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こんにちは!
長距離マネージャー4年、駅伝主務の甘利です。

自分のブログを書き終える前に空岡のを読んでしまいした。あべりくに、ハードル爆上がりしてますね!と煽られました。とても書きたくないです。笑
黒澤のを読む前に絶対に書き終えます。

まあでも、最後のブログ、書きたいことを書きます。いつもは、何かこれを伝えようと思って堅苦しい文章になっていましたが今回は自分の感情を全部ぶつけようと思います。



①できることは全部全力!  

中学、高校で長距離や駅伝をやっていて、
みんなで本気で何かを目指すことの楽しさを知りました。(中学の駅伝のはちまきに全部全力と書いてあり、それが私のモットーです。)
大学ではテニサーとかに入って楽しもう!と思っていたのものの、池江選手の白血病を乗り越え、オリンピック出場を果たしたドキュメントを見て、自分も何かスポーツに全力で取り組みたい!と思いました。
慶應が箱根駅伝を目指していることを知り、
それを目指す一員になりたいと考え、マネージャーとして入部しました。
1年生の時はとにかく全てが新鮮で、「渡部さんみたいなマネージャーになりたい!」と、楽しそうで、ガッツ溢れていてみんなから信頼されるマネージャーに憧れていました。

というのが、ドキドキワクワクな部活のはじまり。そんな思いが続くと思ったのも束の間、2年の夏頃から、長い長い迷走期に入っていました。

簡潔にいうと、自分ができることを考えても、行動にできず無力さを感じていた時期です。この時期のブログを見返すと、まじで病んでるなと思います。笑

そんな中でも、今の自分があるのは、どんな時も自分にできることはなんでも”全力”で取り組んできた自信があったからです。
頭が切れるわけでもないし、臨機応変でもないし、人の気持ちを察するのは得意でないし、気は効かないし…

でも、

運転免許を持っている。度胸も少しはある。だから、保科さんに鍛えてもらい、ハイエースを運転するようになりました。私はこのチームの運転手なのか?!と思った時もありましたが笑

継続力には自信がある。だから、みんなのスプシを毎日チェックし始めました。毎日誰かが見ているよっていうことを伝えるために、コメントをするようになりました。意味のあることかは分からないけど、今ではマネージャーの日課となっています。

怪我した選手にしてあげられることはないけれど、声を出すことならできる。だから、ひたすらサーキットをする選手たちに「まだまだいける!足あげて!」と鬼になりました。嫌がられてたかもしれないけど。

他のマネージャーより走ることはできる。だから、給水だけは誰よりも積極的にやろうと決めて、給水は全力でやりました。たしか、1番きつかった給水はいつかの富津の風が暴風だった時。

早起きは得意。だから、朝練はギリギリ間に合うので週一回は行くと決めました。朝練の時は4時に起きて始発に乗り、横浜駅の京急から東急まで3分の乗り換えをおじさん達と全力で走ってます。

思いつくのはこんなところですかね、、!

仕事を見つけること、新しいことをやるのが苦手だけど、できることは全力でやる、そういうタイプの人間です。
これまでの歴代長距離マネージャーとは色が違うというか、色がなかったです。
誰にでもできることかもしれないけど、全部全力でやる!自分の仕事は全力でやる!これが私の大事にしてきたことです。


今年の菅平合宿


②駅伝主務という肩書き

“自分のためにやる”そう決めて駅伝主務になった昨年の秋。何か変えなければと思い、初めの3ヶ月くらい必死になっていました。(多分周りにはあまり気付かれなかったはず。)

この一年、多くの人に支えられて、この立場に居させてもらったことで、見たことない景色をたくさん見させてもらいました。本当に楽しかったです。一方で、しんどいこともなかなかに多かったです。

手探りでやることばかりなのに、先回りをしないといけないし、数ヶ月先のことを考えなければいけない。過去のLINEやメールを遡って、過去の報告書を読み漁って、やり忘れていることはないか、と頭の中がいっぱいな時もありました。

自分の中で、主務はチームのことを1番よく知らなきゃいけない人。監督の1番そばにいて、考えを理解しないといけない人。そういう理想像がありました。でも日吉に住んでいないからみんなに会えるのは部活の時だけ。保科さんと話せるのも時間を見つけないと難しい。

事務作業はどこでも無限にできるから、部活の時間はできるだけみんなの走りが見れるようにグラウンドに出るようにしたし、選手を見つけては話しかけるようにしました。
でもどんなに頑張っても自分の割けるだけの時間を割いても、空岡には敵わなかった。そりゃそうだよね、彼女だって同じ気持ちだもん。
自分じゃなくて空岡がまさしく主務だろと私はずっと思っていました。楽しい思いの傍ら、ずっとずっとモヤモヤしている自分もいました。

外部の方へ向けた文章とかも、とんでもなく苦手で人一倍時間をかけて書いていました。もちろん喋るのも上手じゃない。空岡や他の人がやった方が絶対いいに決まっている。
実は、そんなことばっかり考えていました。
いつも、自分が発する言葉、情報でチームが動くことに不安を感じていました。

選手と話をする機会も前に比べて少なくなってしまった気がします。本当は、もっとみんなと腹を割って話したかった。

でもこんな思いも全部ひっくるめて、これだけ自分がチームのことを考えられたんだと自分に言い聞かせてきました。
自分のしてきたことが正しかったかはわからなけれど、手を抜いてきたことは一つもないのは確かです。
それだけは自信をもって言えます。


③空岡への大感謝

目次を見て、あれ?なんか最近読んだ何かと似ているような…
お許しください。私も、本当に、最後のブログに空岡のことを書くと決めていました。
やっぱり似ているんだと思います!笑

私は空岡のことを「のどかちゃん」と呼んでいます。距離があるわけではありません。最初の呼び名に慣れてしまい、「どん」と呼べなくなってしまっただけです笑

1年生の私たち

空岡には感謝してもしきれません。
彼女なしでは今の自分は絶対にいなかった。

私と空岡は入部当初からもなんでもやりたい!と張り合ってきました。私の中でも(おそらく彼女の中でも)お互いに負けてられないという思いが強かったと思います。

空岡には敵わないと思うことがたくさんありました。 
人のためにどこまでも自分を犠牲にできる、というか多分犠牲にしているなんて1ミリも思ってない。

人の心に寄り添ってあげられて、その人の気持ちになって考えることができる。
その場の雰囲気を和ませてくれる。空岡と話すと間違いなく、元気が出ます。自然と笑顔になります。頑張ろう!って思えます。
めちゃめちゃ気が利く。仕事も早すぎて、みんなの仕事が無くなっちゃいます。
先の先まで心配できる。一緒に仕事してたらびびります。 
たまに、心配性すぎ!とか、ちょっとの失敗を大失敗したみたいに落ち込むこともあるけど、でも人前では元気いっぱいなところ、マネージャーの鏡です。

あげたらきりがないのでこれくらいにしておきます。とにかく、彼女の存在がこのチームにはなくてはならないものです。
信じられないくらい謙遜する子なので、全否定してくるかもしれませんが、全員がそう思っています。ここについては絶対言い返せる!
のどかちゃんなしでは、ここまでやってこれなかった。

2人で最強の長距離マネージャーになりたい。
渡部さんが引退する時にそう強く思いました。なれたかは分からないけれど、私はなれたつもりです。
2人で話すことは95%くらい部活のことです。プライベートのことは本当にちょっとしか話しません。2人とも部活に対する思いが強すぎてチームについて話すことがありすぎるんです。
お互いに優柔不断でめちゃくちゃしょうもないことでさえ、たくさん話し合ってきました。
一緒に頑張る同志が、空岡で本当に良かったです。喧嘩したことは多分一度もない!笑
部活やチームにかける思いは一緒だから、喧嘩なんてする余地もなかったです。

空岡にはたくさん我慢もしてもらったと思います。
もしかしたら自分がやりたかったことを全部押し殺してくれていたかもしれないです。
私がやりたいことを全部やらせてくれました。私にできないことを全部やってくれました。

できるだけ保科さんのそばにいたい、グラウンドに立っていたいというわがままを、何の躊躇いもなく受け入れてくれました。自分がいない時はチームを引っ張ってくれました。
とてもとても信頼のできる頼もしい存在です。
チームのことは全共有です。LINEはスマホが手元にある時はお互い即レスです。 

4年生になって2人ともちょっと考えが大人になって、今まで見えていなかったところが見えてきたと思います。
10月14日、箱根駅伝出場チームのマネージャーになろう。最強のマネージャーだったと後世に語り継いでもらおう!!!

全体マネ桝田が撮ってくれた、今年の私たち。

④強靭なスタッフ陣

どんな時もマネージャーは腐ってはいけないことを教えてくれた小野さん、

何が正解かわからないときに大きなヒントをたくさんくれた保田さん、

合宿期間、朝から晩まで選手のケアをしてれ、私の失敗を笑いに変えてくれたかつやさん、

熱い指導でチームのフィジカルをしっかり強化してくれた新井さん、

理想のチーム像やリーダー像、目標の設定の仕方…現役の頃から数えきれない素晴らしいことを教えてくれた杉浦さん、

長距離の資金集めに多大なる時間を割いていただいた細萱さんをはじめとした監督陣。

部員に負けないくらい熱い思いをもってくださる素敵なスタッフの方々がチームを支えてくれています。

そしてそして、私に駅伝主務という役を与えてくれた保科さん。
迷っていた私に、最後の後押しをくれたのはやっぱり保科さんでした。もしかしたら、空岡にすれば良かったと後悔してるかもしれません。笑
例え期待が嘘であったとしても、嬉しかったし心の底から頑張ろうと思えました。

保科さんほどチームのために尽くしてくれる監督は絶対にいないと思います。
オフの時間に、選手のケアをしてあげたり、治療器具を手に入れてくれたり、空港まで送迎をしたり、温泉に連れて行ってあげたり、壊れたものを直してくれたり、スープを作ってくれたり。

選手だけでなく、サポートのことも、とても大切にしてくださいました。
“きほんのき” “まずやってみる”
現状を見てできないと考えるのではなく、こうしたらできる、あるものでなんとかする。
保科さんから1番に教えてもらったことです。

保科さんはとても優しいです。
私の多大なる失言を笑い話にしてくださったこと、(永遠のネタにされそうで怖いです)
だめな時はしっかり叱ってくださること、
どんな時も選手のことを一番に考えていること。

下級生の時は保科さんが何を考えているのか全然わからなかったけど、たくさん話をさせていただくようになって、今になってわかることがたくさんあります。

チームのみんな、これからも保科さんを信じ続けてください。
必ず、みんなで保科さんに恩返しをしよう。


⑤やっぱり感謝

結局みんなと同じ感謝の気持ちを伝えるブログになってしまいますが、これも許してほしいです。  

たくさんのことを教えてくれ、時には厳しい言葉もくれ、大変お世話になったマネージャーの先輩方。

努力は裏切らないこと、信じて誠実に愚直に練習をすれば夢は叶うことを示してくれた貝川さん。

一緒にジョグしたり、悩みを聞いてアドバイスをくださった数々の選手の先輩方。

それぞれが目標に向かってひたむきに練習をし、刺激を与えてくれた他ブロックのみんな。

何よりもチームのことを考えて馬車馬のように働くサポートブロックのみんな。

どんな時も支え続けてきてくれたOBの方々、保護者の皆様、応援してくださる全ての方々。

部活に対する本気度だけは理解してくれて、きついときには私の話を聞いてくれて、最近はちゃんと興味をもって応援してくれるようになった家族。

感謝を伝えたい人はたくさんいますが、
言葉ではなく結果で最大の感謝を伝えられればと思います。

後輩マネージャー
この一年、4年の2人がやりたいことをやらせてもらったのはみんなの支えがあったからです。本当にありがとう。
3人とも、みんな自分の芯を持っていて後輩ながらとても頼もしいと思っていました。素敵なチームを作っていけると思います。
私たちは必要ない無駄なこともたくさんやってきたと思います。ぜひ、効率化してもっと質の高いサポート目指してください。
特に小林は同期みたいに思っていました。とにかく安心感があります。辛いことも多々乗り越えてきたまいちゃんのメンタルは最強です。周りを頼りながら、チームを引っ張っていってください!2人も、まいちゃんを支えてあげてください!

蔵王合宿ポイント前

4年生の2人
学年が上がるにつれて全然話せなくなってしまいました。ごめんなさい。
4年生が強いチームは強いとよく言われてきたから、もっと4年生として存在感出していかなきゃと、最初はすごく自分の価値観を押し付けてしまったなと思います。
今年一年、あまり多くを話さなかったけれど、2人とも苦しい時期が続いても、めげることなくここまで走り続けてきてくれたこと、同期として誇らしく思います。
もうあとはほんとに走るだけ!!
ここまでやってきたなら、箱根を走ってから引退するしかないよね。
最後の最後、有終の美を飾ってください。心から応援してます。

選手たち
みんなのおかげで、たくさんの景色を見ることができて、たくさんの感動を与えてもらいました。みんなのおかげで、できないことはないと思えるようになりました。
自分の頑張りしか興味なかった自分が、人のことに興味を持てるようになりました。
人の喜びや悔しさを、自分のことのように感じることができるようになりました。
それは、みんなが、箱根駅伝という目標に向かって愚直に頑張ってきた姿を1番近くで見てきたからです。
あと、今年必ずいくと言ってくれる人がいたのもとても嬉しかったです。

長い長いスランプや怪我を乗り越え、調子をあげてきた人、
怪我を乗り越えてもまたすぐ故障してでもそれでも諦めずにもがき続ける人、
練習しっかりできているのに、なぜか本番ではどうしてもタイムが出なくてレースがトラウマになっている人、
練習できてるのになかなか自信を持てない人、
学校との両立を淡々と行っている人、
誰よりもきつい顔しながら粘り続ける人、
全てを辞めたくなってしまっても結局誰よりも愚直に競技に向かっている人、
ポイント後にわかりやすく悔しがる人、落ち込む人、口数が多くなる人。

みんなのたくさんの頑張りや表情が見えたこと、全てをかけて箱根駅伝出場を目指して、同じ時間を共有できたこと、
これらは、かけがえないのない宝物です。このチームのマネージャーになって良かったと心から思います。これだけ本気になれる時はもうないかもしれないと思うと寂しいです。


プログラム写真撮影時

メンバーへ

今回、メンバーに入れず、悔しい思いをした人もたくさんいます。怪我をして辛い思いの人もたくさんいます。
引っ張りをしたり、必死に食らいついて一緒に練習したり、声をかけたり、、、
「メンバーのためにできることは何でもします」「僕に何かできることありませんか」とよく言ってきます。
その人たちの思いを忘れないでください。総力戦です。

とは言え、最後はやっぱり自分のために走ってください。人のためも最終的には自分のためです。チームや応援してくれている人のために頑張る自分のために、走ってください。

蔵王でのクロカンを、紋別でのあのポイントを、最後のあの練習を、
保科さんの出す鬼のようなメニューを一つ一つこなしてきた自分を信じてください。みんなは、ほんっとうに強い!!!!  


紋別の1000×20!

⑥今年は箱根に行ける。あとは信じるだけ

自分たちが信じていれば必ず実現できる。

いつかのブログにも書いた気がするけれど、
いわゆる奇跡と言われることや、絶対無理って周りが思っていたのに成功したことに共通するのは、
地道な日々の積み重ねと、強い意志・信念を持ち続けることだと思います。

地道な日々の練習の積み重ねはもう十分。 
あとは、自分たちは絶対にできると信じるだけ。

今、人生で1番ワクワクしてます。
今年は行ける、そう心から思えるから。

今年、絶対に実現できる。それだけの根拠が揃っています。
積み重ねてきた練習の質が違うし、
踏んできた距離が違うし、
みんなの顔つきが違うし、
気持ちも違う。
運も味方してくれている。
今年のチームは強い。

慶應長距離チームを知らない人は、おそらく一目もくれないでしょう。
でも、
慶應高校の甲子園優勝、4継リレー日本一という波も来ています。

“30年ぶり箱根駅伝出場”

あっと、世の中を驚かせましょう。
箱根なんて行けるわけないと冷ややかな目で見ているあの人を虜にしましょう。

何度もいうけど、最後まで心の底から信じ続ければ、それは絶対に実現できる。 

どうかどうかみんなの思いが届きますように。
努力が報われますように。

箱根駅伝予選会まであと2日。

予選会前、締めのブログは我らが駅伝主将、田島公太郎!と言いたいところですが、どうやら本戦出場決まってから書くようです。(憶測)

ちなみに、田島への思いはマネブロの応援メッセージに綴りました。
田島がチームのキャプテンだったから、
チームで箱根に行きたいと思ってくれたから、
熱い愛のある檄を飛ばし続けてくれたから、
今のチームがあります。
たくさんありがとう。

あとは、頼んだよ!!!! 

みんなで、一緒に箱根行くよ!!!!


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