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20240225_冊子と巻物について考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想14
はじめに
こんにちは、Keiです。
今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。
参考書
この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。
内容と感想
前回の記事では"すべての欠点を一掃した「紙」の登場"までの部分を読んで感じた事を書きました。
今回の記事では"交叉する西洋技術と東洋技術"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。
内容
紙が生まれたからといってただちにゲームチェンジが起こったわけではない。紙が発明された後も中国では永らく竹簡が使われ続けた。紙はゲームチェンジを引き起こすだけのポテンシャルを秘めていたが、従来からの巻物という形態が固定観念となり、普及が進まなかった。
欧州ではアルファベットが横書きだったこともあり、読みやすさと検索性のある本(冊子)が発明された。巻物で必要な軸棒もなく、紙量も両面書きにより巻物の半分になるため軽量となった。
イスラーム帝国と唐王朝が中央アジアで激突し、捕虜となった紙漉職人が製紙法を伝えたことが、欧州にまで伝わる契機となった。時を同じくしてイスラームに追われたキリスト教の一派が唐王朝に流れていき、冊子を中国に伝えたと考えられている。
中国と欧州は紙と冊子を手に入れることになり、ゲームチェンジが起こることになった。
感想
紙の発明だけでなく、形態として冊子にならないとゲームチェンジとならなかったという点は学びになりました。物自体が良くても、活用方法を見い出せていないまま普及しない期間が続いたという点は、鉄や鉄砲とも被る部分だと思いました。
巻物と冊子の違いについて深く考えたことが無かったため、勉強になりました。改めて考えてみると、読みたい部分をピンポイントで読むことができる冊子の良さを実感できました。また巻物に比べ軽量となり、利便性が向上した点にも納得できました。物心ついた時から冊子に触れていると当たり前のように思ってしまいがちですが、冊子として読むことができるという点に有難みを感じることができました。
時を同じくして冊子が中国、紙が欧州に伝わった点は面白いと感じました。ポテンシャルを秘めていても、上手く活用できないという状況は勿体ないことだと思います。自身や物の良さを最大限発揮ように思考する力はとても重要だと思います。難しい部分もあると思いますが、なるべく固定観念に縛られずに思考する力を伸ばしていきたいと思いました。
人々の交流により、良い部分を活かしながら合わさることにより、より良いものが生まれていくことは現代でもあると思います。他の良い部分と自分にある良い部分を見定めることができないと組み合わせることも難しいことだと思います。客観的に分析し、上手く活用できる人を目指していけると良いと思いました。
最後に
物や自分の価値を最大限発揮するためには、良い面を見極める目が求められると思います。自身の価値を最大限発揮するために、伸ばしていけると良いと思いました。
良い面を見極める目を養い、価値を最大限引き出すことで実り多い人生にしていきましょう!
どなたかの参考になれば幸いです。
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