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20231127_人民党の旋風について考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想51


はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"南北戦争"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"第三の政党・人民党"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 内乱(南北戦争)を終え、アメリカ大陸に網目状に鉄道を建設したことが、世界に先駆けて"第二次産業革命"を誘発することになった。しかし貧富の差はこれまでにないほど大きなものとなった。貧富の差の拡大は国家にとって"死に至る病"でこの問題を解決できない国はどんなに大きな国でも亡ぶことになる。
 当時のアメリカ議員は大富豪たちと癒着関係にあり、貧しい者達の味方ではなかった。農民たちの利害を代弁する第三の政党として人民党が生まれ、1892年の大統領選で旋風を吹かせることに成功した。その結果、共和党と民主党の両党に"このままではまずい"という危機感を持たせることになった。

感想

 歴史を学ぶことにより、貧富の差の拡大を解決できずにいる国は亡びるという法則を納得できると思います。客観的に見ると、富を再分配するというシンプルな対策で解決できそうですが、持っている側からすると与える気もちが惜しくなり、できなくなるのだと思います。欲に捉われてしまうと結果として自分の身を滅ぼすことに繋がると思うのですが、欲に捉われている事により"自分の身を滅ぼす"ということについても考えることができなくなってしまうのだと思います。意識するだけでも対策に繋がると思うので、欲に捉われ過ぎないように注意して生きていけると良いと思いました。
 人民党が2大政党を変えたことから、少数勢力でも力の使い方によって対局を動かすことができるという点を学ぶことができると思います。人民党の例では、いきなり政権与党になることは難しかったとしても、政権与党を変えることはできたのだと思います。自分に今ある力を最大限有効に活用するという考え方は大事なことだと思いました。
 自分(または自分達)の力の大きさに応じた適切な戦い方というものがあると思います。力の大きい者には大きい者なりの戦い方が、小さい者には小さい者なりの戦い方があると思います。適切さだけでなく、制約も発生すると思います。大きさだけでなく使い方も問われていると思います。自分の力の大きさに応じて、適切な使い方を選ぶことができると成果も大きくなると思います。力を"どうつけるか"ということだけでなく、"どのように使うか"という点を考えることも大切だと思いました。

最後に

 解決すべき問題に対して、様々な解決策が出てくると思います。自分の力の大きさに応じて最適な手段は変わるものだと思います。力のつけ方だけでなく使い方を考えることは重要だと思いました。
 自分の力の大きさに応じて最適な手段を選択し、効率的に問題を解決できるように日々を過ごしていきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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