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モリモリから引き継ぎました、経済2年の野田です。
杉森に"頼んだノダ!"なんて書いていただきました。全力で書きます。


まずいきなりオカネクレクレ乞食か、と思われるかもしれませんが現在懸命に活動しております。

クラファンに関わらず、私は競走部の広報部に所属しており、インスタの投稿を作ったり、クラファンの動画作ったり、師匠の田島さんにシゴカれたりしています。

長距離関連はこんな感じで作らせていただいております…

そんなこんなでTwitter(新:X)を見ていたら気になる投稿がありました。
日本陸上競技連盟が今年の日本選手権の動員人数を発表したのです。

陸上ってマイナースポーツ?

実際に数字を出されると

2023セパ野球1試合平均動員数 29,219人
2023J1サッカー   〃     18,993人
2023J2サッカー   〃       6,904人

とかいうデータなんか引っ張ってきちゃって

自分が日本選手権の会場に足を運んだときも会場がらがらだったなぁ…
国立競技場のトラックなくせ!とサッカーファンが意見するのもわかるなぁ…

Twitterで「国立競技場 トラック」と検索するとたくさん出てきます……

なんて思ったり。

そしてタイミングよく弊部OBの方がYouTubeでお金に関して話題にしており

僕らと似た課題を抱えているのでは?

と感じました。

ALL KEIOなど主催するイベント会場に足を運んでくれる方々を増やしたり、純粋に慶應競走部のファンを増やすために集客を狙う広報部。

慶〇義塾が定めたルールの抜け目をかいくぐって継続的な収益を出せるか考える長距離ブロック。

自分らが集客や収益にて苦戦している一方、日本陸連も同じ境遇にありそうで、打開策を是非参考にしたいものです。

❝走る❞ に夢見てたとき。

箱根にあこがれていた小学校時代、将来は走るお仕事をしたいな、なんて考えていた時期もあります。

学年が上がって、年齢を重ねて、出場する大会の規模が大きくなって、周りが少し見えるようになって、先輩方からのお話を聞く機会が増えて。

我らが保科光作はすごい人だなと改めて。

いかに陸上競技でお金を稼ぐこと・仕事にしていくのが難しいかを感じることが増え、生業にしている人へのリスペクトが増え。

だんだんと「走る・陸上を続けること」と「自分の将来像」が乖離していく実感がありました。

価値ってナニ…?

以前とある企業の方とお話しさせていただいたとき

陸上続けてても社会に出たら経験の一つでしかない。カネにならない。
陸上以外の世界も知って多くの種類の経験をするべき。

もう少し言葉は柔らかかったですよ?

というお話をしていただきました。

PBを更新したり、できなかった練習ができるようになったり。
それが自分が考える、選手の嬉しさであり価値だと思います。

でも

確かに5000mが〇秒速くなったからって、社会には価値と感じられないだろうなぁ、と納得してしまう自分もいて、漠然とむなしくなったことを覚えています。

オカネで語れぬ価値と魅力

ですが、そんな思いを吹き飛ばしてくれた人がいます。

今年入部してきてくれた田口(弟)くん。高校ではバレー部で陸上は未経験でした。

お兄様(4年)の応援に昨年の箱根予選会に足を運んでくださり、応援して、慶應の負け姿を現地で見届けてくれていたようです。

「自分ごとのように本気で悔しくて、気づいたら翌日から走ってました」って笑顔で話していました。
「競走部に入るって、箱根予選会を見て決めた」と教えてくれました。
「入部前の3月にハーフマラソンも走ってきました!きつすぎ!」って語ってくれました。

プロランナーでもなければ箱根常連校のように注目されるわけでもなく。
いままでも「走りで人の人生を変える。」なんてトップ層のランナーがテレビや新聞で語っているところしか見たことがありませんでした。

それが プロ, 速い人, 強い人 の付加価値なんだろうな、と思っていました。

ですが、目の前に人生が変わった人が現れて、こんな自分の走りでも、誰かに刺さるエネルギーになるのかもしれない。自分の命燃やせば、身内だけでない他人の心揺らせるのでは?と思うようになってきました。

魂揺れました。日本人先頭を攻めるタジマ様。

大した記録も持たず何言ってんだこいつと自分でも思いますが、変な勘違いは毎日の練習の苦しさ・単調さをわくわくに変えてくれています。

昨年は走ることができなかった予選会の会場は、日本選手権や関東インカレより一般の方が観戦していたように感じます。横で観戦していた全員がTverを見ながら、ラジオを聴きながら、無線でチームメイトから状況を聞きながら。一瞬しか見れないランナーを応援しに来ていました。

配信サーバーが重く見れる人見れない人で
周りの方々助け合っていました

多くの人の前で走る。というのは中高と大会と一緒。
その時には感じもしなかった、気づきもしなかった不可価値を生み出そうとエゴ丸出しで練習してます。

わくわく。

結局は自分のために走る。でもそれより先の目的があると、よりわくわくします。このわくわくが見ている人にも伝わったらいいな。慶應競走部のファンが増えたらいいな。それがいつかどっかで陸上競技がお金に繋がらないかな、なんて思うともっとわくわくします。

きっとラストイヤーの4年生は自分以上に泥臭く強靭で、それでいてかっこいい走りをしてくれると思います。

応援しに来てほしい。

胸を張って応援していただけるように。応援していて恥ずかしいチームでないように。
これからも仲間と一緒に一生懸命練習しようと思います。


長くなりましたあああ。ここまで読んでいる人はどれほどいるんですかね。元々はSNSでバズりたい!みたいな話で書き始めたのですが、2日間の紆余曲折を経て、実にまとまりのない文章に仕上がりました。スンマソン。

次は丸山君です。怪我に悩まされながら徐々に復活してきた(!?)漢です。
まかせたよ~

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慶應義塾大学 競走部長距離ブロック 〜選手たちの軌跡〜
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