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みなさま、お久しぶりです。そして、あけましておめでとうございます。川上から引き継ぎました、3年の島田亘です。2025年になりまして、1回目の自分の担当が回ってきました。昨年の8月以来のブログになります。

前回のブログ執筆時は、選抜合宿ではなく夏の辛い日吉期間に自分ができること・すべきことを手探りで模索していました。夏の日吉での大変で苦しい練習、生活を乗り越え、三次合宿の菅平で合流を果たしました。「ただ頑張るだけでなく、自分がどうなりたいか、どうしたらチームのためになるか」と、そこまで落とし込んで行動できたことで、1,2年時に出走することが叶わなかった箱根駅伝予選会にも出走させていただくことができました。

しかし結果は、チーム内12位。タフなコンディション下でのハーフマラソンの経験不足であり、実力不足が露呈した結果になってしまいました。人生で1番しんどかった、夢に見た予選会という舞台。ただ、人生で1番声援が力になった、夢のような舞台でもありました。

そのような舞台で走らせていただいた結果がチーム内最下位、しかし、そこから得たものはたくさんあります。最下位から、下から這い上がるものにしか見えない景色。次はもう順位をあげるしかありません。最後の予選会まではあと269日。予選会から本選を目指す者にしか見えない景色を、現実にすべく駆け抜けます。

人生で1番しんどくて、1番声援が力になった箱根駅伝予選会

本題に入る前の余談ですが、前回のブログでは「夜とカフェオレと日記帳」という日記の話をさせていただきました。読んでくださった方、本当にありがとうございます。まだ読んでいないという方、お時間がありましたら是非読んでいただけると喜びます。前回のブログはこちらから↓↓↓

このブログを読んで、「同じ日記買ったよ!」といってくださる方が多く、私自身もすごく嬉しいです(回し者とかではないのでご安心を笑)。

実は、これにはさらに裏話があります。川上のブログにもすこし触れてあった通り、ブログをNHKの番組制作者の方に読んでいただきまして「若者の間で流行る、手書き手帳の魅力」という内容で、番組の取材を受けさせていただく機会がありました。自分の書いたブログを様々な方が読んでくださっているという事実に驚きましたし、非常に貴重な経験になりました。これからも、自分の想いをしっかりと綴っていきたいと思います。

取材の謝礼品、本当にありがとうございました。

↓↓↓川上のブログはこちらから↓↓↓


毎度のことながら、前置きが長くなってしまいました。本題に入ります。
今回のテーマは、

自分がどんな存在でありたいか

です。川上も含め、私たち3年生は絶賛就職活動中です。就職活動で必ず行うことといえば、そう、自己分析です。自分はどういう人間で、どういう経験をして、そこから何を得て、それをどう将来に活かしていきたいのか。一つ一つを明確に思い起こし、それを言語化して伝え、表していく。非常に難しい作業です

先日、ある体育会のOBの方と面談の機会があり、そこで自分の自己分析のお手伝いをしていただきました。その時の印象的だった話について、少し書こうと思います。


”自分”を振り返る


先日行った面談は、自分の過去の経験を深堀りし、自分自身はどんな人間なのかをはっきりさせていくものでした。今、大学時代から高校、中学、小学校、幼稚園、赤ちゃん、お腹の中の時、そしてDNAの段階、と。最後は想像にはなってしまいますが、笑

大学で體育會競走部に所属しているが、そのきっかけになったことは?

その活動の中で自分が一番輝けていたのは?

その経験で得たものを将来にもっていけるとして、自分はどうする?

高校では… 中学では… 小学校では…?

幼稚園の時は… 想像で、お腹の中にいたときは…?

ご自身の「亘」という名前に関してどう感じてる?

一通り、自分の経験したこと、考えていたこと、どうしたいのかを話し終え、その方から島田亘という人間のイメージとフィードバックをいただきました。

「私にはどんな風に聞こえて、どんな風に見えたか、ちょっとフィードバックさせていただいてよろしいでしょうか。」

「そうですね、やっぱり太陽みたいな人かもしれないですね。」

太陽のような存在


太陽みたいな人。おそらく、人生で初めて言われたと思います。正直そんなことを自分で考えたことも感じたこともありませんでした。

「この亘っていう字、日曜日の日が入ってますよね。太陽、お日様って我々にとっては安定して朝登ってくれて、エネルギーを与えてくれますよね。日の光が当たると、なんとなくみんな明るい気持ちになりますよね。そういう太陽みたいに安定して毎日生きてくれるし、エネルギーを与えてくれるし、…」

「この亘っていう字のいわれだとか、話とかずっと聞いてて、上と下にこう線が入ってますけど、なんかその安定感とその温かさと、それがですね、僕には太陽なのかなっていう風になんとなくずっと感じられて。やっぱり安定してるし、温かいし、人に対する親切心というか温かさとかそれをきっと感じるし、安定感っていうのもすごく感じるし、…」

周囲の人から得ているその安心感、安定感、愛情みたいなものがね、ざーっと愛情を注がれて…注がれた分、自分もそれを人にバーッと流していくところに感覚、手応えっていうのを感じるのかもしれないね…」

こうやって自分をみてくださる方がいるんだ。事実、めちゃめちゃ嬉しかったですし、自分に自信が持てた瞬間でした。おっしゃっていただいたことを自分のブログに綴るのも、大変おこがましいのですが、お許しください、笑

そんな存在であるために


この安定した太陽のエネルギーというかね、そういったものをやっぱり目指して、組織の中でそういうことをやっていきたいっていうのを柱にして、そこはやっぱり世の中全体を良くするっていうことにも絶対つながりそうだし、やっぱりそれをやってきた人だし、それを誠実に伝えていくっていうようなことをやっていけばいいんだろうなっていうふうに思いますね。

この面談を通じて、自分がどうなりたいか、どういう存在でありたいかを深く考えられたとても貴重な経験になりました。

就職活動の一環で行った自己分析。ただ、これは體育會活動の中でもいえることだと思っています。

自分の所属する、慶應義塾大学體育會競走部長距離ブロックという組織の中で、太陽のような存在になること。

大学陸上に足を踏み入れ、初めての寮生活が始まったとき、同じ部屋人として優しく迎えてくれた黒澤さんとばなやさん。たくさんご飯にも連れて行ってもらいましたし、ライブにも一緒に参戦したりするほどよくしていただきました。たくさんの愛情を注がれていたと思います。自意識過剰ですね。それ以外にも多くの先輩・同期・後輩に良くしてもらい、自分の中にその愛情・エネルギーを貯めこんできました。

10号のメンバー、黒澤さんとばなやさん

いつかの練習後、「島田さんがポジティブじゃなくなったら、このチームは終わっちゃいますよ。」と、後輩の稲生君から言われたことがあります。そうだ、どんな時も笑顔を忘れずにいよう、と、その時そう思いました。

人のヘッドホンで遊ぶ可愛い後輩、稲生君

ここからは、受けた愛情を後輩たち・チームに流していく番です。たくさんご飯も誘うし、たくさん会話もする。そして練習で先頭を引っ張る。その結晶が結果として実ればいいなと、そう思っています。


長くなってしまいましたが、今回も最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

就職活動真っ只中、これからより一層忙しさを増すことになると思いますが、そんなときこそみんなとご飯に行きます。自分からもたくさん誘うし、「島田さんいきましょう!!」って言ってくれたら快く飯行きます。もちろんかけがえのない同期とも。

次はその名の通り、本当の太陽、鈴木太陽です。頼んだよ太陽。

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慶應義塾大学 競走部長距離ブロック 〜選手たちの軌跡〜
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