灼熱の第101回箱根駅伝予選会から早くも1ヶ月が経過しようといることに驚きを隠せない1年生の石野日向です。年々、時間が経つのが早く感じるようになっていましたが、大学生になってからさらに早くなりました。一瞬で過ぎ去ってしまう一日を大切にしていきたいと思います。
第101回箱根駅伝予選会を終えて
まずは第101回箱根駅伝予選会でのご声援、本当にありがとうございました。当日だけでなく日頃より支えてくれる方々、クラウドファンディング等でご支援してくださった方々の力がなければ、我々慶應長距離ブロックは予選会に出場することすらもできなかったかもしれません。
できることならば、勝負の年である今年の予選会に出走したかったのですが、予選会メンバーには1mmも絡めず、当日は8km地点で給水員をしていました。結果としてはご存じの通り
第29位 11時間23分10秒
10位の順天堂大学とは21分45秒の差。過去最大戦力で臨んだ予選会で撃沈。それに加え、チームの核として率いてくれていた4年生の引退、これまでにない喪失感にチームは襲われましたが、いつまでたっても足踏みしているわけにはいきません。チームミーティングなどを通して新しいチームに生まれ変わろうとしています。108代の東さんたちが作る長距離ブロックに乞うご期待ください!!
考え時
過去を振り返ることはこれくらいにしてこれからについて書こうと思います。
見出しの考え時とはチームミーティングで決まった今月のチーム目標みたいなものです。何も考えずに練習したり生活するよりも、前もって考えて何か目的をもって行動するほうが良いことは自明です。考えて練習や試合に取り組むということは自分に足りないものであったと、チームミーティングで話を聞いて痛感しました。言われたことを実行するだけでは成長できる限度がすぐ来てしまうと思います。実際、今までの自分は先輩方やコーチに話を聞いてそれを実行すれば速くなれると思い、聞いた情報を鵜呑みにしていました。しかし、人には向き不向きがあったり合う合わないがあるので、話を聞いて得た新しい情報を自ら考えて、自分流に落とし込む必要があるのです。もちろん、新しく得た情報を最初から自分には合わないと決めつけるのは間違いですが、なぜ合わないのかといった思考プロセスを踏むことが重要です。さらに、大学陸上は4年という限られた時間の中で結果を出していかなければならないのです。そんな短い期間で成長していくためには最も効率的な方法で速くならなければなりません。特に、自分は競技レベルも陸上IQも低いため一日一日、少しずつでも前に進まなければ、4年間で結果を残すことは困難であると感じています。ただ絶えず思考することを意識して日々過ごしているとどこかで自分のキャパシティを超えてしまい、かえってマイナスな面もでてきてしまうため、メリハリが大事だと思います。考えるべきと事それほど繊細にならなくてもよいところ。走るだけと思われがちな長距離走の奥深さ、難しさに気づいた11月でした。
最後に、冒頭でも書いた通り本当に時間の流れが早くなりました。
(こういうのをジェネーの法則っていうらしいです。ある年齢での一年間の体感時間を求める計算式もあるらしいです。興味ある方調べてみてください。)
早すぎて気づいたらなにもできずに4年生のこの時期になっているかもしれません。今年のような1年をあと3回やったところで、自分が到達できる限度はたかが知れています。強い先輩方、同期に追いつき追い越していくためには、前述した通り、何が自分に足りないのか、どこが自分の強みで伸ばすべきなのかを考えてそれを行動に移していく必要があります。
一人一人、速くなるためのアプローチは全く違くても目的は一緒です。一秒でも早くゴールにたどり着くこと。今年一年は後ろからチームを見て走るだけでしたが、やっぱり走るなら前で走りたいので精進してまいります。たくさんきつい練習を乗り越えなければいけませんが、、。
次回は涼太です。夏合宿を経て、体も心も髪型も別人のようになった彼ですが、彼の成長には本当に驚かされます。自分のほうが陸上歴は長いはずなのにどんどん先に行ってしまうので、早く追いついて一緒に走れるようになります。じゃあ、よろしく!!