を収録。

■『分断と対話の社会学――グローバル社会を生きるための想像力』(塩原良和 著)

「批判的想像力」を養うための入門書。

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効率化し分断され、常に自己革新を迫られる高度資本主義社会。
一人一人の人間が生きていくために必要な「批判的想像力」を養うための入門書。

ヘイトスピーチや障がい者への犯罪はなぜなくならないのか?
マイノリティや社会的弱者への排除に対して、差異を持った人々が共に生きる社会というオルタナティブへの展望――それを可能にする社会への想像力をつくりだす試み。
グローバル社会をリアルに考えるために、これまで見えなかった複雑に入り組んだ背景を可視化して「再フレーム化」(=再想像)することの実践へと導く一冊。

さらに深く考えたい読者に、各章末に「キーワード解説」「ブックガイド」も掲載。

■『命をどこまで操作してよいか――応用倫理学講義』(澤井努 著)

先端科学から生じる新しい倫理問題とは何か。

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キメラ動物、人工的に作られる脳や胚、操作される未来世代――
先端科学が生み出す「新たな存在」に私たちはどんな道徳的義務を負うのか?
基礎知識と思考法を文理問わず伝授する 、新次元の倫理学!

「道徳的地位」の考え方を導入することで、「命の操作」に関する代表的な問題を整理し、リスクとベネフィットを評価しながら、何をどこまで許認めるのかを実践的に考えていく。

キメラ動物、人工的に作り出される脳や胚、果てはまだ存在しない未来世代まで、「新しい存在」の倫理をどう考えるべきか。そのための知識と思考法を文理問わず伝授する、新次元の倫理学!

■『犯罪学入門――ガバナンス・社会安全政策のアプローチ』(小林良樹 著)

あなたが当事者ならどう考えますか?

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犯罪などの問題を専門に取り扱ったことのない読者を主な対象とした入門テキスト。
類書にはない領域「ガバナンス」「社会安全政策」の観点から犯罪学の考え方や手法をやさしく解説する。

犯罪などから社会の安全をいかに守るか?
犯罪対策を始めとする社会安全の問題は、警察や法曹関係者等の一部の専門家によって主に取り扱われてきた。
しかし、今日、専門家ではない一般国民であっても、日常生活の中で社会安全の問題に遭遇する場面は次第に多くなっており、社会安全の問題に関する自分自身の意見を持たなければならない場面も多くなっている。
そこで、①国民の視点を中心に据え、②実効性のある政策を検討するための理論枠組みであり、③多様なアクターを検討の対象とする新たなアプローチ「社会安全政策論」から、第一線の警察行政に従事してきた著者が犯罪学を案内し、社会安全政策論の考え方をやさしく解き明かす。
あなたが当事者ならどう考えるのか? 犯罪等の問題を必ずしも専門に取り扱ったことのない読者を主な対象とする入門テキスト。

■『中国料理と近現代日本――食と嗜好の文化交流史』(岩間一弘 編著)

ユニークに発展した日本の中国料理の特色とは?

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なぜ、中国料理は日本で独自の進化を遂げ、これほどまでに浸透したのか?
中国料理をめぐる政治・社会情勢の変化に着目しながら、東アジアにおける食の文化交流の多様な軌跡をひもとき、新たな史実を究明する。

歴史学・文化人類学などの観点から、ユニークに発展した日本の中国料理の特色を浮き彫りにし、さらに中国料理を通して見える東アジアの多様な文化交流とその社会的背景の変容を明らかにする。

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ここでご紹介したもののほかにも、幅広いジャンルでみなさまにご好評いただいている書籍をAmazon Kindleで配信開始いたしました。

■理工書ラインナップ(一部)
・『バイオインフォマティクス入門 第2版
・『はじめて学ぶ大学教養地学

■教育書ラインナップ(一部)
・『障害の重い子どもの目標設定ガイド 第2版
・『障害の重い子どもの発達理解ガイド

■語学書ラインナップ(一部)
・『もっともシンプルな英語ライティング講義

■経済書ラインナップ(一部)
・『マルクス経済学 第3版

■法律書ラインナップ(一部)
・『法学概論 第二版
・『新版 大学生が知っておきたい生活のなかの法律

電子書籍のユーザーもそうでない人も、ぜひこの機会にご検討ください!

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