20240312_活版印刷術と宗教改革の歴史を学び考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想30
はじめに
こんにちは、Keiです。
今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。
参考書
この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。
内容と感想
前回の記事では"ヨーロッパで実用化された活版印刷術"までの部分を読んで感じた事を書きました。
今回の記事では"「中世」から「近世」へゲームチェンジ!"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。
内容
中国で活版印刷が発明された時代の欧州では封建体制の全盛期で社会が活版印刷を必要としていなかった。しかし400年の時を経てルネサンスが巻き起こり、ダンテの『神曲』を皮切りとして読書へのニーズが高まった結果、グーテンベルクの活版印刷術の発明に繋がっていった。
活版印刷術が普及する前の中世欧州ではあらゆる人の文化活動がキリスト教一色であったにも関わらず、庶民は"聖書"を読むことができずキリスト教についての知識は教会の独擅場であった。いつの世も特定の組織・団体・階層に権力・財・情報が集中すると腐敗が起こる。
活版印刷術の実用化で"聖書"が安価になり知の解放が起こったことで、教会の行ってきた悪行が明るみとなり、糾弾する動き(宗教改革)が起こった。
感想
活版印刷術の実用化からそれがもたらした変化を学ぶことができ、勉強になりました。活版印刷術の普及によって"聖書"を一般人が読めるようになり、悪行を知った人々が教会を糾弾する動きが起こり、中世から近世に時代が移り変わっていった点がまとまっていてとても分かりやすいと思いました。
時代のニーズが活版印刷を実用段階に押し上げたという点は抑えるべきだと思いました。必要な"技術のタネ"や"要素"が揃っていたとしても実用段階にするには様々な壁があると思います。ニーズがあり支持する人が多いほど周りの協力も得やすくなり、実用段階にも辿り着きやすくなると思います。実用段階に進める際は、ニーズにも注目して取り組むという点を意識すべきだと思いました。
いつの世も特定の組織に、権力・財・情報が集中すると腐敗が起こるという点も抑えるべきだと思いました。権力や財に対する人の心の弱さが現れていると思います。一度手にした権力や財を維持することへの欲に負けてしまう人の方が多いのだと思います。その結果、自分たちに従う人だけを近づけるようになり、最終的に権力や財に群がる人が集まる組織(腐敗した組織)になってしまうのだと思います。"組織は頭から腐る"という言葉がありますが、上の立場になるほど欲も多くなるものだと思います。立場が上の人ほど注意して生きていけると良いと思いました。
最後に
自身の立場が上になればなるほど、権力や財などへの執着も強くなってしまうと思います。人は欲に弱いという点を抑えた上で、権力維持への欲に負けない人を目指していけると良いと思いました。
欲に負けない人になるために日々、自分を高めていきましょう!
どなたかの参考になれば幸いです。
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