見出し画像

「なぜ」の答えを探す旅

こんばんは!2年の安倍立矩です。

空岡さん(いつもどんさん呼びなので以下どんさんとさせていただきます笑)は先日まで行われていた紋別合宿にて、1km*20を選手と同じペースでチャリで爆走してタイム読みしてました。すごいですね。筋肉痛になるかもおって言っていたので少し心配ですがもう大丈夫なのかな?(笑)どんさんをはじめサポートの方々に支えられて自分も練習を積むことができたので本当に感謝しています。

2次合宿集合写真
みんないい笑顔だあ

さて、今日から3次合宿が菅平にてスタートしました。約1ヶ月半もの期間、このような環境で練習ができるのは、いつも応援・支援いただいている皆様のおかげです。この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございます。2次合宿は自分的には満足のいく内容で練習ができなかったので、3次合宿では粉骨砕身の精神で臨む所存です🔥

本日のPAにて
左田島、右ぼく

週末、不機嫌なぼく

またまたよくわからない見出しでのスタートですが、しばしお付き合いください(笑)。

さて、週末ではやや説明不足ですね。正確に言うと、春学期の金曜日の午後から月曜日の午前までぼくはとても不機嫌でした。それは実験レポートがぼくの生活を蝕んでくるからです。1時間くらい何の実験をするのかを予習して、3時間ぶっ続けで実験して、10時間程度かけて5000字を優に超えるレポートを仕上げる。こんな地獄のようなスケジュールを毎週こなしていました(輝さん曰く、3年になると倍忙しくなるらしい、恐ろしや)。日曜日は朝練がないので、少しだけ夜作業しようと思ってレポート作成に没頭していると、鳥のさえずりが聞こえてきたなんて日もありました。

そんな中でも一番ぼくにダメージを与えたのは、レポートのコメントに書かれている「再提出」の3文字です。ええ、それはこちらがどれだけ時間をかけているかなんかお構いなしに容赦なく降りかかってきました。あんなに色々調べて、夜通し頑張ったのに…ひどいときは考察の三分の一程度を泣く泣く添削した時もありました。レポート書き終わったらすぐに授業だし、部活動の時間を加味すると自由に活動できる時間は本当に微々たるもので、ぼくを病み期に突入させるには十分でした。

「再提出」から得たもの

そんなある日、再提出食らったレポートを見返してみるとある共通点がありました。それは、実験内で浮かんだ疑問が明らかに少ないことです。例えば、測定値と理論値との誤差だったり、操作手順だったりと何でこれじゃないといけないのと聞かれたら答えられない部分が多々ありました。

サムネの画像に使わせていただいた「Dr.STONE」の主人公、千空のセリフにこのようなものがあります。

偶然には必ず!
合理的な理由がある!!

Dr.STONE第2話より 稲垣理一郎

おそらく教授たちは実験結果や実験方法に対して「なぜ」と疑問を持つこと、またその原因を追究することを僕ら生徒に求めていたのではないかなとその時初めて気づきました。

若干自分勝手な解釈かもしれませんが、実際この点を意識し始めてからは一度もレポートは再提出にはならなかったのでたぶんそういうことでしょう(笑)。

慶應の刃

勉強の話がだいぶ長くなりましたね。もう飽きてしまった方もいるかもですが、ここからようやく陸上の話です(笑)。

この春、このチームは全日本予選会に出場できず、目立った記録を出す選手も少なくかなり苦しいシーズンを過ごしました。そんな中でも保科さんから出されたメニューを何とかこなそうと、選手各々が食らいついてきました。先日の紋別合宿ではメニューの強度が大幅に上がっている中で全員が完遂していたり、田島、木村に至っては実業団合宿に参加してますますパワーアップしていたりと徐々にではありますが箱根駅伝を目指すにふさわしいチームに仕上がっているのではないかと個人的には感じます。

ただ、今の慶應が箱根駅伝に出場できるかと言われたら、答えは「」です。

確かに出されたメニューを100%こなすことは何も間違っていないし、この積み重ねは必ず走力向上につながると思います。しかし、間違っていないだけじゃ勝負には勝てない。というのも、他大学と比較すると練習の強度も距離も劣っていると考えられるからです。では、他大学と戦うにはどうすればいいのでしょうか。

カギはやはり慶應ならではの強みである「スポーツ推薦をとらない」ことだと思います。これをネガティブにとらえる人もいると思いますが、自分はこれこそが他大学との距離を詰める最適解だと考えます。

例えば、ポイントで垂れた時、動画で問題点を探し、弱点を補うためにエクササイズを考えたり、自分に合ったフォームを研究したりなどスキルアップのために原因を探し、解決策を講じる、つまり、思考を凝らして陸上競技に向き合うことが重要だと考えます。

すでにこれを実践している選手はいます。これがチーム全体に伝播すれば、確実に他大学に対抗できる刃になりうると確信しております。どんな入試形態であっても、自らの手で狭き門を潜り抜けてきたぼくらだけの強みです。これを活かさない手はありません。

みんなへのメッセージ

おそらく自分が箱根予選会前に書く最後のブログになるので、チームのみんなへのメッセージとして今回は書かせていただきました。

クラウドファンディングをはじめ、3つもの合宿の開催、ウイダーなどの差し入れ等、本当に多くの方々の助けがあってぼくらは今走ることができています。その御恩に報いるためには、やはり箱根駅伝出場を実現させるしかありません。この目標に向け、このブログが気を引き締めるきっかけになっていれば幸いです。みんな、こっからっす。

着実に1歩ずつ前進してきたぼくらはまだまだ強くなれます。いや、なります。箱根予選会まであと42日。成長したぼくらの姿を、「陸の王者の挑戦」を楽しみにしていてください!

さて、次は尼子ですね。変顔してっていうといつもこの顔をします(笑)。最後の合宿がんばろうね

陸の王者の挑戦まであと42日

変顔の尼子

よろしければサポートお願いします!いただいたお金は活動資金として大切に使わせていただきます。