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【2月2日 19時~】『テクノロジー的全体主義――AI・DNA・GAFA』オンライン講演会を開催します!

※当イベントは、お申込み定員に達しました。後日、オンデマンドで配信予定です。

この度、『漂泊のアーレント 戦場のヨナス――ふたりの20世紀 ふたつの旅路』(2020年刊行)の著者、戸谷洋志氏と百木漠氏によるオンライン講演会を開催します。著者のお二人の対談や、参加者からの質疑応答を交え、思想や哲学に留まらず現代社会とテクノロジーに関心のある方にもお楽しみいただけるカジュアルな会を予定しています。本を読んだ方も、まだ読んでいない方も、以下の詳細をご覧の上、奮ってご参加ください!

概要

私たちの社会を支えるテクノロジーは日々進歩を遂げています。それらは、ある時には私たちの生活をより便利にし、スマートなものにしてくれます。あるいは、これまでは諦めなければなかったことができるようになり、ライフスタイルに新しい可能性がもたらされることもあるでしょう。しかし、その一方で、そのようにテクノロジーが社会へと浸透していくことで、テクノロジーを使わないで生きること、テクノロジーからの影響を受けないで生活することは、ほとんど不可能になりつつあります。

2020年に公刊された『漂泊のアーレント 戦場のヨナス――ふたりの20世紀 ふたつの旅路』において、著者の百木漠と戸谷洋志は、こうした事態を21世紀の新しい全体主義の形態として捉え、「テクノロジー的全体主義」と名付けました。この本では、ハンナ・アーレントとハンス・ヨナスの思想史的な関係を追跡しながら、社会とテクノロジーの問題がどうあるべきなのかについて考察しています。

今回の対談では、この本で私たちが展開した議論を踏まえながら、現代社会に姿を現しつつある「テクノロジー的全体主義」の具体的な側面について、AI、バイオテクノロジー(DNA)、GAFAをめぐる今日の事例も交えて考察していきたいと思います。

テーマ

1. ハンナ・アーレントの思想
2. ハンス・ヨナスの思想
3. 「テクノロジー的全体主義」
4. テクノロジー的全体主義の諸側面:AI、バイオテクノロジー(DNA)、GAFA
5. テクノロジー全体主義への抵抗は可能か?

講演者プロフィール

戸谷洋志(とや・ひろし)

戸谷洋志

1988 年生まれ。哲学専攻。現在、大阪大学特任助教。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。単著に『Jポップで考える哲学――自分を問い直すための15曲』(講談社、2016年)、『ハンス・ヨナスを読む』(堀之内出版、2018年)、『原子力の哲学』(集英社新書、2020年)、共著に『棋士と哲学者――僕らの哲学的対話』(イーストプレス、2018年)がある。

百木 漠(ももき・ばく)

百木漠

1982 年生まれ。社会思想史専攻。現在、立命館大学専門研究員。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。単著に『アーレントのマルクス――労働と全体主義』(人文書院、2018年)、共著に『現代社会理論の変貌――せめぎあう公共圏』(日暮雅夫・尾場瀬一郎・市井吉興編、ミネルヴァ書房、2016年)、『大学生のための社会学入門』(篠原清夫・栗田真樹編、晃洋書房、2016年)、『生きる場からの哲学入門』(大阪哲学学校編、新泉社、2019年)がある。

【開催概要】
日時:2月2日(火)19:00~21:00
形式:Zoomを利用したオンライン開催
 下記URLより、事前のお申し込みをお願い致します。
人数制限:100名まで
参加費:無料
ご注意:当日はオンライン講演会の様子を記録し、後日アーカイブ配信を行いますので、カメラをオフにしてご参加下さい。また、質疑応答時以外はマイクをオフに設定してください。

講演者のお二人の共著、『漂泊のアーレント 戦場のヨナス――ふたりの20世紀 ふたつの旅路』はこちらから試し読みができます。ぜひあわせてご覧ください。

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