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こんにちは。2年の葛西です。
おかげさまで先日二十歳になりました。これからは子供だったら通用した言い訳も全て見るに耐えないものとなるので、自覚と責任を持って日々を過ごしていきたいと思っています。
前回ブログを書いた8月の終わりは心も体も限界寸前でだいぶ手を抜いたものになってしまいました。今回はしっかり書きたいと思います。
シーズンの振り返り
1500m 4'21(高3)→4'10(非公認)
3000m 9'19→8'54(非公認)
5000m 15'57→15'16
10000m 記録なし→32'34
去年は練習はできているのに試合で結果が出なくて苦しみましたが、今年の前半シーズン(夏前)は練習すら出来ずにさらに苦しみました。それでも3000はピーキングがハマって8分台。最低限の結果は出せたかなと思います。しかし本命の5000が15'54と思うようにいきませんでした。
夏の強化期間は陸上人生の中で1番苦しみました。大学入学後はじめての合宿だったのですが常にキャパオーバーで蔵王では2日目から残り日数のカウントダウンを始めました。
9月に入ってからは調子が上がってきて夏以降の5000は15'27→16→18とここまで外すことなくこれています。月末に5000を一本走るのでもう1段階上の記録が出せればと思います。
去年に比べ結果が出せた要因
①自分に合ったピーキングの確立
5000はスタミナよりもスピード持久力や動きの余裕度がタイムに直結するため必要以上に距離を踏む必要はないと考え、レース直前は距離を一気に落として軽いジョグと流しのみにするようにしました。するとレース当日はバネが溜まって練習以上の力が出せるようになりました。
②自分の弱点に合った練習内容
僕の場合、短距離的なスピードはありますが、それを1000m以上維持するためのスピード持久力が欠けていました。それを補うメニューを小野さんが作ってくださり、それがうまくハマりました。
③練習を自分で引っ張る機会が増えた
自分で引っ張る練習をしないと、レースで単独走になったときに一気にペースダウンする恐れがあります。とはいえ前の人のリズムを使って楽する練習も必要なのでバランスが大事だと考えてます。
④厚底をほとんど使わなかった
トラックのレースでは厚底を使えないのでふくらはぎの張りがあまりにも強くて厚底を使わないと故障しそうなとき以外は使いませんでした。とはいえ厚底を使うことで練習の質が上がり、心肺の負荷を上げることができるとも考えられるので正直なんともいえません。
⑤イメトレ、覚悟を決めること
レースの経験が増えるにつれ、どの地点で体のどの部位がどのようにキツくなるかが大体わかるようになりました。僕の場合は2000くらいから脚が回らなくなり始めて動きが崩れるのでここで腹圧を意識して前に合わせるイメージを持ち続けること、ここで少しでもネガティブなことを考えるとすぐに体が固まってしまうので先のことは考えずにただがむしゃらに前に食らいつくことを意識していました。
人生
今シーズンはタイムこそ更新することができましたが調子を崩すことが多く、もう少し詰めるところを詰められれば、ともったいない1年になってしまいました。また去年は高い位置で一定に保たれていたモチベーションが今年はジェットコースターのように安定せず練習がほんとに嫌でしょうがないときも多かったです。特に嫌なのがペース走とロングジョグ。余裕を持てたことがなく、ペース走であればラスト4000、ロングジョグはラスト30分はいつも人生を感じていました。それでもこの二つで苦しんだ分、初めは100mを14秒だったラストスパートが今では400mを62秒でカバーできるまで成長しました。来シーズンはさらに飛躍できるよう、これからはもっと頑張ります。大木と黒澤頼みの2年生世代を変えてみせます。
次は菊池です。
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