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20240315_国民国家成立の歴史を学び考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想33

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"主権国家の成立"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"絶対主義から国民国家へ"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 封建国家から主権国家となったことで、ゲームチェンジが起きた。
 王権が"主権"を握ったことで支配範囲を明確とする"国境"の概念が定まり、国境の内側にいる者には"国民"という意識を生んだ。
 "封建国家"は1000年続いていたが、"主権国家"はまだ500年ほどしか続いていない。
 主権国家の第一段階では絶対的権力を得た国王を中心とした"絶対主義"となった。絶対主義を支えるための経済政策として重商主義を採ったことで、次第に市民階級が育ち、議会と国王で対立が起こるようになった。対立後の市民革命を得て主権が王権から議会に移り、現代社会と同じ"国民国家"が生まれた。

感想

 "封建国家から主権国家への変化による人々の意識の変化"や"主権国家の歴史"を学ぶことができる良い機会となりました。国民国家が生まれるまでの経緯も分かりやすく、とても勉強になりました。
 国境や国民といった概念も封建制の時代では深く意識されていなかったと知ることで、国に対する考え方が大きく異なっているという点を感じ取ることができました。国家体制が変わったから人の意識が変わったのではなく、(諸侯を衰えさせるほどの長い戦争や教会の力を衰えさせた宗教改革など)王の権力が高まる出来事が起き、王自身の"国に対する考え方"が変わったことで国家体制も変わったのだと思います。考え方の変化がゲームチェンジになり得るという点も覚えておけると良いと思いました。
 封建国家の時代が、主権国家の時代よりも長く続いているという点には驚きました。主観的に考えると、自身に馴染みのある考え方や在り方などが当たり前のように長い間続いてきたように思えますが、歴史を学び客観的に考えることで"そんなことはない"と意識できると思います。何事も主観と客観を切り分けることは大事だと思います。今後も歴史などを通し、客観的な知識を増やしていきたいと思いました。
 このように国家形態の歴史を学び直すことで、現代の"国民国家"も様々な問題を乗り越えた上で生まれてきたという点を実感できると思います。今の国家形態が今後も続くわけではないと考えることもできると思います。当たり前ではないということを意識した上で、今あるものを有効に活用していけると良いと思いました。

最後に

 普段あるものも当たり前ではないと考えることで、大切にできることも増えると思います。今あるものに感謝し、有効に活用していけると良いと思いました。
 今あるものに感謝し有効に活用することで、より充実した人生を歩んでいきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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