今年(2022年)の3月に出版され、各所で紹介され話題となりました『地下出版のメディア史』ですが、この度、本書に掲載されている本などの実物を見ていただける展示企画が決まりました!
共催の東京都古書籍商業協同組合(以下、東京古書組合)さんは、一般の方がよく利用されている古書検索サイト「日本の古本屋」を運営しています。
今回、東京古書組合さんに会場として提供していただいた「東京古書会館」は、通常は、プロの古本屋さんが本の仕入れを行う「古書交換会」が行われていて、「古書交換会」には一般の方は入れません。今回は、そちらの2階の情報コーナーにて、特別に展示を開催できることになりました。実は、いろいろなイベントが開催されているところです。→お知らせ一覧
展示とともに、関連プログラムの開催も企画しています。詳細が決まりましたらお知らせいたします。
関連プログラムの開催が決まりました!
戦前の日本の地下出版文化において、梅原北明を中心とするさまざまな「裏」知識人たちが珍書・奇書を世に送り出し、全国の読者に届けようとしました。そのエネルギーの源は何だったのでしょうか。そしてその珍書・奇書はどのようなもので、現代のわたしたちにとってどんな意味をもつのでしょうか。『地下出版のメディア史』著者の大尾侑子さんと、プロレタリア文学研究を中心に、エロ・グロ関連雑誌『変態・資料』『グロテスク』『談奇党/猟奇資料』等の復刻を監修した島村輝さんのお二人に濃厚な地下出版トークを繰り広げていただきます! 乞うご期待!
↓本書の「序章」の一部を「試し読み」できます。
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