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馬肉を食べに行く

しなの鉄道に乗るのに訪れる長野県。
房総とは違って山と豊かな水が溢れる自然に囲まれた地域。
そんな長野で美味しい郷土料理といえば馬肉料理。

馬肉文化といえば長野そして熊本が有名です。
現在は馬肉の生産量は全国5位ですが、昔から馬肉文化は根付いているのが長野県です。
長野県では、年老いた高齢の農耕馬を馬肉を食べ始めたきっかけと言われています。
しかし馬肉の需要が大きくなるにつれ農耕馬が減ってしまい、長野県の馬だけでは供給不足になってしまいました。
そこで、全国の行商人から馬肉を買ってくるようになります。
その行商人たちのことを「ばくろう」と呼びます。
このばくろうが長野県により馬肉を広めたとされています。

そんな馬肉文化の長野。
でかければやっぱり食べてみたくなります。

まずは上田駅前にある食堂の中村屋さん。


ここの肉うどんは馬肉。肉うどんといえば、牛肉、豚肉が定番のように感じますが、やっぱり長野は馬肉です。

馬肉うどんの値段は620円とリーズナブル。

馬肉はうどんの上にたくさん。
牛のように脂っぽくなく、猪のように臭みもない上品な肉です。
甘めのスープは馬肉で出汁をとっているそうで、まさに肉の旨味が凝縮しています。


太めのうどん麺によく合うスープです。
思わずスープまで飲んで完食。
心も体も温まる一品でした。

馬肉料理はうどんだけではありません。
定番の馬刺し。
さくら肉と呼ばれる馬の肉は臭みも無く、あっさりとしてします。
擦りおろした生姜を少し甘めの醤油たれに付けて、口にほおばるともう病みつき。
定食にしていたのでご飯がススムことこのうえありません。

ちなみ

に馬肉の出汁を取るために煮込んだ馬肉は、肉皿としてメニューになります。

肉うどんの馬肉の具が、この肉皿の肉だったりします。
単品であるので、追い肉したい場合は肉皿を頼むといいですよ。
長野の上田に来たら是非とも寄りたい郷土料理の店です。

肉うどん 中村屋

長野県上田市天神1-6-6
0268-22-2014
営業時間:11:30から21:00まで
定休日:水曜日

※車椅子で入れました。

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