『三田文學』2024年冬季号(156号)のご紹介
こんにちは!編集部員Aです。能登地方の大地震被害に遭われた方々、現地にお知り合いのいらっしゃる方々にお見舞い申し上げます。
1月12日より『三田文學』2024年冬季号(156号)が発売されました。
① 今号のラインナップご紹介
今号のラインナップをご紹介いたします。
② 見どころポイント
今号の特集は、生誕120年の瀧口修造。諏訪哲史氏、カニエ・ナハ氏をはじめ各世代の創作者が、深い敬意を込めた文章を寄せてくださいました! 毎年恒例の、24歳以下の若手作家の応募作品から選ばれた「織田作之助青春賞」受賞作の掲載もございます。大作家・村松梢風の家に生き、自身もまた独創的な創作者として駆け抜けてきた半生について語っていただいた、村松友視氏へのインタビュー記事も必見です。
エッセーでは、黒井千次氏がご自身の青春を回顧し、元新潮編集長の故坂本忠雄氏のご夫人貞枝氏が夫婦で歩まれた心豊かな日々を綴られました。そして小説は、小森隆司と藤代淑子両氏の、期せずして老境の悲哀を描く競作となった「三田文學新人賞」受賞後第一作のお披露目も。また、2023年春季号(153号)に続き、素敵なファッションの世界観を魅せてくれる嶽本野ばら氏の作品もお楽しみいただけます!
ちなみに嶽本野ばら氏といえば、最近、2006年出版作の『ハピネス』(小学館)が映画化・漫画化することで盛り上がりを見せています。映画は2024年5月17日公開予定で、主演は窪塚愛流さんと蒔田彩珠さん。監督は篠原哲雄さんです。他、主要キャストに橋本愛さん、吉田羊さん、山崎まさよしさんが出演されるとのことです。(映画公式サイトはこちらhttps://happiness-movie.jp/)マンガは小学館のデジタル誌『ベツフラ』にて、崔トウヤさん作画、小出真朱さん構成で2023年22号から連載が開始しております。
さらに、前号で連載が終了した「浅草の笑い」特別企画として4名の座談会を収録。この時期にぴったりです。(ちなみに、巻頭詩の小笠原鳥類さんは、末尾の執筆者紹介がユニークで、個人的にそちらもぜひ見ていただきたいポイントです…!)
どうぞお近くの書店、あるいは下記リンクより、お手に取ってみてください。
2024年もどうぞ、『三田文學』をよろしくお願いいたします!
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