一日一知
社会心理学 「集団的手抜き」
「集団的手抜き」:集団で共同作業をする際に一人当たりの課題遂行量が減少すること。(フリーライダー現象、社会的怠惰、リンゲハマン効果)
要因
①環境要因
・自分だけが評価を得にくい環境
・努力量が報酬に影響しない環境
・努力が不要な環境
②心理的要因
・自分だけ努力するのは馬鹿らしい
・集団の努力水準に同調する
状態
①集団に属すると自分の存在が集団に埋没する状態
②集団に属する自分が努力しなくても作業が終わる状態
③集団に属する人が平等に扱われている状態
実例
被験者を集め、各個人が綱を引っ張て仕事をさせた時と、集団で行った時の参加人数の総合計に対する一人当たりの力の量を比較
1人=100% 2人=93% 3人=85% 8人=49%
という減少率となった。
対策
・賞罰を与える
・年齢層に応じた言葉がけを行う