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子育てがうまくいかないのはあなたのせいじゃない!
自分の子どもが生まれた時、かわいくて
愛おしくて、とってもしあわせな気持ちになった
のと同時に、この子にわたしと同じような
幼少期を過ごしてほしくないと願った。
だからわたしはこの子を守ると決めたんだ。
しかし、これがわたしの子育ての
苦悩のはじまりだった。
その時はまだ気が付いてなかったんだよね。
自分のことが大嫌いだということを。
「自分と同じような幼少期を過ごしてほしくない」
と思っているわたしは
自分の子ども時代の育ちを否定していたんだ。
今でこそ、わたしは元気印のように
生きているけど、幼少期はまあまあ暗い。
ひとに馴染めず、自分の存在をよく消していた。
学校に死ぬほど行きたくなかったけど
母にお腹が痛いと言えば、医者に連れて行かれ
すぐに学校へ送り届けれられた。
ある日、いつもと同じように駄々をこねたら
母は激怒し、何度も腹を蹴られた。
(虐待はされてません)
母も仕事があって忙しかったんだよね。
わたしはそれ以降、
学校に行きたくないと言うのをやめた。
お友達がいなくて、いつもひとりぼっち。
それを言うと母が心配するから言えなかった。
わたしは小さい頃からひとりの世界にいる
こと好きで、ポツンとしてる子だった。
そんなわたしを母は心配でまわりにいる女の子に
「けいこと遊んであげてね!」
とお願いをするのだ。
あの瞬間、ひとりぼっちはいけないことだと
思い込んだ。
でも、そんなこともすっかり忘れて大人になり
自分がおとなしい子だったことも忘れ、
楽しい思春期を過ごし、
結婚して家庭を持ち、子どもを出産した。
子育てって不思議だよね。
子どもを通して、過去の自分がひょっこり
顔を出してくる。
懐かしい、ほっこりする思い出ならいいけど
もう思い出したくないものにも出会うことが
ある。
嫌な出来事は蓋をして
もう見ないようにして
その自分はなかったことにして
今を生きてきたのに
かわいい自分の子どもを通して
思い出すなんて、最悪だと思った。
過去が邪魔をするから
わたしはいいお母さんになれない。
そんな風にも感じていた。
でも、これが子育てをうまくいかせない
根っこだったんだ。
これに気づいていけるようになってからは
過去の自分に重ねていた我が子が
自分とは違う人間であることを
腹の底から理解できるようになり
子育てがどんどん楽しくなっていった。
子育てを通して、自分の過去が
どんどん成仏していったんだ。
そしたら何が起こったと思う?
自分が好きになった。
自分が好きになったら何が起こったと思う?
過去の捉え方も変わった。
つまり、過去が丸ごと変わってしまった。
今が変わると、過去も変わる。
ひとは過去に生きているんじゃない。
今を生きているんだ。
わたしと同じように幼少期に詰まりを
感じて生きているひとっているのかな?と
思っていたんだけど
行政の子育て相談をしている時に
過去のわたしと同じような体験をしている
ママにたくさん出会うことができた。
子どもがいじめられるんじゃないかと
心配しているママの話をよくよく聴いていくと
実は子どもの頃、自分もいじめられた経験が
あるというひとも多かった。
あとは、実親への恨みね。
実親から「大好き」なんて言ってもらったこと
ないから、我が子に「大好き」が言えません
と涙ながらに話してくれるママもいた。
わたしね、子どもの頃、お母さんに自分の
本当の気持ちを伝えることができなかった。
お母さんを心配させたくなくて
話せなかった。
毎日家事と育児で忙しくて
イライラしてることが多かったから
ビビッて話せなかったのもある。
だけどね、本当はお母さんに
わたしの話を聴いてもらいたかったんだ。
あの時、ほんとうの気持ちを話すことができて
余計な助言もなく、うん、うんって
聴いてもらえていたら違ったんじゃないかと
思うんだよね。
でも、その経験があったから
わたしは子どもの話を聴けるお母さんに
なることができたのは事実。
だから、過去のネガティブなことは
必要があって起こっていたと思える今がある。
過去が変わるというのは
こういうこと。
子どもに問題があるように見えるけど
実はね、それはママが自分と向き合う為の課題。
あなたにもないかな?
人生の中で見ないようにそっと蓋をしまて
こころに奥底に閉まっているものが。
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