KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM 「ROOOT(ルート)」 成果発表イベント 実施レポート 後編
皆さん、こんにちは!
KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM ROOOT(ルート)事務局です。
2023年10月2日(月)より、京王井の頭線「下北沢」を舞台に、個人・企業とわず地域の課題や可能性を掘り下げ、京王電鉄ともに価値創出を目指す共創パートナーを募集するプログラム、「KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM ROOOT(ルート)」がスタートしました。
キックオフと中間発表を経て、2024年6月5日(水)に実施した、ROOOTの区切りとなる成果発表イベントの様子の後編をレポートしていきます。
(前編はこちら)
株式会社FASHION X
駅や商業施設での古着回収を起点に、衣類循環のモデルケースを作ることを目標に取り組んできました。
PoC期間で達成できたことは古着回収、リユース、販売展示です。
古着回収では沿線の駅や商業施設に古着回収ボックスを設置しました。
リユースおよび販売展示では下北沢の古着マーケットへ出店したことに加えて、笹塚でも主催イベントを開催しました。
期間中の取り組みで、経済効果と環境効果の両立を数値として示すことが出きました。今後は衣類循環のインフラ化と回収した古着を基にデザイナーとコラボしたアップサイクルプロダクトの制作を検討していきます。
stadiums株式会社
ROOOTでは、ウェルネスの「きっかけ」と「継続の機会」の提供を目標に、からだの保健室とグループパーソナルを下北ワープにて実施しました。
(1)からだの保健室
28名の参加者と総参加数90回を達成しました。
(2)グループパーソナル
体験12件、入会7件に繋がりました。
6週間継続してもらうことで効果を実感していただき、利用者の声の収集のためにホンネPOSTも活用させていただきました。
また、京王井の頭線の運転手および車掌を対象とした「からだの保健室 for worker」の実証実験を、富士見ヶ丘乗務区で実施しました。
乗務区では参加144名、本社では参加115名という結果になり、喜びの声もいただきました。
PoCを通して、”街の共用部”となるような顧客ニーズの模索をし、参加者からの深く強いニーズを確認することができました。運動の継続までは実証期間で到達できませんでしたが、体に向き合うきっかけづくりについては重要性を感じたので、健康意識が広がる地域社会への模索を続けていきたいです。
freee株式会社
ROOOTでは、「京王線沿線からスモールビジネスを世界の主役に」を目標に取り組んできました。
期間中に起業おうえんマルシェin笹塚を実施しました。
全国から16店舗出店いただき、ほとんど創業3年未満で、中には5店舗応募時点で未開業の方々にも参加いただきました。
freeeではじめての起業に成功したスペシャリティコーヒーを提供する方々は、当日の売り上げ目標達成しました。また、カメラマンの方は1日40組を対応するなどの盛況ぶりで、合わせて出店者から好意的な声をいただきました。イベントでは出店者のDX支援して、クラウドPOSを導入し経営アドバイスに活用しました。これを一過性のイベントで終わらせないために中長期的に事業者のグロース支援を今後考えていきます。
成果発表当日は、多くの参加者から各採択企業者へ、たくさんの応援コメントシーをご記入いただきました!
交流会へ
交流会では、キックオフと中間発表以上の盛り上がりを見せました。
ROOOTは、「さあ、シモキタからはじめよう。」をスローガンに、下北沢から生まれたプロジェクトや事業を沿線に展開し、地域の価値であり、京王電鉄の長期的な利益を同期していくために、スタートしたプログラムです。
最終発表・デモデイを終え、企業採択から半年間のプログラムが締め括られました。ROOOTの取り組みは一旦の区切りとなりますが、ここで終わりではありません。むしろ新たな取り組みのスタートラインとして、どのように沿線展開へつながっていくのか、今後の展開にもぜひご期待ください。
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