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狙った試合は絶対に外さない
中井から引き継ぎました、安田陸人です。
もう冬季練も中盤にさしかかり、シーズンインが地平線から顔を覗かせようとしています。
他大学が各々合宿で強化練習に励んでいる姿をInstagramで見て焦りを感じつつも、焦って欲張って怪我をしてはダメだと抑制しながら走る毎日です。
さて、今回はまもなく始まる2025シーズンのテーマについて書いていこうと思います。
大学陸上の試合結果
その前に、これまでの3年間の自分の出場した試合結果について振り返ってみました。
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こう見ると、出場した全14レース中、PBではなかったのは3レース。自分でもよくこれだけPBで走れているなと感じます。
脅威のPB更新率だと言いましたが、この表を見て貰えば分かる通り、1年時は7月から12月までコンスタントに試合に出ているのに対して、2年、3年では春のトラックシーズン前半しか出れていません。
この2年は、5月〜7月、9月〜12月で左脛の痛みに悩まされて走ることができていません。
まさに、自分でもびっくりの稼働率です。
0.1秒で狂う
もともと高校時代までは、毎週のようにレースに出ていました。日体大のような高速レースに出場することは年に1回のみで、ほとんどは地区の強化レースに出て、自分一人で引っ張っていました。1500m走った翌日に5000mも走るなんてこともたくさんあったし、どちらかというと怪我もしにくいタイプ。自分のことを「鉄人だ」なんて思うこともありました。
しかし、2022年11月の日体大5000mを機に、良くも悪くも自分が大きく変化する感覚を覚えました。
大幅に自己ベストを更新し、14'20"09。ただ、当時の関東インカレB標準記録は14'20"00。あと0.09秒足らず、関東インカレの出場資格は春シーズンに持ち越しとなりました。当時は自己ベストを大幅に更新して、チーム内での序列が格段に上がったことの満足感の方が先行して、標準記録を突破しなかったことの重大さに気づけませんでした。
冬季を終えて、トラック種目での関東インカレ出場を狙って練習に励む毎日。日に日に強くなる感覚があったものの、知らぬ間に身体は悲鳴をあげていました。早くレースに出て自分の実力を証明したい。その思いが先行し、違和感に気づきながらも六大学の5000mに出場。またしても1秒足りずに標準を突破することはできませんでした。
この時点で左脛の痛みは限界近く達していましたが、調子自体は良かったので痛みを隠し、翌週の10000m、翌々週の5000mに強行出場。3連戦が終わった頃には痛みでジョグすらもできなくなってしまいました。後がない状態でのレースだったので、死に物狂いで走ってどちらも標準こそ切ることはできましたが、関東インカレには出場することができず、本末転倒の結果となってしまいました。
2024年は標準突破できないと死ぬ、くらいの気持ちでレースに臨んだ結果、ほぼ全てのレースで何らかの標準記録を破ることができました。
まあ、結局関東インカレで燃え尽きて怪我をしてしまいましたが。
モットーは無事是名馬だが、、、
すぐ怪我して走れなくなる割に、目指す姿は「無事是名馬」です。
常に安定してチームを引っ張り、試合では安心感のある走りをする。これが目指す姿でした。
そして、怪我しないでコツコツ練習をつめている選手こそ長く一線で活躍できると思っています。
ただ、頭ではそう理解していても、ついつい一発ドカンと大逆転を狙ってしまうのが僕の性です。
そして無理して怪我をするまでがセットです。
狙った試合は外さない
先日チームの前期目標を決めました。
目標は、2021年以来の「全日本大学駅伝予選会出場」です。
昨年度はチャンスと言われながら、33秒差で出場を逃しました。
もし8人で33秒縮められていて、出場できていたら箱根予選の結果も変わっていたかもしれない。たらればですが。
全日本予選を目指すということは、0.1秒の戦いに勝たなければならないということです。そして、出場するか否かによってはその後のチームの命運を大きく左右します。
強度をあげて走ると、すぐに壊れてしまうのは1年や2年で変えることはできないと感じています。
また、大きな試合になればなるほど良いところを見せたい、と思って無理をしたくなるので、怪我のリスクも大きくなります。
自分の経験上、1ヶ月に3本以上レースに出ると怪我をします。
つまり、残すトラックレースは多くても6本くらい。
弾数は少ないけれど、その分強固な弾を打ちます。
今年も一つ一つのレースを意味のある自己ベストで終えることをテーマにしてシーズンに入ろうと思います。
次のブログでは、全日本予選会や日本選手権での経験を書くことをイメージして終わりにしようと思います。
次は、先日の丸亀ハーフでしっかり自己ベスト出してくれた東です。
うどん食べたかったよ。よろしく。
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